沈没日記2妄想編 -9ページ目

沈没日記2妄想編

読書感想文その他諸々。


2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1559ページ
ナイス数:6ナイス

ハーメルンに哭く笛    探偵・朱雀十五の事件簿2 (角川ホラー文庫)
読了日:1月31日 著者:藤木 稟
身代わり (幻冬舎文庫)感想
夏の終わりを慈しむ、というのが良いな。飲み会をするならこんな風にテーマを決めたいものですね。今度やってみよう。話の内容は綺麗にひねってあって、面白かったのだけど、尻切れ感が否めない。最近読んでなかったからシリーズ全体通してこんな感じだったか定かではないけど、せっかくならエピローグ的なのがあれば良かったのに、と思ってしまう。推理の確認に過ぎないけど、ボンちゃんの推理はその確認が出来ないから却下されてしまったわけですし。
読了日:1月3日 著者:西澤 保彦
バチカン奇跡調査官    天使と悪魔のゲーム (角川ホラー文庫)
読了日:1月2日 著者:藤木 稟
目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES (講談社文庫)感想
なんとなく読みづらい、というのが第一印象。面白いんだけど…昔読み始めた頃のワクワクした感じとか、シンプルでスッキリした感じが消えてしまったように思うのは、自分の読解力の問題なのか?伏線の張り方がなんだか見え透いているというか…全体の構成が出来てしまっているからかもしれないけど。
読了日:1月1日 著者:森 博嗣

読書メーター
去年1年間は66冊、平均月5冊程度しか読んでなかった。
明らかに購入してる本全部読めてない。
今年は環境も変わり、読書時間も少し増えるはず。
(といつも思うけど、読めないままなのだけど)
ついでに家の本棚ももう少し整理したいもの。

2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2716ページ
ナイス数:3ナイス

相棒 season9 中 (朝日文庫) 相棒 season9 中 (朝日文庫)
読了日:12月19日 著者:碇 卯人(ノベライズ),輿水泰弘ほか(脚本)
なりそこない (f‐Clan文庫) なりそこない (f‐Clan文庫)
読了日:12月15日 著者:高里 椎奈
トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ (講談社文庫) トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ (講談社文庫)感想
名前しか知らなかったトスカ、オペラが見たい!!!と心底思った。オペラを知っていれば、もっと何倍も楽しめたんだろうな。知らなくてもおもしろかったのに、たぶん隠れミッキー的な小ネタがいろいろとあるような。一つのお話を別の視点から見るのって、よくあることだと思うけど(初めて認識したのは氷室冴子だったけど)、解釈までもいろいろ変わるのねと納得。こんな読み方ができれば、物語は二重三重に奥深く刺激的なものになるのだろう。
読了日:12月15日 著者:深水 黎一郎
大奥 第9巻 (ジェッツコミックス) 大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)
読了日:12月14日 著者:よしなが ふみ
きのう何食べた?(7) (モーニング KC) きのう何食べた?(7) (モーニング KC)
読了日:12月14日 著者:よしなが ふみ
金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲 (角川文庫) 金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲 (角川文庫)
読了日:12月14日 著者:赤川 次郎,有栖川 有栖,小川 勝己,京極 夏彦,柴田 よしき,服部 まゆみ,菅 浩江,栗本 薫,北森 鴻
主よ、永遠の休息を (実業之日本社文庫) 主よ、永遠の休息を (実業之日本社文庫)
読了日:12月9日 著者:誉田 哲也
丸太町ルヴォワール (講談社文庫) 丸太町ルヴォワール (講談社文庫)
読了日:12月1日 著者:円居 挽

読書メーター

ネットの映画紹介で見て、とても気になっていたので、見に行ってきた。
映画館で映画を見るのって、久しぶり。
相方と見に行くのも、久しぶり。
夜だし、混んでるかな、席あるかな、と思っていたけど、ものすごくガラガラで。
映画館大丈夫かなと心配になってしまった。
まあ内容的に大勢見に来るとは思いづらいところはあったけど。
それでも、役所広司、草刈民代、大沢たかお、なんかが出てるのに、こんなに人気なくて大丈夫なのか、、、。
でもアクションとかではないし、あえてスクリーンで見なくても、という気は確かにする。

