トケイ日記
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突然ですが移転します。

なんかアメブロ重いんで、

◇日常と小説◇

に移転しました。よろしくお願いします。

第四.五話:世界の裏側では


 神様は、みんなのことをいつも見守ってくださるって。
 ママはそう言った。
 そして、困った時は柔らかく微笑んで、あたたかな腕を差し伸べてくれるんだって。
 ママは本当のことを言ったのかな?
 神様は本当にいるのかな?
 あたしは、一生けんめい毎日お祈りをしたんだよ。

 かみさまかみさま、ママを助けてください。

 でも、ママは死んじゃった。
 神様は本当にいるの?
 神様はあたしのお祈りを聞いてくれなかったの?
 神様はどうして助けてくれなかったの?

 あたしはひとりぽっちになって、ママと住んでたおうちにもいられなくなって、今は道端で暮らしてます。
 いつもおなかはすいてるし、夜はとっても寒いの。
 かみさまかみさま、あたしを助けてください。ママを返してください。
 神様、ねぇ、聞こえてる……?
 

じいちゃんと私。

飲み会帰りに夜道を歩いていて、ふと小さかった頃のことを思い出した。
お父さんの運転する車で山に行った時のことだ。
田舎から、じいちゃんばあちゃんも出てきて、どっかの山へ紅葉でも見に行ったんだろう。
山道は曲がりくねっていて、後部座席の真ん中に座っていた私は右へ左へとゆらゆら揺れた。右に倒れるとじいちゃんにぶつかってしまう。
幼い頃の私は自分で言うのもなんだがすごく奥ゆかしくて、まるで子供っぽい図々しさがなかった。それで、じいちゃんに遠慮して頑張って右へ倒れないようにしていた。
するとそれに気付いたじいちゃんが、わざと私に向かって倒れてきた。
「ほれほれ、つぶしちゃうぞー」
小学校の校長をしていたじいちゃんは、子供の扱いに長けていた。
私も、ここは喜んでおくべきところだろうと判断し、きゃっきゃっと笑った。

ていうか、素直に喜べばいいのに、なんでその時はそんなことが出来なかったんだろう。嫌な子供だった。
でも、私はじいちゃんのことが好きだったから、頑張って喜んだのだ。

第四話:甘酸っぱい恋をシマシタ★


 うちの母さんは、ちょくちょく見舞いに来て世話を焼いてくれる。ありがたい半面申し訳ない。

 それを母さんに言ったら、
「子供はいくつになっても子供なんだから、甘えときなさい!」
 と言われた。うーん、母の愛。恥ずかしいとか思わずに、ありがたく受け取っておくことにしよう。

 そういえば沙耶ちゃんも、暇さえあればお父さんの見舞いに来ているようだった。

 聞くところによると杉田さんの病状は安定していて、まもなく退院できるとのことだったが、それでも身内にとっては心配なんだろう。

 杉田さんが寝てしまうと、沙耶ちゃんは俺のところに遊びに来た。俺も、頭が痛くない時は極力沙耶ちゃんと話すようにした。

 今から仲良くなっておかなきゃ、“神様”引き継ぐ時に大変だと思ったからだ。

 ところが、大事件が発生した。

 単に“神様”後継者としか思ってなかった沙耶ちゃんが……可愛いのだ。

 やべぇ。マジやべぇ。いっつもセーラー服で来んなよぅ!

 背が低くて、目がくりくりしてて、肌が白くて、ショートカットにしてる沙耶ちゃん。

 髪の毛は茶色に染めてるけど、サラサラで全然痛んでないんだよ! ここ重要!

 そんな沙耶ちゃんが、俺のベッド脇の椅子に座って、俺の話に耳を傾けてくれて、時には小首なんて傾げちゃうのだ!

