デイサービスで、アナログゲームを。

デイサービスで、アナログゲームを。

アナログゲームで、高齢者向けデイサービスの利用者さんと
遊んでいる日々を、お知らせします。

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最初、試しにやってみたゲームがあまりピンとこない感じで、ちょっと時間を置いたら一番盛り上がるゲームになっていたということがありました。

「キャプテン・リノ」をやってみようかと、一番初めは、みなさんに壁と屋根の1セットをお配りして、お一人ずつで2階建のお家を作る練習をしていただきました。

なかなかうまくできない方が多く、難しかったかな。。と思い、しばらく手に取りませんでしたが、利用者のみなさんがアナログゲームに慣れてきたある日、ふともう一度やってみると、人によって差はありますが、みなさんわりと簡単に組み立てられました。

実はこのゲームはみなさんで一つのマンションを作るゲームで、、と説明すると、やってみよう、ということになり、テーブルの真ん中に、では1階の住人は私、2階は○○さん。。というように、マンションを建ててみると、みるみるうちにタワーマンションになりました。

ルールは最も簡単に、ただ上に積み上げていくだけにしていますが、それにしてもあまりのみなさんの上達っぷりと集中力にびっくり。

何事も最初から諦めてはダメですね。まだまだ色々な可能性を秘めている利用者の皆さんです。

タワーが倒れるときは、「きゃーー」という悲鳴が上がりますが、「70過ぎてキャーなんていう機会ないもんね」と笑っていらっしゃいました。

おひさしぶりの、更新です。高齢者向けデイサービスで、アナログゲームをするようになって半年以上過ぎましたが、

利用者の皆さん、アナログゲームで遊ぶことに、だいぶ慣れていらっしゃったように感じます。

初めのうちは、抵抗感を見せる方も。いつも遊んでいるトランプには参加しますが、アナログゲームが始まると、

そっと席を離れたり。。。もちろん、新しいゲームにいつも興味津々で積極的に参加される方もいて、

本当に人それぞれです。

 

いつも、レクレーションの時間は1時間半〜2時間前後なのですが、最初の頃はみなさんが慣れているトランプから初めていました。

午前中というのもあって、いつもの慣れているゲームをやって、エンジンがかかってきてから新しいゲームをした方が盛り上がるような気がしたからです。

最近は、メンバーや、みなさんの調子や、その他直感。。要するに行き当たりばったりで決めています。

 始めてみて、あまり盛り上がらなかったら回数を減らしたり。会話で盛り上がる日もあるので、ゲームにあまり固執しないように。。

 

今日も、「ここに来ると、楽しいわ。」と言ってくださる方々がいて。本当になるべく楽しい空間にしたいなあ、と思っています。

誰よりも、楽しんでいるのは、私ですけど。個性豊かな利用者さんの笑い声で、元気をもらっています。

 

私が働かせていただいているデイサービスは、小規模のアットホームな施設です。小規模といってもいつも10名前後で遊んでいるので、人数的にはできるゲームが限られてしまいます。アナログゲームは4名前後でやるゲームが割と多いので。。。

しかしそこは諦めず、チーム戦という手段で楽しんでいます。諦めたらゲームの楽しさが伝わらなくてもったいないので!

 

カヤナックは、釣りをするゲームですが、釣った魚を入れる入れ物が4つしかありません。そこで、4つのチームに分かれてもらいます。そうすると前回、お一人ずつの主役のひとときを作ることを心がけていると書きましたが矛盾するのでは。。と思われるかもしれませんが、チームにわかれながら、実際はお一人ずつ参加してもらいます。そして、それぞれが釣った魚をチームごとの入れ物に入れて、魚の合計点数で、一番多かったチームが優勝、というふうに遊んでいます。

 

サイコロやコマは使わず、順番に穴を開けて釣りを楽しんでもらうだけですが、小さな穴からくっついてくる磁石の魚が何匹釣れるか、大物(2点の大玉)が釣れたときにはおーっと歓声が上がります。釣れなかった時は悔しそうです笑。時間に合わせて2周、3周目と融通がきくのも進行役としては助かります。

釣れた磁石を見て「これがお金だったらな〜」という方もいたり笑。先日は、男女ペアだった方たちが大漁で優勝して思わずハイタッチ!ご利用者さん同士の距離がチーム戦で少し近くなるのも、嬉しいです。

 

最後は、いつも上にかぶせている紙を剥がして、魚が釣れる仕組みを見てもらいます。仕組みが理解しにくくてとっても不思議感じている方もいたりするので、こうやって釣れているんですよ〜。と磁石を見ながら釣ってもらいます。

 

チーム戦で広がるゲームの可能性。他にもチーム戦で楽しめるようになるゲームないかなあ〜、と試行錯誤中です。

 

前回のブログでも書きましたが、ルールは変えて遊んでいます。スティッキーは、そのままですけどね。

ワードバスケットは、本来はしりとりに似たゲームですが、デイサービスでは、言葉遊びゲームで使っています。

お一人ずつ5枚カードを配り、そのカードに書いている文字から始まる言葉を、順番に発表してもらっています。

 

初めは、テーマは何でもあり、言葉であればOK。次は、名詞、ものの名前のみ。そして慣れてきたら、食べ物の名前のみ。とテーマの範囲をどんどん狭くしています。(食べ物の名前は主婦の方、強いです!)

 

得意不得意に分かれるところもありますが、人生経験の深いみなさん、とても素敵な言葉を言って頂けるので、聞いていて楽しいです。風情あり、知らない言葉あり(無知ですみません、、)、突拍子もない言葉ありで、爆笑も♪

 

ルール自体の把握が難しい女性の方が私とタッグを組んでやっていたのですが、「て」のカードを見てふと「手弁当」と、初めて言葉を出してくれました。その時の笑顔が素敵でした〜。どんな手弁当を作っていたのかな。。

 

「む」のカードを全員で考えていた時、「麦」と言ってくれた方が。そこからみなさんの「麦」に関する思い出話で盛り上がりました。一つの言葉で、こんなに昔の記憶が蘇ってくるのかと、びっくり。どれも面白いお話ばかりでした。

 

 子供たちとやると身近な言葉しか出てきませんが、年配の方から出てくる言葉の背景が、広く深くて。。積み上げてきた人生経験が活かせるゲームというのも、盛り上がる秘訣かもしれません。

 

ではでは、また何か楽しい出来事があったら更新しますね。

新しいブログを始めました。昨年から、働かせて頂いているデイサービスで、レクレーションの一環としてアナログゲームで

利用者さんと一緒に遊んでいます。

どんな遊びをしているのか、不定期でご報告します。

 

最初は、今まで一緒に遊んでいた子供達やファミリー層と違って、どんなゲームを楽しんでもらえるのか・・試行錯誤の日々が続きました。

 

最近は、定番化になりつつあるのがスティッキー。ほどよく続く緊張感が、人気の秘訣のようです。自分の順番が必ず巡ってくることと、順番を待っている間も倒れるか倒れないかのスリルで、飽きないところが、盛り上がりますね〜。

 

他のゲームも色々やっていますが、どのゲームもルールを変えています。簡略化するだけでなく、お一人お一人の順番が必ず回ってくるようにしています。ほんのちょっとの間でも、主役のひとときが訪れますように、と思っています。

 

ではでは、随時、更新していきますね!デイサービススタッフとしてもゲーム進行役としてもまだまだ修行中の身ですが、また新しい発見があったらご報告します♪