--- メロウ・マイスター 臼倉登貴雄 ---


Snipping Tool のイメージ

 

前号では、強化された「新しい Snipping Tool(スニッピングツール)」を紹介しましたが如何だったでしょうか?。

 今号では、引き続き「新しい Snipping Tool」を紹介いたします。
 特に、「Snipping Tool」の便利な使い方について紹介いたします。
     ★ ★ ★ ★ ★
 ≪目次≫
1.新しい Snipping Toolの機能
2.「Snipping Tool」の使用方法
  Snipping Toolの起動方法
  Snipping Toolの起動時の表示画面の説明
3.切り取り(スクリーンショット)の方法
  切り取り開始の仕方
  キャプチャ(切り取り)モードの種類
  「遅延切り取り」時間の設定
  「遅延切り取り」機能の使い方
  遅延切り取りが役立つ場面
  切り取り後のSnipping Toolの表示画面説明
--ここまでが254号で紹介--
4.進化した図形描画でキャプチャをアレンジ!
5.新しく搭載された「OCR機能」の使い方
6.録画する方法
7.設定ツールのお勧めの設定方法
8.特に便利な使い方
     ★ ★ ★ ★ ★
 それでは、「Snipping Tool」の便利な使い方の紹介をいたします。
 ★進化した図形描画でキャプチャをアレンジ!★
 キャプチャしますとツールバーの中央に「図形」ボタンが表示されています。
 ※Windowsのサイズが小さいとキャプチャー後のツールバーの一部は下部に表示されます。
 ツールバーの「図形」ボタンをクリックしきすと描画ツールが表示されます。
 描画ツールは、左から「絵文字」「正方形」「楕円」「直線」「矢印」「塗りつ ぶし」「アウトライン」」です。
≪特記≫
 描画ツールが表示されない 「Snipping Tool」 がありました。
 手元の5台のノートパソコン(OSはWindows 11)の内、2台のパソコンの 「Snipping Tool」の「図形」ボタンをクリックしても描画ツールが表示されないの です。
 「Snipping Tool」の削除、再インストールしても解決できませんでした。
 生成AIで確認したらパソコンの解像度の問題とかの回答がありましたが、同じ解 像度なのに表示されるパソコンと表示されないパソコンがありました。
 原因不明のままです。
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 描画ツールの機能についてご紹介します。
●「絵文字」ボタン:
 様々な記号や表情の絵文字が選択できます。
 拡大・縮小は4つ角をドラッグして行います。
 回転は絵文字の上部にある回転ボタンでできます。また、絵文字を右クリックし ますと削除、90度、180度の回転のメニューがあります。
 削除は絵文字を右クリックして「削除」を選択してください。
 「消しゴム」ボタンで消すこともできます。
●「正方形」ボタン  画面上でドラッグしますと「正方形」を描けます。
 「正方形」の回転はも可能です。回転は「正方形」の上部にある回転ボタンでで きます。また、「正方形」を右クリックしますと削除、90度、180度の回転の メニューがあります。
 線の色、不透明度、線の太さは「アウトライン」のプルダウンリストで変更しま す。
 図形の塗りつぶしは「塗りつぶし」のプルダウンリストで色と不透明度が設定で きます。
≪参考≫
 塗りつぶしとアウトラインの設定方法  塗りつぶし:ピンク・不透明度16%、アウトライン:赤・不透明度100%・線の幅5、  数回のクリックで、効率よく画面キャプチャを装飾できます。
 基本の操作は、図形を選択し、サイズ調整、色・透明度の選択(調整)の順に行 います。
 画面表示を見ながら直感的に操作できるので、使っていくほどに慣れてくるかと 思います。
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 削除は「正方形」を右クリックして「削除」を選択してください。
 「消しゴム」ボタンで消すこともできます。
●「楕円」ボタン:
 画面上でドラッグしますと「楕円」を描けます。
 「楕円」の回転はも可能です。回転は「楕円」の上部にある回転ボタンでできま す。また、「正方形」を右クリックしますと削除、90度、180度の回転のメニ ューがあります。
 線の色、不透明度、線の太さは「アウトライン」のプルダウンリストで変更しま す。
 図形の塗りつぶしは「塗りつぶし」のプルダウンリストで色と不透明度が設定で きます。
 削除は「楕円」を右クリックして「削除」を選択してください。
 「消しゴム」ボタンで消すこともできます。
 「直線」ボタン:
  画面上でドラッグしますと「直線」を描けます。
 「直線」の回転は「直線」の両端をドラッグしできます。
 線の色、不透明度、線の太さは「アウトライン」のプルダウンリストで変更しま す。
 削除は「直線」を右クリックして「削除」を選択してください。
 「消しゴム」ボタンで消すこともできます。
「矢印」ボタン:
  画面上でドラッグしますと「矢印」を描けます。
 「矢印」の回転は「矢印」の両端をドラッグしできます。
 線の色、不透明度、線の太さは「アウトライン」のプルダウンリストで変更しま す。
 削除は「直線」を右クリックして「削除」を選択してください。
 「消しゴム」ボタンで消すこともできます。
 「塗りつぶし」ボタン:
 プルダウンリストを開きますと「正方形」と「楕円」の色と不透明度の設定がで きます。
 「アウトライン」」ボタン:
 プルダウンリストを開きますと「正方形」と「楕円」と「直線」と「矢印」の色 と不透明度と線の太さの設定ができます。
≪参考≫
 もし、「塗りつぶし」または「アウトライン」で不透明度を変更した後にパレッ トが消えない場合があります。その場合は、不透明度の調整バーの青丸をクリック して再確定すると、パレットが消えて次の動作へ移ることができます。
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 以上が、描画ツールの紹介と使用方法です。
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 ★新しく搭載された「OCR機能」の使い方★

