適当オペラカジリのブログ

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オペラについて堅苦しい・とか、外国語だからどういう歌なのかわからないとか、オペラの作中の一部の曲だとその前後に何があったのかわからないから、きいててもつまらない。など、
そういう人が少しでも減ればと思い、ブログを書いてます。

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タイトルが全部入らなかったため追記

オペラ「フィガロの結婚」より

 

「フィガロの結婚」というオペラがあります。

序曲がすごく有名なのですが、意外と中身は知られていなかったり

するよなぁー、と思ったので取り上げてみました。

 

登場人物

フィガロの花嫁:スザンナ

フィガロに想いを寄せる:マルチェリーナ

 

フィガロは伯爵に使える家来。

スザンナは伯爵夫人に使えるお手伝いさん。

マルチェリーナはフィガロと親子ほど年の離れた女中頭

 

マルチェリーナは結婚が決まっているフィガロに対し、

貸しているお金をすぐに返せないなら、借用書に書いてある

「フィガロはマルチェリーナと結婚する」という一文を

実行させようとする。

どうせ返せる金額じゃないからきっと私の条件を飲むに違いない。

 

それを通りがかったスザンナに聞こえるように

言い放ちます。

 

 

それを聞き結婚を破断にさせる気だと知り、

怒ったスザンナが出ていこうとするが、

マルチェリーナがわざと

出口をふさぎ「お先へどうぞ」と入口へとスザンナを

いざなうかのようにわざとらしくお辞儀をする。

それをスザンナも同じように先に出口を譲り合う。

 

スザンナはマルチェリーナをわざとらしく褒めちぎり

マルチェリーナも誰からも愛されるなどと褒めちぎる。

その掛け合いの所々でスザンナが嫌味ったらしくマルチェリーナを

「ばあさん」「お年」などとマルチェリーナをイラつかせる。

 

嫌味を言って怒らせるつもりが、マルチェリーナが

最後には怒って出て行ってしまう。

 

現代にいたらきっと女子会で表向きは友達を

褒めちぎるけど

内心は心の中でめちゃくちゃけなしあってるような感じかなぁ

それが、母と娘ぐらいの年齢のが話している感じ。

女はどの時代もあまり変わらないのかなぁと

思った瞬間でした(笑)

 

 

 

~ミニコーナー小さなお子様向け?に~

 

友達A「Bちゃんってかわいいよね」

友達B「Aちゃんっておもしろいよね」

   A「Bちゃんなんでもできてすごいね」

   B「Aちゃん太ってるね」

   A「え?」

 

 

子どもが嫌味をわかるかどうかは分かりませんが、

おませな子の会話はこんな感じでしょうか…?

 

大人とはちょっとニュアンス違うと思いますが、

私が説明するとしたらこんな感じかなぁ~…と。

 

 

つたない文章ですが、

少しでも理解していただけたら嬉しいです。

 

 

 

続いてはこの曲。

「リナルド」よりLascia ch'io pianga(日本語:私を泣かせてください)

 

こちらは声楽を学ぶ上では、かならず歌う曲なのではないだろうか。

 

登場人物

勇敢な騎士 リナルド

若く美しい娘 アルミレーナ

敵国の王の妻で魔術師 アルミーダ

敵国の王 アルガンデ

 

リナルドとアルミレーナは恋仲である。

しかし、ある日敵国の王の妻アルミーダがアルミレーナを

魔術を使って連れ去ってしまう。

そして敵国に幽閉されてしまうのだ。

連れ去られてきた若く美しい娘アルミレーナを見て、

敵国の王アルガンデはしつこく愛の告白をする。

 

アルミレーナは愛するリナルドを想い、引き裂いた上、

執拗に求愛してくるアルガンデに「一人にしてほしい」と

言い、なぜこのような事になったのか、嘆き悲しむ。

 

リナルドを想い、自分の置かれてる現状を悔やみ、

幽閉された自分は自由になれないのかと泣きたくなる。

 

