こんにちは、新4年スナイプの志水です。先週からヨット部はオフ期間に入り、ここから2月の頭までは部活としてヨットに乗ることはなくなり、座学やトレーニングメインの活動となります。今回はオフ期間やこれからの練習に対する僕のモットーについて書こうと思います。



  東大との定期戦で惨敗してからふと気づいたことがあります。それは「ヨットは加点法なのではないか」ということです。


 一般的にヨットは減点法のスポーツだと言われます。当たり前のことを当たり前にこなし、ノーケースノートラブルでスタートラインからフィニッシュラインを切った人が1番速いのです。しかし僕を含め大抵の人は何もミスせずにフィニッシュラインを切ることはまずないでしょう。スタートラインであそこに並んでいれば…、あそこでタックを返していれば…、もっと回航がうまければ…などこの嘆いたタラレバの分だけ「減点」されているのです。D旗が上がって出艇した時に持っていた点数からその日のレース終わりのホーンが鳴るまでにミスした分を引いた点数がその人の点数です。ではその人のレースの点数を決めるのはその減点された点数だけかと言われればそうではなく最初に持っていた点数も重要であるのは明らかです。この最初の持ち点を決める要素は何かと言えば日々の練習や今のオフ期間です。



 たしかに「ヨットレース」では減点法であるかもしれませんが、「練習」に関してはどうでしょう。帆走や回航、スタート練習、コース練習、座学やトレーニング、整備までこれらのことは全て最初の持ち点を決めうるものであり、それは積み上げていくごとに点数は高くなります。つまり最初に書いた「ヨットが加点法ではないか」と言ったのはここに繋がります。この最初の持ち点が掲げた目標(今年は総合入賞)に対して届いていなければいくらレースで全力を出し切ったところで目標には届きません。



 レースはシビアでちょっとした判断ミスで大きく減点されるのに対して、日々の練習は地味で練習をしたから確実に加点されるわけではありません。それでも総合入賞を掲げた今はその目標に少なくとも持ち点を持って行かなければなりません。そのためにはインカレまでの全ての物事が加点されたのかどうが、加点されたのなら何点加点されたのかを考えてこれからの練習をしていかなければなりません。



 今日の練習で自分は何点加点できたか、部が加点するためにどういう練習をしていけばいいのか、幹部としてこのことをまず来年引退するまで1番に考えていこうと思います。そして目標に到達できるよう努力していこうと思います。



 長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。では失礼します。