 画像の文字を読み取るテキストアクション機能(OCR)です。
 画像に表示されているテキスト(文字)をコピーできます。
 新しく搭載された「OCR機能」です。
 非常に便利な機能です。
 ★使用方法は下記のとおりです。
 コピーする場合は、画面の上部にある「テキスト アクション」ボタンをクリック しますとクリップボードに登録されますので、その後、必要な箇所に「貼り付け」 ることができます。
 「テキスト アクション」ボタンをクリックしますと、画面の上部にある「クイッ ク編集」のプルダウンをクリックしますと、設定した電話番号やメールアドレスに チェックを入れますと自動マスキング(黒塗り)ができます。
 また、自動マスキング(黒塗り)を取り消したい場合はプルダウンの「すべての 編集を削除する」をクリックします。
≪参考≫
 「メールアドレス」と「電話番号」にチェックを入れて使用したら「黒塗り」さ れたのは「メールアドレス」だけでした?。
 その後、原因がわかりました。電話番号に「-」が入っていると認識されない ようでした。
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 以上が、「OCR機能」の使い方の紹介です。
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 ★録画する方法★

 「Snipping Tool」は画面を切り取るだけのツールから、画面の録画機能追加は今 まで以上に便利なものになっています。
 動画の画面の指定範囲をMP4形式で録画できるようになっています。
 音声も一緒に録音できます。
 ※録画機能は、Windows 11 でないと使えません。
 録画する手順は下記のとおりです。
1.Snipping Toolを起動:
 スタートメニューから「Snipping Tool」を探して起動します。
 または、ショートカットキー Windows + Shift + S でコントロールバーを表示し ます。
2.録画モードに切り替え:
 コントロールバーにある「録画」アイコンをクリックします。
 または、Windows + Shift + R で直接録画モードに入ります。
3.録画範囲を指定:
 マウスで録画したい範囲をドラッグして選択します。
4.録画開始:
 「開始」ボタンを押すと、3秒のカウントダウン後に録画が始まります。
 音声やキャプションの追加も可能です。
5.録画停止:
 録画を終えたら「停止」ボタンを押して終了します。
6.保存:
 動画を保存します。自動保存もできます。
 MP4形式で保存されます。
 GIF形式で出力することも可能です。
≪参考≫
 GIF形式で保存するには、録画完了後、録画が終わると通知が表示されますので、それをクリックして編集画面を開きます。
 編集画面の右端にある「GIFを作成」ボタンをクリックします。
 画質は「高(24fps)」か「低(12fps)」から選べます。
 作成されたGIFはファイルとして保存するか、クリップボードにコピーしてすぐ共有もできます。
≪注意点≫
 GIFは最大30秒までです。それ以上は最初の30秒だけが保存されます。
 GIFで操作説明を作ると、シニア向けの資料にもぴったりですよね。
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7.編集も可能:
 録画した動画は「Clipchamp」などのアプリと連携して編集できます。
≪参考≫
 Clipchampは、Microsoftが提供する無料の動画編集アプリで、Windows 11には標準搭載されています。初心者でも直感的に使えるように設計されていて、シニア向けのサポート動画やSNS用の短編動画づくりにもぴったりなんです。
 ※Clipchampの紹介は別の機会にいたします。
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 録画機能は、ちょっとした操作説明やサポート資料づくりにもぴったりです。
もし、シニア向けのサポート資料に使うなら、録画範囲を大きめにして、ゆっくり 操作するのがコツかもしれません。
 以上が、「録画する方法」の紹介です。

