今日は私が開発した乳管開通マッサージについて述べてみたいと思います。私がこのマッサージを開発するにいたった経緯をお話したいと思います。助産院を経営していた頃、母乳で頑張りたいのですが、あなたのオッパイは小さいから出ない、ミルクにしなさいとか、痛いマッサージをされたり、時には母乳ではなく膿汁が排出され、乳腺外科に付き添い、切開する治療にお付き合いすることもありました。そのようなお母様方からは、痛くない、お金がかからない、簡単にできるマッサージはないですかという要望から私の挑戦が始まりました。研究し、学会に発表し、約6000人以上のお母様方に施術し、確信を得てきました。私が開発したマッサージは乳房マッサージとは言いません。乳房は乳汁が分泌される場所であり、マッサージをすることで乳腺を痛めてしまいます。また、乳頭をねじるのも、乳頭には乳管しか走っていないので、そこをねじると乳管を痛めます。乳管は乳汁が通る道なのです。そこを痛めると、炎症を起こしたり細菌が入り感染を起こすこともあります。母乳育児をしていくには、絶対してはいけない行為なのです。新生児は誰も教えないのに、乳管の先の袋のような場所、乳管洞という部分を歯茎でとらえ、数分かけて柔らかくし、乳汁を吸引します。その時、乳頭は約2センチくらいに伸ばし、その先端を上口蓋につけて吸うのです。本当に神秘的で不思議な行為ですね。その数分の行為のために児は力をつくすため、時には、眠ってしまいます。だから、それをお母様が手伝ってあげれば良いのです。その手技が私が開発したマッサージなのです。次回は具体的な手技をお話します。
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