 うわー。

 しかし困った。俺は沙耶ちゃんに、こんな可愛い沙耶ちゃんに嫌われたくはない。

「君は神様なんだヨ」

 って沙耶ちゃんに言ったら……変人扱いだ。もう話してもらえなくなる。ど、どうしよう。

 でも言わないとなー。俺が死んだ瞬間から、沙耶ちゃんが“神様”になっちまうのは変わりないわけだし。ある日突然頭に全世界からの祈りやら断末魔やらが届くようになっちゃうのは、辛いよなー。心構えがないと発狂しちゃうだろうなー。
 うーん……でも俺、沙耶ちゃんに引かれたくない……

「どうしたの、遠山さん?」
「――うわ、沙耶ちゃん!」
「うんうん唸ってたみたいだけど……また頭痛い?」
「いやいやいや、そーんなことはないよー? うん。ダイジョブダイジョブ」
「そう?」

 沙耶ちゃんは飲みかけのコーラの缶を俺に差し出してきた。

「じゃ、これでも飲んで落ち着いてよ」
 
 俺は中学生じゃない。
 思春期はとうに過ぎた。
 でも。でも。
 沙耶ちゃん、それ飲んだら俺と間接キスすることになるじゃん!
 普段はそんなの気になんないけど、沙耶ちゃんのだとめっちゃ気にする!
 や、やっぱこれ……恋ってヤツ……?

「あ、でも病気の人にコーラってのはまずいかもね」

 俺が悩んでいるうちに、沙耶ちゃんはさっさとそう結論付けて、一人でコーラを飲み干してしまった。

 あ、あ、あ、あー……

 彼女の喉がおいしそうに上下するのを呆然と見上げる。

 ちょっと泣ける。

「あーおいしかった! ごめんね、遠山さん。今度は遠山さんの好きなの買ってきてあげるよ、何がいい?」
「あ、いや、気にしなくていいよ」

 せっかくのチャンスなのに、そっけないことを言ってしまった。
 ……俺、こういうの昔っから駄目なんだよな……

「そう? じゃあシュークリーム持ってきてあげる」

 沙耶ちゃん、人の話全然聞いてねー!!
 つか思いやりか、これ。思いやりだよな!
 いいなぁ、沙耶ちゃん……モテるんだろうなぁ……好きだなぁ……

 でも“神様”は引き継がないといけないんだよー……
 あー、鬱になってきた。

こ、腰イタ……

昨日、ブログ書けなかったヨ……腰が痛くて。
もう駄目じゃー……今日はシップ貼ってるのでまだ大丈夫ッス。えへ(涙)

昨日は、学科の友達とお好み焼き食べました。
久しぶりに皆で集まったから、話が弾む弾む!
この子達と盛り上がるのに、酒が要らないからなかなかいいね。
トケイは酒好きですが、シラフで盛り上がるのも好きなんですよ。

今日はバイト初めでした。
サークルのOBの会社で経理をやります。
先輩にいろいろ習ったけど、ちゃんと引き継げたかなー?
明日はバイトの送別会なので、
タダ酒飲んで盛り上がってきまーす★

第三話:金色の心臓


 今日はずいぶんと頭が痛む。
 こうなるともう何をする気にもなれない。右側の方がより痛いので、そっちを下にして寝るしかない。でも眠れない。

 しょうがないから、点滴を眺めることにする。

 ぽたり、ぽたり。水滴の音は聞こえないが、一滴ずつ落ちた薬は、管を通って俺の左腕に吸い込まれてゆく。こいつが俺の身体にどういう風に効くのか、さっぱり分からない。説明された気もするが、聞き流してしまったんだろう。

「しょーがねーなー……」

 こんな時にさえも、人々が俺にお願いしている。たすけてー、たすけてー。色んな国の言語が俺の頭に注ぎ込まれて、余計に痛む。病気になる前は、こんな風に「願い」を邪険にすることはなかった。

 叶えてあげられなくてごめん、でも言いたいことは全部聞くから。

 素直にそう思えたのに、今の俺は。

 ごめん、ごめん顔も知らない皆。今は黙ってて。頭に響くんだ。

 布団を頭までかぶるけど、当然そんなことで「声」が遮られるはずもない。おーい、助けてくれよー! 点滴、ちゃんと効いてくれ! お前こういうときのためにあるんだろっ?

