私や吉田、上西は慣れていたが、美優紀にとっては生まれて初めてのライブハウスでのライブなので、少し緊張しているようだった。
ライブ当日、私達の出番になりステージに立ったが、私達のファンは居なくて、お客さんは黙ってつっ立って見ているだけだった。それでも私達は楽しみ精一杯のパフォーマンスをした。
久しぶりのライブは楽しかった。吉田や上西ともライブでは初めて合わせたが、何とも言えない心地よさがあり、美優紀も楽しんでいるようだった。
この日から私達は積極的にステージに立つようにして、時間の空いた時にオリジナル楽曲の作成に取り掛かった。
「さやかちゃん、ウチらバンド名無いんやけど、どうする?」
美優紀が不意に私に言ってきた。
「そう言えば、名前無かったな!」
吉田も改めてその事に気が付いた。
「みんな付けたい名前ある?」
上西が聞くと
「あるあるある!」
美優紀が嬉しそうに手を挙げた
「変な名前は却下するからな」
私が言うと
「さやかちゃんじゃないねんから、ちゃんとした名前考えてきた!」
美優紀は自信満々に答えた
「どんな名前なん?」
上西が美優紀に聞く
「INFINITE SKYって名前!」
美優紀が嬉しそうに答える
「INFINITE SKYってどんな意味?」
吉田が聞く
「無限の空って意味!」
美優紀が嬉しそうに答えた
私は美優紀の言ったバンド名を気に入った
「美優紀!それにしよ!」
私がそう言うと、美優紀は喜び、吉田と上西も頷いた。