 ★設定ツールのお勧めの設定方法★

 Snipping Toolの設定ツールには、使いやすさを高めるための細かいカスタマイズ 項目がいくつもあります。
 ここでは、Snipping Toolで使える「主な設定項目」を紹介します。
1.Snipping Toolの設定画面の開き方  Snipping Toolを起動し、右上の「…(もっと見る)」メニューをクリックします。
2.「設定」を選択しますと、各種オプションが多数表示されます。
 設定のオプションは下記のとおりです。
<領域の切り取り>
 ・自動的に変更にコピー:
  スクリーンショットの編集内容はクリップボードに自動的にコピーされます
 ・元のスクリーンショットを自動的に保存する
  スクリーンショットの保存先
  D:\OneDrive\画像\Screenshots変更 「フォルダーを開く」※ボタン
  ※この保存先は私の設定です。
 ・編集した後でウィンドウを閉じる際に確認する
 ・複数のウィンドウ
  別のウィンドウで新しいスクリーンショットを開く
 ・各スクリーンショットに境界を追加
 ・HDR スクリーンショットのカラー コレクトレーター
  HDR モニターで撮影したスクリーンショットの色を調整します
<画面録画>
 ・自動的に変更にコピー
  画面録画の編集内容は自動的にクリップボードにコピーされます
 ・元の画面録画を自動的に保存する
  画面録画の保存先        「フォルダーを開く」※ボタン
  C:\Users\user\Videos\画面録画 「変更」※ボタン
  ※この保存先は私の設定です。
 ・編集した画面録画の保存を依頼する
  画面録画の開始時に既定でマイク入力を含める
  画面録画の開始時に既定でシステムオーディオを含める
<ショートカット>
 ・PrintScreen キーを使用してSnipping Toolを開く                      「Windows の設定の変更」※ボタン <外観>
 ・アプリ テーマ   ※右端のプルダウンをクリックすると下記メニューが表示
  〇ライト
  〇ダーク
  ◎システム設定を使用する
  このアプリについて
  Snipping Tool 11.2507.15.0
 ★お勧めの設定
<領域の切り取り>
1.自動的に変更にコピー 「オン」
2.元のスクリーンショットを自動保存する 「オン」
 キャプチャした画像を自動で保存するフォルダーを指定しましょう。
 例えば、「ピクチャ > スクリーンショット」フォルダに保存
 ※私は複数のパソコンで使用しますので「OneDrive\画像\Screenshots」に指定し ています。
3.保存せずに閉じるときの確認 「オン」
 編集せずに閉じようとすると、保存確認メッセージを表示します。
4.境界線の追加 「オン」
 キャプチャ画像の周囲に色付きの枠線を追加できます。
 右端のプルダウンをクリックしますと枠線の色と太さを指定できます。
<画面録画>
1.元の画面録画を自動的に保存する 「オン」
  画面録画の保存先
  C:\Users\user\Videos\画面録画 「変更」※ボタン
  ※この保存先は私の設定です。
 これらの設定をうまく使えば、作業効率がぐっと上がります。
 特に、「自動保存」と「クリップボードコピー」は、サポート資料づくりや講座 中の画面共有に便利です。