「大丈夫か、遠山君。看護師さん呼ぼうか?」

 上から声が降ってきた。同室の杉田さんだ。なんとなくほっとして、俺は布団を顔からのけた。

「……や、大丈夫です。いつものことですから、呼んでもらってもどうしようもないですし。ありがとうございます」
「でも遠慮ばっかりしてても良くならないぞ? ここは病院なんだし、頼れるもんは頼っときなさい」
「そうですよぉ。今呼びましたからね」

 女の子の高い声がした。女の子は俺のベッド近くのナースコールを勝手に押した。看護師さんの声がする。

『はい、どうしました?』
「あの、遠山さんが頭痛いみたいなんで、来てもらえますか?」
『はい今行きますねー』

 俺はあっけにとられてその子を凝視した。セーラー服を着ているところを見ると、高校生なんだろう。目が合うと、その子ははにかんで笑った。

「あ、ごめんなさい、いきなり。私、杉田の娘です。よろしく」
「……あ、どうも……」

 そんな気の抜けた台詞しか返せなかった。なぜって、頭がずきずきするのもあったけど、そんなことよりその子の心臓が透けて見えたからだ。

 それも、金色の。

「沙耶って言ってね、十八になるんだ。遠山君と年も近いし、いい話し相手になるんじゃないかな」
「ふふっ、私でよければ」

 そうか。

 なんで杉田さんがほんのり金色に見えたのか、やっと分かった。

 あれは、沙耶ちゃんの軌跡だったんだ。

 俺の後を継いで“神様”になるのは、沙耶ちゃんなんだ。

「頭痛むんですって、遠山さーん?」

 看護師さんがやってきた。でも俺は、沙耶ちゃんから目が離せなかった。
 沙耶ちゃんは、俺にガン見されて少し引いているようだった。やべっ。俺は慌てて目をそらした。

…教え方が悪かったのだろうか。

サークルの後輩が、皆昇級試験に落ちたってさ……
去年より判定が厳しくなったかららしいけど。
うわー……教え方が悪かったのかなぁ、すげー責任感じるんですけど。
とりあえず、今度皆を連れて補講に行ってきます。
今度は受かるといいね、皆!
教え方の下手な先輩でマジごめんね……(><;

そんなわけで、今日は落ち込みモードのトケイです。
あいかわらずヘルニア(?)な腰は痛いし。
って親に言ったら、くっさい湿布買ってきてくれましたよ。
気持ちはありがたいが、そんなん貼って外出できんつーの。

落ち込みモードといえば、先輩からメールが来ない……
しつこくして、嫌われちゃったかな?
好きなはずはないとか前に言ったけど、でも気になる……
うざがられたくはないなあ……

そうそう、BOOK OFFでPAPUWA1・2巻買い戻してきました。
読み返してみると、この頃はリキッドもちょっとは大人っぽかったんだなぁ、と
感慨に浸れました★

第二話:神様じいちゃん


ジャンルを「日記」から「本・書評」に移動しました。
それもこれも小説を始めたからなんですが、続けられるのか?(笑)

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 俺が“神様”になったのは、八つの時だった。

 なんでなったかっていうと、それはじいちゃんに声をかけられたからだ。久しぶりに遊びに行った父の実家、トマト畑の真ん中にじいちゃんは立っていて、俺が来たと分かったら振り返って汗をぬぐいながら、ゆっくりと笑った。
 それから俺を見つめて、一瞬息を呑んだんだ。

「いやあ、こんな近くにいたとは、ちっとも気付かなかったわ」

 じいちゃんはがはは、と笑った。いつも通りの大きな声だった。

「いいかい茂。お前はわしの後を継ぐんだよ」
「あと? 家はお父さんが継ぐんじゃないの?」
「いやいや、家じゃなくて、“神様”の仕事サァ」
「カミサマァ? じいちゃん、やっぱりぼけたでしょ」
「馬鹿を言うな、わしはまだまだ現役じゃあ。お前の心臓が透けて見えるのさ、金色の、神様の心臓がねぇ」

 俺には、じいちゃんの心臓は見えなかったけど、ニコニコ笑うじいちゃんの顔が金色に輝いて見えた。

 だから俺は素直に、“神様”を受け入れられたんだと思う。

 ……まあ、受け入れようと受け入れまいと、神様になることは決まってたんだけどね。

「茂、とりあえず着替えはココ入れとくからね」

 母さんが言った。

 こんなに世話を焼いてくれる人がいるってのは、本当にありがたいことだ。弱っている時は特に。

「大丈夫かい、頭痛くないかい」
「や、今は平気。急に動いたりしなきゃそんなに痛まないよ」
「入院なんて初めてでしょう、あんた。心配でねぇ」
「ははは、まあなんとかなるでしょ」
「こういう大部屋はね、人間関係もあるからね、ご挨拶回りしなきゃなんないのよ。あんた産む時はそりゃ大変だったんだから」
「あ、そうなの?」

