サブ基板交換・他ヒマネタ | 老眼でリールが見えません(仮)

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大阪で暮らすサラリーマン視点で、パチンコ・パチスロに対する思いをダラダラと綴ります

今回、ボーナス直前「金欠・実戦なし・ヒマネタ」の三重苦記事ですので、読み飛ばしでOKです。


■サブ基板交換


御存知の方も多いと思いますが、旧北斗、北斗転生、番長2、バイオ5について、全台に「サブ基板交換」が実施されます。「不正遊技等防止対策」ということなのですが、いろんな記事を見ても実態がよく判りません(※)。「全台交換」という規模の大きさ、複数メーカにまたがっている(サミー系列でない大都技研も含まれている)ことから、ゴト師集団レベルの話でない事は想像できます。


※日電協セキュリティ委員長の説明
(p-world掲載、月刊グリーンべると記事から引用)
「昨年より何者かによってサブ基板を交換される事案が発生、確認されたホールから異常を確認する問い合わせがあった。(異常を示した)基板を確認したところ、そのほとんどが目視では判らない精巧な改造品であることが判明した。当該基板のロムはその内容を知りうるものが意図的に遊技メダルを搾取できるように改ざんされており、ホール並びに一般の遊技者が損失を被る恐れのあることが確認されている。さらに行政当局からも、これらの事案に対し早急な対策を求められている」


……もし日電協の説明通りであれば「シマ封鎖」する店があったとしても不思議ではないと思いますが(汗)。少なくとも私が立ち寄る界隈で「シマ封鎖」になっているところはありません。ホールに実害が出ない方向の不正=客が損をする類の不正が起きる(あるいは、もう起きている)と考えるのが自然でしょう。「業界ぐるみで客を騙してたんじゃないの?」という疑惑が拭えない事件です。「不正遊技等防止対策」という耳触りの良い言葉で誤魔化され、当然誰も罰も受けず……なんだかなぁ。


ところで、この問題には面白いオマケが。今回の基板交換、時期が秋口になる=旧北斗・番長2が検定切れになった後になるということが全日遊連の通達で確実になりました。基板の交換ですからホールは「変更承認申請」を出さないといけないのですが、検定切れ機種についてはこの申請ができず、先に「認定(=乱暴にいうと「ウチのホールでは検定期間を延長してください」というお願い)」を申請しなければなりません。この手間・費用をかけるかどうかでホールの営業姿勢が、ある程度測れるのではないかと考えています。


これを機に旧北斗・番長2をハズす凡百店なのか。その機種についたファンのために認定申請+変更承認申請してまで残してくれる店なのか。特に番長2は未だに人気が高く(かつ、大都が後続のヒット台を出せていないことから)ホール側にとっても「番長が打てる店」という付加価値を付ける大チャンスです(番長ファンの「聖地」になれるかもしれません(笑))。


ここで大胆予想:この騒動を見越したのか、大都の次機種は「サラリーマン番長」なのですが……きっと、とんでもないコケ方を(以下自粛)。


■日電協総会、里見理事長のあいさつ


(p-world掲載、月刊グリーンべると記事から引用)
里見治理事長は「遊技機の人気が落ちているのは、確率のみでゲームが成立していることも要因。もっと偶然性を含めた面白いゲーム性や短時間で遊べる遊技機も必要。風適法は施行されてから30年ほどになるが、抜本的な改革を行う時期に来ている。我々の業界は規制緩和というより、規制改革を組合として取り組んでいかなければならない」と危機感を表明し、多様化に向けた規制改革を推進する意向を表明した。


メーカには規制改革(そしてホールには規制緩和(笑))。まったくその通りです。里見くん、判ってるじゃないか(誰だオマエ(笑))。


この話をしたのがサミーの里見さんだというのが面白い(アクロスを擁するユニバが言うならまだ判る)。短時間で遊べる遊技機、サミーからもぜひお願いします(「1536あべし」は長いって(笑))。


規制改革は、とりあえず「出玉に対するボーナス比率の下限(※)設定:10%以上」くらいからいっときましょうか(=「常に成立しているゼロ枚ボーナス」の禁止=AT機の禁止)。


※5号機の規則では「上限」が設定されています(CTなしは60%、CTありは70%。ボーナスの獲得枚数が多いノーマル機(初代エヴァとか)が、枚数多めのベルでダラダラ増える仕様なのは、この規則のためです)。


■コンサルになれる?


最近のパチスロ業界セミナーでの話題は「1000円47枚貸し」。当ブログでは昨年末に消費税対策として登場を鋭く予言(大袈裟&手前味噌)していたのですが(2013.12.27付「ノーマル復権なるか」<余談1の余談>)、実際に大手チェーンが取り組んで成功モデルを作ったことで、にわかに業界が盛り上がっているようです。


※私の予想と違っていたのは「1000円47枚貸し・1000円50枚交換をもって『等価交換』という(あくどい(笑))」と思っていた処、実際には交換時も47枚なので客側に若干の「お得感」が出ているということ。客のことを考えての措置なのか、税法上ややこしくて実施できなかったのかは判りませんが(汗汗)。


さらに中小向けセミナーのテーマでは「上位店舗のマネをするな」「顧客層を把握して店の特色を生かせ」「バラエティ注力も選択肢のひとつ」等々の講義もさかんに行われているとか。いやいや、もう何年にもわたって当ブログで散々(というより常時)言ってきたことですが……(汗汗)。


これらのセミナー、参加費の相場は20K~30Kだそうです。
脱サラして遊技業コンサルでも始めようかな(やめとけ)。


<余談>
先日、ジャンバリTVで「ういち氏の我流伝」を観ていた処、貯玉補償についての話をされていました。私も「あなたの貯玉は守られています」というポスターは見たことがあるのですが、そこに注意書きで「貯玉相当の商品と交換」と書かれているとのこと。


なるほど! 目から鱗が落ちました。ホールが潰れても貯玉が消滅しないように別会社が補償するというだけで安心していましたが、その会社が「三店方式」を踏襲する必要はありません(むしろ踏襲できないと思う)。当然現金で補償するのではなく「貯玉相当の商品」となりますし、もしかすると景品規則は踏襲して「商品ひとつの単価上限は1万円」なのかもしれません。ういち氏は番組内で「10万円相当の要らない冷蔵庫が届く」と言っていましたが、もしかすると「1万円相当の要らない『何か』が10個も……」(笑)。


「他店と貯玉の行き来ができるようになる」という噂もありますが、しばらく先の話みたいですし、貯玉・貯メダルを大量に抱えている方はとりあえず御留意ください。