 ★シニア向けにおおすすめの設定

 シニアの方にとってSnipping Toolをもっと使いやすくするには、「視認性」 「操作の簡便さ」「誤操作防止」を意識した設定が必要です。
 以下におすすめの設定を紹介します。
1.自動保存を有効にすします。
 保存し忘れを防げるます。
 「スクリーンショットを自動保存」を「オン」にします。
2.保存時の確認を「オン」にします。
 間違って閉じても安心です。
 「保存せずに閉じるときに確認」を「オン」にします。
3.境界線を追加をします。
  切り取った範囲が分かりやすくなります。
 「境界線を追加」を「オン」にします。
 ※色も選べます。
 この設定を有効にしますと、四角形などで切り取った領域の周囲に指定した色の 枠線が表示されるようになります。
 ちょっとした色の工夫で、資料や説明画像がぐっと見やすくなります。

境界線設定のイメージ

 

4.アプリのテーマを「ライト」に設定します。
 明るく見やすい画面になります。
 「アプリのテーマ」を「ライト」にします。
 ※「システム設定を使用する」と「ライト」は同じ画面ですので特に変更は不要 でしょう。
5.タスクバーにピン留めしましょう。
 すぐに起動できるようになります。
 Snipping Toolを右クリック →「タスクバーにピン留め」でできます。
 ※私は頻繁に使用しますので「タスクバーにピン留め」しています。
 ※ショートカット キーでの起動も使用しています。
5.キャプチャ後に注釈を追加します。
 ペンや蛍光ペンで「ここをクリック」など書き込めます。
6.Clipchampと連携して録画後に簡単な編集や文字入れもできます。
 以上が、設定ツールの便利な設定方法です。
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 ★特に便利な使い方★

1.ジャンプリストの使い方  「Snipping Tool」のジャンプリストでは、最近キャプチャした画像ファイルに アクセスしたり、特定の機能(例:「共有」コマンド)を直接利用したりできます。
 メニューやタスクバーの「Snipping Tool」アイコンを右クリックすることで、 これら最近のファイルやよく使う機能の一覧が表示され、素早くアクセスできます。
 表示されたジャンプリストには、主に以下の項目が表示されます。
 最近使ったもの:
 最近保存したり、Snipping Toolでキャプチャした画像ファイルが表示されます。
ここからファイルを開くことができます。?  ピン留め:
 よく使う機能や特定のファイルを、常にジャンプリストに表示させるためにピン 留めすることができます。
 タイマー:
 遅延タイマーを選んでスクリーンショットすることが可能です。
 共有:
 最近のキャプチャ画像を、スマートフォンなどの他のデバイスへ送信するための 「共有」コマンドが表示されることがあります。
 機能への直接アクセス:
 Snipping Toolの特定の機能に、ジャンプリストから直接アクセスして起動させる ことができます。?
 ★ジャンプリストのメリット
 時間短縮:
  Explorerを開いてファイルを探す手間なく、よく使うファイルや機能に直接アク セスできます。
 効率化:
 頻繁に編集・共有する画像を素早く開いたり、特定の機能を呼び出したりするの に役立ちます。
 ※ジャンプリストは「Snipping Tool」だけではありません。「Word」や 「PowerPoint」でも同様です。
2.キャプチャ後に画像を拡大表示する方法  Snipping Tool自体には「拡大鏡」機能はないけど、キャプチャ後に編集画面で 画像を拡大して確認することができます。
 「Ctrl + マウスホイール」でズームイン・アウトができます。
 また、キャプチャした画像を拡大表示するには、Ctrl + +(プラス)キーを押し ます。縮小するにはCtrl + -(マイナス)キーを押します。
3.キャプチャーした画像を右クリックを使用しますと。
 名前を付けて保存、コピー、共有、Bing で画像検索が素早くできます。
4.連続してスクリーンショットが可能です。
 設定で「複数のウィンドウ」を「オン」すると複数のプレビュー画面をそれぞれ 別ウインドウに表示できますので、ファイル保存を後回しにしてどんどんキャプチ ャーしていけますので作業がはかどります。
 以上が、特に便利な使い方の紹介です。
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 以上が、新しい「Snipping Tool」の紹介です。
 大変便利なアプリですので、ぜひ、ご活用ください。