 そういうところまでは気が付かなかった。やっぱり、男と女って視点が違うと思う。……俺が鈍感なだけか。

 今はまだ頭も痛まないし、元気なうちに挨拶をしておくか。

 そう思って俺は点滴台をガラガラ引っ張って、窓ぎわのベッドへ近づいた。六人部屋には今、窓ぎわの人しかいなかったのだ。こんなにはやっていない病院に入院して、本当に大丈夫なんだろうか、俺。

「どうも、新しく引っ越してきました、遠山茂です。これからお世話になります」

 母さんがパジャマのすそを引っ張った。「引越しじゃないでしょ」と鋭くつぶやいてから、窓ぎわの患者さんに愛想笑いを向けた。

「はじめましてぇ。よろしくお願いいたします」
「お、こりゃどうも」

 ベッドの上で新聞を読んでいた患者さんは、ようやくこちらに振り向いた。五十歳過ぎくらいのいかにも「いいお父さん」なこの人は、杉田順一と名乗った。

 なんとなく、金色のにおいがした。

第一話:神様への宣告


実はトケイは小説をたまーに書きます。
せっかくだから、ブログにも気が向いた時書き散らして行こうと思います。
で、続き物ー。


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『掌には何もない(仮) 1』


「脳腫瘍ですね」

 俺の前に座った脳神経外科の医者は、軽くもなく重くもなくそう言った。それからさっき撮ったばかりの俺の頭部写真を指差し、俺と両親に説明を始める。

「ここですね。普通大人だと大脳に出来る場合が多いんですが、息子さんの場合小脳に出来ています。良性か悪性かはまだ開頭してみないとなんとも言えません」
「え、つまり、治るんですか……?」

 母さんが聞いた。その声は幾分緊張をはらんでいた。

「そうですね、全力を尽くします」

 医者は、答えになっていない頼もしい返事をした。

 つまり、俺は脳にできものが出来たと。すぐに入院せにゃならんと。で、手術も近日中に行うと。助かる可能性は、本人を目の前にしてるせいか、はっきりとは告げられなかった。ていうことは、死ぬ可能性のほうが高いってことだと思う。

 まあ、別に死んでもいいんだけどさあ。いいんだけど……一個だけ困ることがある。

 俺はまだ、“神様”の後継者を捜していない。
 死ぬ前に“神様”を引き継がなきゃあ――
 でも入院しちゃったら後継者探しにも行けないしな。参ったな。

 母さんはおろおろし、父さんが俺の肩に手を置いた。「心配するな」って感じの強い手だが、俺にはその手は必要ない。死は怖くないのだ。俺は神様だから。

 ただ、面倒くさいだけだ。
 こんなに早く俺が死ぬなんて、じいちゃんも思ってなかっただろう。
 あーあ。自分の命が危ないって時にも、世界中の奴らが俺に乞うている。

 助けて神様 救って神様 お願いです神様

 自分も救えぬ奴に頼られてもねぇ……
 俺が困って頭をかくと、母さんが「頭痛いの?」と心配してきた。

犬、イヌッッッ……!!

うちのイヌ(10歳オス)がうちに来たばかりの頃のビデオを見た。
……キャーン! なんてラブリーなのっっ!!
可愛らしく足にじゃれついちゃってvv
でも生後二ヶ月で交尾ポーズはだめだゾ★

今日は真面目におべんきょしてました。
そしたら「いしや~きいも~」が聞こえてきましてね。
気付いたらサ○エさんのごとく財布を握り締めて(サザ○さんは忘れちゃったのか)焼き芋屋さんに並んでました。
中ぐらいのが一本三百円。ちょっと安い気がしました。
普通五百円くらいじゃなかったでしたっけ?
前に買ったのはいつだったかなぁ……覚えてないくらい昔です。
久しぶりの焼き芋はおいしかった!
まとわりついてくるイヌにも分けてあげながら、ハフハフ食べました。
明日はイヌも私もお通じ快腸でショウ★