僕は、法律系資格の勉強している時には、「法的思考」を大事にするように心がけています。
法的思考って簡単に言えば、利益考量と法律構成の事です。
これを意識しないと、ちゃんとした理解ができません。
ちゃんとした理解ができないということは、直前期に頭に正確に入れることができないということになってしまうと思います。
また、未知の問題が出たときに対処できなくなってしまいます。
それに第一、理解のない勉強はしていてつまらないです。
「不動産の即時取得」を司法修習の卒業試験で書き、不合格になった司法修習生がいたという有名な話があります。
その人も、法的思考を大事にする勉強をしていれば不合格にはならなかったと思います。
192条の文言には、はっきり「動産」と書いてあるわけですから、直接適用は不可。
192条の趣旨は、動産物権変動の公示は不完全であり、そのことから公信力が認められたことにあります。 したがって、類推の基礎を欠く不動産には類推適用も不可。
こういう思考過程になるのが、通常ですので。
僕は、少しでも早く試験に合格するのは大事ですが、ちゃんとした理解のないまま合格するくらいだったら、少し遅れてでもちゃんとした理解をして合格する方が大事だと個人的には思っています。
結局、苦しむのは自分ですし、依頼者の人にも迷惑をかけたりするかもしれませんしね。
楽しんで勉強していきたいですね。
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