何が不満かというと、やはり竹光を手に“舞うような”チャンバラ劇だという部分。南蛮渡来の六連発の拳銃が、8発以上連射できるとかいうのは笑って済ますにしても、錦ちゃん登場、何十人もいる敵方は雲の子を散らすように…というお約束が僕にはダメです。
あるいは、上田吉二郎(遠藤太津朗かと思った)のちんけな悪役ぶり、杉狂児(沢村いき雄かと思った)のベタベタな台詞回しも不満です。
しかし一方で、こういうプログラム・ピクチャーにこれほどのセットが作れるんだと感心することしきりでした。
あるいは加藤監督のトレードマークとなる、長回しのワンカット撮影をすでにやっている。