あはあちゃん(義母)は



来月89歳になる



妻が不在で二人きりの時など



ずっと話し相手になる



で、その話が、もう何度も聞いたことのある話なのだ



大体パターンが決まっている




洋服の話の時はこれ



ハワイの話題の時はこれ



煮物の話の時はこれ


などなど





それぞれ大袈裟でなく




100回は聞いている話だ。




実は妻も最近



同じ話が出てくる



しかも妻の場合は



話し終えて一息つくと



また最初から同じ話が始まるのである。




ああ、これが年輪というものかと思っていたところで




子供たちと食事して話す機会があった、


日本酒を飲んで調子良く話していたら


息子に「お父さん、その話50回目だよ」


と言われた・・・




ああ、こうして人は皆



人生を営んで行くのだなぁと



しみじみと思った。