人には誰だって裏の顔がある。そんなことは誰だって知ってることだ。そんな世の中の仕組みいついて語るほど偉くはないが、はっきりと2つに分かれさせられるこの世界にはうんざりしている。第1に、このブログを書いてる者ははっきりとした性別をもちたくないと思っている。書いている者...ここからはTokisameからとって雨と言おう。雨は体は女性で、幼少期は何の疑いもなく、女性として生きていた。可愛いものが好きで、可愛い色も好きで、好きなことはお絵かきで。それでも今の人は言うだろう。「可愛いもの好きの男性もいる」と。まったくその通りである。雨は何の疑いもないまま小学校に上がった。スカートやワンピースが好きだった。それでもある同級生にいつもスカートなどを着ていることに「キモイ」などと言われる。小学生の時はただその子がそういうものが嫌いだから言っただけと思い、何も気に留めなかった。しかし、その簡単な言葉だけが、”性別”というものに対し、嫌気がさす原因となった。さて、「キモイ」と言われ気にしなかった雨は中学生になった。制服が導入されており、私服を着る機会が少なくなった。女子はスカートを強制され、誰も文句を言わなかった。ここからは雨の心情の話になるが、雨は1年のクラス替えで「キモイ」と言ってきた子と同じクラスになった。同じクラスになったことで、日常的にそんな視線を感じることが多くなり、しかもだ。別の小学校だった子にもそんなことを伝え、クラス内では静かに孤立していった。少なからず友人はいたが、精神的に酷く生活しずらいクラスになった。クラス外にはずっと仲の良かった友人がいたので昼休みなども頻繁に行っていたが、友人は自分のクラスに馴染めているようだった。だんだんと昼休みに行く回数は減った。互いのことを何も知らない友人とも呼べないような人間と知ったかぶりの会話をする。だんだんと雨の心は疲れていった。冷たい視線、偽りの友人ではない人間との会話。何もかもに疲れたんだ。2年生に上がった。1年生の時の人とは違ったが、クラスの状況は悪化した。初めてあった人に初対面から「話しかけてないで」と言われ、たびたび悪口を言われた。そして、クラスの人たちに陰口を言われていた。性格がに気に食わなかったのだろう。これがクラス替えをして2か月の話だった。疲れていた心には十分すぎる攻撃だった。もう何もかもどうでもよかった。分かってしまえば、こんなことは終わるのだろうか。いや、いっそここからいなくなってしまえば、そんなことも何度も考えた。体に自ら物理的な傷を増やし続けた。それでもいなくなるための行動はしなかった。友人も同じことに苦しんでいたからだ。雨は思った。「自分がこのクラスから消えたら、友人はこの世界から消えてしまうだろう」と。だから耐え続けた。互いの支えは心の内を少しだけ知ってる友人だけだった。「変わりたい」そんな願いを抱えたまま、雨は受験生になった。

クラスが変わった。担任は生徒をとてもよく見る人で、過去に何かを言ってきていた人たちとはすべて違うクラスになっていた。平穏が訪れたのだ。3年になった時から雨は制服をズボンに変えた。少し長った髪も短くした。ぱっと見は男子になったのだ。そのおかげもあって、その1年間容姿に何かを言われることもなく、それに悩まず、受験勉強をすることができた。

さて、少し話を戻すが、3年の初めに仲良くなったとある人がいた、その子をここからは星君と呼ばせてもらう。性別が明らかになってしまうような呼称をつけることは嫌いだが、便宜上そうするしかないので、そうさせてもらう。

星君は彼女がいた。雨はどちらかはっきりしない容姿のまま星君と仲良くしていた。彼女の方とは仲が良くなかった。しかし星君とは仲が良かった。そして彼女さんは雨の過去を知っている。だからこそ近づいてほしくなったのかもしれない。

雨はそんなことはお構いなしに1年間星君と行動を続けた。その結果、体のラインによって区別されてしまうことに窮屈さを感じるようになった。「胸オペを受けたい」としかし家族にはそんなことを言わず、中学校を卒業してしまった。

雨は現在高校生だ。中途半端な性別でいたいことをひたかくし、短い髪、ズボンの制服、所見ではどちらかわかない容姿で、女性であろう友人と過ごしている。本当は違う人とも過ごしたい気持ちをひた隠し、将来、”完全な”女性の体を捨ててしまうことも隠しながら、また騙し騙し生活し、生きている。

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

この話は実話でして、中学生のころにうつ病らしきものを発症し体を傷つき続けました。

そして2年生の時の友人ですが、友人もやはりうつ病らしきものを発症していたようです。

作者である雨ですが、今現在は大きな落ち込みはなく、比較的楽な生活を送っています。友人は未だ大きな落ち込みがあるようです。誰にも言えていないですが、友人も雨自身もここから悩みに向かって行動してくと思います。

雨は大学生になって手術費を稼ぎ、家を出、家族から離れたのち手術を受けようと考えています。

受けるのは胸を取るものと、子宮を取るものとしています。性器に関しては変えるつもりはまったくありません。

完全なる性別のはっきりする体はやはり嫌なのです。最後になり長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。また何かありましたら更新いたします。

 

では、長々と失礼しました。