銀行に超債務超過の決算報告書を提出していく

ひとつの銀行は少し前から「赤字決算を出します」

と伝えていたのでショックは小さかった

なわけない!

びっくりするくらいの債務超過なので

各行とも今後どうするかの打合せが

頻繁に行われ…無い

ありゃ!?

銀行さんは意外と淡白なのね

まだ法的整理の申し立てなどをしたわけでもなく

事業はきちんと回っているから様子見といったところなのかな

じっくり(イヤじっくり見なくても)試算表と資金繰り表を見たら

9月にはキャッシュが足りなくなって

(債務超過なので追加融資は受けれないし、手形のジャンプも無理やし)

会社が崩壊するのがわかるのに

とりあえずは「何もしない」スタンスか

フンッ銀行って結構いいかげんやね

うちにかまってる暇はないのかも

他のもっと血みどろな会社とやりあってるんだろう

ま、とりあえず何もしなくていいなら何もしませんよ~

過去の粉飾紛いの決算は

俺が組んだわけでもないし

当時の経理の責任者はもういないので

ほっとこ

しかしその埋め合わせ、帳尻あわせは

これからの決算に発現するよなぁ

ん~俺のこの会社での初めての決算が

スーパー債務超過に転落で

会社創設以来初の赤字でもある

社長は何て言うやろ

そこまでの関係築けてないよ

軽くジャブ打ってみるか

「社長このまま普通に決算組んだら大赤字です」

「大丈夫やで、口約束やけど2億円の売上があるから」

………

さー出てきましたよ

中小企業特有の売り上げ操作!!

その内容は

元請け企業に対する共同研究開発費を50%元請けに負担してもらおうというもので

(かかった費用の半分を売上としてもらう)

経緯を聞くと全くのホラ話でもなく

元請けもある程度認めている様子

しかし実際のところは

過去の共同開発に関する契約を一切結んでいないため、

ウチが勝手に研究しちゃったことになっている

(もちろん売上としてはもらえない)



これはさすがに下請けイジメだ!

と思ったが契約書が全て。

契約(注文書)自体が存在しないため

裁判になっても負けるらしい



んで決算時点では契約書がないため

2億円は単なる架空売上になってしまう

そんな売上を決算に計上できないし

顧問会計事務所も

そんなことできるかっ!って怒ってた

そんなこんなで

スーパー債務超過の決算が完成した

社長は不満そうだが

数字に詳しい連中がそう言うなら

そうなんだろうと諦めたみたい

しかし債務超過の決算を組むことで

銀行の態度が一変しちゃったわ

それまでは優良企業(もちろん返済も延滞などなし)

で通ってたから、決算書をみて

銀行はてんやわんや



さあ本格的に

会社としての今後=存続できるのか?

を考える必要がでてきましたよ

(俺はこの時点で9月末には法的整理だな

と漠然と思ってたな)

H20年度決算は1億円以上の債務超過!
真っ赤っかや!
売り上げは7億円くらいなので

もう、アカンわな…(M&A)

普通に考えて融資のジャンプもできない

まじ、アカンわな…(M&A)


ここから始まる一年間
スタートの合図が鳴ったわ
逆戻りはデキマセン


これからどうやって生きていこうか
この時点で転職・入社してから一年もたってないやん

俺の入社直後に会社のナンバー2が辞め
さかのぼること数ヶ月前には
総務経理のボスが辞めていたのは
そういうことかっっ!

くっそう…
どうしよかな…



あれから一年
H21年度の決算も終了

ん?
まだ、生きてる!?(M&I)

どうやって生き延びたかを
思い出しながら書いていこ

いつか誰かの参考になるかな