長ーく左右にゆっくりと揺れた店内。
船に乗って、揺られているような感じでした。
『ガス漏れが心配なので、外へ避難してください』
とスタッフに言われたものの、そこまでの大きな被害が出るとは思わず、店内に残って様子をみていました。
この日は夕方からの出勤で、母を最寄駅で降ろして仕事に行くつもりでした。
しかし、横浜線はストップしており、仕事が終わったら家まで送ることにして、一緒に会社へ向かいました。
夫は、海岸に近い場所で働いてたので心配でしたが、無事に連絡が取れホッとしたものでした。
母は車内で待機してもらうつもりでしたが、当時の所長が、特別に応接室で待たせてくださることになり、遅番出勤のメンバーと共にテレビを見ました。
信じられない光景が画面に広がり、ことの大きさを知りました。
電車は夜になってもまだ動かず、車で出勤した私は同じ方向の女子社員さんを家まで送ることになりましたが、真っ暗で信号も点灯してない道を走らせたのは怖かったですね。
何とか無事に女子社員さんを送り届けて帰宅しましたが、6Fに住まいのある私たちの部屋はスゴいことになっていました。
玄関では靴箱が倒れて靴が散乱しており、リビングではテレビや小物などが床に落下していました。
この日は朝まで眠れず、片付けをしながらテレビを見ていました。
原発の映像も恐ろしかったです。
神奈川の住まいなのでこの程度で済みましたが、本当に本当に大変な震災でした。
昨年の夏にAさんと被災地を車で回りました。
まだまだ復興には至っていないところ、既に綺麗に整地されているところ、複雑な思いで言葉を失いました。
3/11、本当に忘れてはならない日です。
14:46に黙祷を捧げます。
亡くなられた方に心からご冥福をお祈り申し上げます。