我が家では、よくキャンプに行きます。
独身時代は野宿もよくしましたが、子供が生まれてからは、それなりに設備の整ったキャンプ場に行くようになりました。しかし、子供が小学生くらいになったので、そろそろ、独身時代にやっていた不便な野宿を体験させてみようかと思っています。しかし、野宿が出来る場所が減ったなあ。そこで考えました。無いなら作れないか?それもお金をかけずに知恵をかけて。

さて、キャンプ場を選ぶとき、みなさんは無意識の内に、どのくらいの設備が整っているのか?ということを判断材料の一つにしていると思います。風呂があるのか?ビールを買うことができるのか?言い換えれば、「人の手が加わっていない自然度」と「便利さ」を天秤にかけて、自分好みのキャンプをしているのではないかと思います。

キャンプ場にあるものを、野宿を出発点として考えてみます。
・まずトイレがあります。
・たいてい水道もあります。
北アルプスなどのキャンプ場は、大抵、ここまでです。

そこから先はキャンプ場のオーナーの考え方次第ですが、
・電灯が灯り
・テントサイトが芝や床張り
・BBQグリルの設置
・椅子、テーブルの設置
・AC電源
・アスレチック
・レンタル用品の整備
・食料の販売
・バンガロー
・トレーラーハウス
などなど、この他にもいろいろあるでしょう。

しかし、そうしたキャンプ場をいくつも回ってみると、人の手が加わったキャンプ場ほど、遊びの自由度が少ないと感じたことはありませんか?
・焚き火ができない
・ペット禁止
・花火禁止
・木を切ってはいけない
などなど。

 どのキャンプ場に行っても、場所の違いがあるだけで、キャンプそのものがマンネリ化してきませんか?街中の暮らしでは、なかなかできない体験をしたくてキャンプをする人がほとんどだと思うのですが、人手をかけたキャンプ場ほど、都会の生活に近づいていく。これって、変じゃないですか?もちろん、今あるキャンプ場は、そのスタイルを続けていけばいいし、そのようなニーズも少なからずあるでしょう。でも、これからは、何もないキャンプ場が見直されていくのではないかと思うのです。

 そこにあるのはトイレだけ。電気はありません。だから、夜になれば、日本中のどこよりも星が綺麗に見えます。
 水道はないので、必要な分だけポリタンクに入れて持っていきます。水のありがたさを身にしみて感じることができます。人が生きていくのに、毎日、どれだけの水が必要なのかを理解することもできます。
 既設の遊び道具がありません。そこにいる生き物に自然と目が向きます。 そこにあるものを使って、遊びを考えることができます。知恵があれば、遊び方は無限にあります。

 僕は数あるキャンプスタイルの中でも、野宿から最も多くのことを学びました。野宿は万人向けではありません。人目に触れない山の中などで、こっそりとするものです。多くの人が体験することはできません。でも、そこで得られるものはかけがえのないものです。その経験を、より多くの子供たちに味わってもらうことができたら・・・答えのない時代を生きる力が蓄えられると思うのです。

▽遊びとは用意されているものではなく、作るものだということを知ることができます。
▽そこは、「何もないから、何かを生み出そうと頭を使う喜びを味わえるキャンプ場」です。 
▽「無から有を生む」これに勝る楽しみは無いと思うのです。

実はこれ、キャンプ場ではありませんが、実際にこのような活動ができる場所が、とあるところにあります。そこのスタイルを見て、ほぼ、そのまま書いているだけなんです。

 無から有を生み出す経験をし、その喜びを知っていれば、どんな組織に属さなくても生きていける基礎体力はついています。

 パラダイムシフトが進む今、子供たちにどんな学びの場を与えますか?


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