さてさて、前回から続きます。歴史好きの方にはもちろん、一般の方にも物足りないビミョーな史跡
河越館跡史跡公園 です。
常楽寺裏側に広がる敷地は、たびたび発掘調査がおこなわれてきました。
ただの草原だったのが、2009年に大規模な整備が行なわれ史跡公園として生まれ変わりました。
とはいうものの、いかにもお役所仕事で作られた公園の雰囲気満点です。
川越市が提案する『市民の憩の場』としては使いづらく、木陰も無いので夏場は誰もいません (;^_^A
土塁や堀、住居跡が何層にもわたって築かれているので、調査・保存が一筋縄でいかない感じです。
しかも敷地が広いため、草刈りや整備など維持管理にはかなり費用がかかりそう (´・ω・)
雰囲気で再現された空堀や井戸跡が点在するくらいで、特に目玉となるものはありません。
出土品は隣の小学校に展示してあり、遺構のほとんどは保存のために埋め戻されています。
現在、実際に見られる遺構はわずかに残る土塁くらいです。小奇麗な公園を作るより、こういった自然のものこそ保存していくべきだと思うのですが、いかがでしょうか?
セミが盛んに鳴いている木陰は心地よい風が抜け、いつまでも座っていたい気持ちになりました。
誰も期待していないのは承知しながらも、残りの写真は次回(その3) につづく… \(^o^)/
【P.S.】