
茶道や華道、剣道や柔道などなど。これらは単にテクニックを磨くだけのものではありません。それを通じて魂を磨くものなのです。
もの作りに代表される全ての産業もそうです。
そして、魂を磨くとは?
別な角度から眺めると大乗仏教の唯識論のアーラヤ識、といってもいいでしょう。アーラヤ識に良い情報をインプットし、大円鏡智になるのが仏ということですが。
心理学でいう潜在意識(無意識)ということでしょう。潜在意識に良い情報をインプットし、顕在意識に作用させると。
わかりやすくいうと、車の運転のようなもので、はじめはアクセルやブレーキやハンドルを「意識」して運転しますが、慣れりゃあ意識せずに運転します。
魂が磨かれるということは、できないことができるようになる。これこそ究極の開運法なれ(係結び)、とまではいいませんが、開運法のひとつであることは確かです。車の運転ができれば、行動範囲が飛躍的に拡大します。
その魂の磨き方は、宗教以外でも、毎日の仕事や家事でできる、というのが神道です。外宮さんや内宮さんで日々行われる神事はほとんど、神さんの衣食住を整えるお祭りです。