個室で予約を入れた。
内容が内容なだけに。
雪はあまりお酒がのめないということで俺も控えめにした。
卒直に
「俺、愛人での人生反対も賛成もしない。世の中、金も必要なわけで、奇麗事だけでは食っていけない。」
雪は、意外な顔してた。多分愛人なんてやめな。といわれるとおもってんじゃないかな。
「ただ、愛人であれそれを割り切るだけの決意がなければ続かないよ。」
これは俺の経験から思う。俺19歳のころ家飛び出していて、夜働いていたことがある。今で言うホストとかではなく。男だけでやってたBARのバイトしてた。住むとこなくて仕方なくそのお客さんと3人と同棲したんだけど、やりたくないSEXするのって男の俺でもすごく苦痛だった。しかもその内1人なんてすごいSでやばかったよ。その経験から言わせてもらうとホントは愛人なんてというのが本音なんよ。ただ頭ごなしにダメは理解できないだろうし。あんまり人に言っていない自分の消したい過去をもっと赤裸々に雪に語った。雪の話聞くための食事なのに自分ばかり話してた気がする。
薄暗い部屋でうっすらライトに照らされた雪の顔が時間とともにどんどん綺麗に見えてきたきがする。
時間が来て立ち上がり部屋を出ようとした時なぜか、抱き寄せて唇を奪っていた。
オイオイ俺なにやってんだよ。何で唇奪ったのかは今でもよくわかんない。
多分雪がきれいだったから、、、。