さて、内容(限度がわからないので、ネタバレ含むと思われる)。
話としては、結構興味深かったし、面白いと言っては語弊があるけど、引き込まれた。
でも、何が言いたいのか、が、わからなかった。
ラブストーリーではない、冤罪でもない、安楽死に対する問題提起でも多分ない、
見終わって何より疲れた、というのが第一印象。

個人的に思うのは、これはもうどうやっても折井綾乃は起訴されても『仕方ない』。
(この映画では、仕方ない、という言葉が結構象徴的に使われていた気がする)
数年前に社会問題になった同じような病院の話がもとになっているのだろうと思う。
その時の医師と患者の関係が、このようなものだったのかどうかは知らない。
この映画のある紹介文では、ラブストーリーと書いていた。
医師が患者と恋に落ちて、患者の意志を尊重して、チューブを抜いたのだと。
でも、違う。
この二人は恋に落ちているのではなかった。
医師は、自分の経験に基づいて、『苦しい、もうやめてと思ったときに連れ戻さないで欲しかったから』チューブを抜いた。それは単なる自己満足だ。
患者は、妻が弱くて決められないから、『すべて先生に任せて』終わりを決めて欲しいと言った。それは、単なる責任転嫁だ。
それらは、恋ではない。

医師は、患者に寄り添うことは必要だけど、患者と同一化してはいけない。
生き方を決めるのは、死に方を決めるのは、医師ではない。
その人本人であり、その人と一緒に生きている人だ。
『病気のことは、家族よりも医者の方が良くわかるから』と折井綾乃は言っていたけど、
それは医者の傲慢だ。
家族は、病気のことを、医師の知らないことを、知っている。
家族が知らないのなら、医師が伝えることが必要だ。
彼女は患者に、家族と話をすることをもっともっと勧めるべきだった。
いつ終わりが来るかわからないことをわかっているのなら、
いつ終わりが来るかわからないことを家族にもっと真摯に伝えるべきだった。
折井綾乃はそれをしなかった。
彼女が子守歌を歌う必要はなかった。
娘の名前の由来をきちんと伝えて、妻に子守歌を歌ってもらうように話すように、
江木を導くべきだった。
彼女は家族ではない、医師だ。

尋問シーンの大沢たかおは、嫌な奴感が満載だった。
見ている方がいびられている気がしたよ。
なんていやらしい、と思ったけど、あれが普通なのだとか。
そりゃあああいう風に言われたら否定もできないよね。
言いたいことがあるなら言えと言って、説明したら講義は聞きたくないという。
話を遮る、揚げ足を取る、基本的なテクニックなんだろうけども。
妻が言った『仕方ない』という言葉もうまいように使われていた。

この映画で、また元になった事件で、安楽死や尊厳死を語るべきではないだろう。
江木の両親は、娘を楽にしてあげたわけではなかった。
早く楽になりますようにと祈りはしたかもしれないが、それでも、その苦しみに自分たちも苦しみながら、最後までそばにいた。
動けなくても意識があるかもしれないというなら、なおさら、死へ送り出すべきでは
なかったのではないか。
意識が無くなって、チューブだらけになるのが嫌だと言っていたからチューブを抜いた、でもチューブだらけになったこともわからないのなら、それはストレスを感じるわけではない。
ストレスを感じるほど意識があるなら、それは生きているということだ。
生きている人の命を奪う権利は、誰にもない。
(それだけは、むかつくけれども、検事に賛同せざるを得ない)

まあ2週間経って低め安定なら気管切開して長期戦に持ち込んで在宅も考えるっていうのはありだと思うし、
それこそ年末で正月休みになるのだしもっと家族に来てもらって良く考えてもらって
そうこうしてるうちに別の結果が出てたんじゃないかとか、
時代背景的なものも結構あるのだろうなとか(わざわざ平成13年くらいの設定になっていた)、
やっぱりすべての始まりは不倫問題なのではなかろうかとか、
ナチュラルに出てくる天音川がどこか全く土地勘がわからなくて(九州?東京?工業地帯ってことか、実在しない地名みたいだし)イマイチ宙に浮いた感が抜けないとか、
いろいろ思うところはあるのだけれども。

2時間半はやっぱりちょっと長すぎる気がします。