前回作った設定はこちら。 







「先生、薔薇の花がお似合いですね!」と、生徒が話しかけてきた。

「ありがとう、先生はね、薔薇の花の香りも好きなんだよ。」
ちょっとギザったらしかったかな。生徒は僕の顔を見上げたまま黙っている。

・・・

「なんだい、その手に持ってるのは。え?竹ぼうき?」
生徒は掃除時間でもないのに、後ろ手にほうきを持っているようだった。

「せんせー、知らないの?」と言いながら別の生徒が差し出してきたのは、下敷き。

生徒の間でアイドル歌手の写真や雑誌の切り抜きを下敷きに挟むのが流行っているらしいと、今朝、音楽担当のエマ先生から聞いたばかりだった。


「え…」


ちょっと待って、これ、、。

「あのね、この人ね」
「ちょー、カッコイイんだよ」
「薔薇の飾りのついたマイクで歌ってるの」
「なんだか、せんせーに似てるよね」
「せんせー、このほうきを持ってみてよ」
生徒たちが一斉に話し始めたけど、何を言っているのかよくわからない。

[二男]の姿を見るのは久しぶりのことだった。



(続きません)w