そんな想いが詰まった歌である。

 

 

 

 

私にしたら魔術師が出てきた時点でファンタジーなのですが(笑)

 

そもそも敵国の王も「妻がいるのに…」「他の女に求愛するなんて」と

思うかもしれないですが、

この後オペラが続くうえでなんと妻もリナルドに

思いを寄せていたことが判明。

「どんな夫婦関係だよ!」と思いたくなりますが、昔なので

一夫多妻制とか政略結婚とか色々事情はあるんだろうなぁと

思いつつ、それはまたこのオペラの別の曲を歌う時の

片隅にでも置いておいていただければかと…

 

 

 

~ミニコーナー小さなお子様向け?に~

 

大好きなお友達と遊んでいたのに、

意地悪な子が私を暗くて怖いところに閉じ込めた!

 

閉じ込められて出られない。

なんで閉じ込められないといけないのかなぁ。

怖いよ、不安だよ。

お友達と遊びたいよー!

ここから出してよー!

 

 

 

こんな感じでしょうか…?

 

大人とはちょっとニュアンス違うと思いますが、

私が説明するとしたらこんな感じかなぁ~…と。

 

 

つたない文章ですが、

少しでも理解していただけたら嬉しいです。

 

 

 

まずはこちらのメジャーな曲からがいいかな?

 

オペラ「ジャンニ・スキッキ」より、

O mio babbino caro(日本語:私のお父さん)

 

この曲は今結婚式などでもかなり高確率で演奏されてるので、

耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 

簡潔なあらすじ:

大金持ちの親戚の一人 リヌッチョ と

町の博識な父の娘 ラウレッタ

 

リヌッチョとラウレッタはリヌッチョの親戚から結婚を反対されていました。

そんな中、大金持ちの主が亡くなり、リヌッチョが

「相続してお金持ちになったらラウレッタとの結婚を認めてほしい」と

懇願します。

 

「そんなもの、お金が手に入るなら自分たちで好きにすればいい」と

言いますが、遺言には

 

 

 

 

遺産は寄付する

 

と書いてあったのです。

 

親戚一同は焦り、リヌッチョはラウレッタの父に知恵を借りたいと

お願いします。

 

しかし、親戚一同から「金もないのにうちの一族に入ろうなんて、

金目当ての結婚を許すわけがない」と聞かされ激怒。

こんな人たちに知恵は出さない。と断る父に

今度はラウレッタが懇願します。

 

私は彼と生きたいの、彼と一緒になれないなんて辛い。

彼がいないなら川へ身投げするわ。

リヌッチョと結婚したいの、力を貸して大好きなお父さん

 

これが、O mio babbino caro(私のお父さん)

 

 

父にどれだけ自分が彼を愛しているか、

脅し文句を言ってでも、彼と結婚したい。

それぐらい愛してるから嫌なことだとわかってるけど、

この人たちの力になってあげてほしい。

お願い大好きなお父さん。

 

 

ラウレッタもどれぐらいリヌッチョを愛してるか分かりますね。。

 

自分がもしこんな立場だったら…

 

 

こういう背景を知ったうえで、

曲を聞いてみてください。

演奏者の人がどう思って歌っているのか。

 

実体験・現在恋愛中・はたまた自分を嫁に行かせてくれた時の

自分の父と当てはめる

 

色々あると思います。

 

 

~ミニコーナー小さなお子様向け?に~

 

大好きな子と一緒に遊びたいのにみんなが意地悪して

一緒に遊べない。

先生に相談したいけど、先生忙しそう。

でもずっと一緒にいてもずっと楽しいから、

やっぱり大好きなこと遊びたい!

じゃないといたずらするって先生に言おう!

 

 

 

こんな感じでしょうか…?

 

大人とはちょっとニュアンス違うと思いますが、

私が説明するとしたらこんな感じかなぁ~…と。

 

 

つたない文章ですが、

少しでも理解していただけたら嬉しいです。