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フィッシングやトレッキング・キャンプなどアウトドアに欠かせない機能性ウェア☆


今回はアンダーウェアについて!

Tシャツやパンツなどのアンダーウェアは、その目的によって最適な素材や機能が違ってきます

気温や天候、運動量や汗をかく頻度によって、その運動を快適にすごすための、最適なウェア選びが重要になってくるんです。

まず、季節を問わず汗を多くかくスポーツ。真夏のバスフィッシング、トレッキング、バックカントリーでのスノボなど。動くことがメインのスポーツですね。
一般的な綿(もめん、コットンのこと)のTシャツでは汗を吸収しても、乾きが遅くいつまでもベタベタとしてしまいます。
夏の釣りなんかだったら『汗が乾くまで、我慢すればいっかっ!』となり、帰りのクルマの中がヤバい匂いになるだけですみますが笑、これが冬山での登山などになると、濡れたウェアが汗を吸い上げられず、汗が肌の上で体温を奪いながら気化するため(気化熱)、低体温症など生命に関わるほどの問題になります。私自身、アンダーウェアの重要性を知らない頃にコットン100%のTシャツとカットソーをインナーに着て行った6月の中禅寺湖で、二時間山道を歩いた末にかいた汗が冷えてガクガク震えていました(-Д-;)それでちょっと中禅寺湖の釣りが嫌いになりそうでした…。


いくらダウンや中綿の分厚いジャケットを着ていても、肌に触れる部分が湿っていると、冷えて寒く感じるんです。皆さんもそんな経験ありませんか?(ね、わかめの皆さん??)

それほど、汗を適切に肌から吸い上げ、乾きが早いということが汗の多い運動のアンダーウェアには必要とされるわけです(^^)

そこで、アウトドア用のアンダーウェアで多く用いられるナイロンやポリエステルなどの化学繊維ならば、綿の約3倍汗を吸い取り、約5倍の早さで乾く、といわれています。ガンガン汗をかきながらも、着ながらにしてウェアが乾いてしまうんです。(着干しといいます)
まさに、頻繁に汗をかく運動向けの素材ということができます!

(ちなみに化繊のズボンはウェーディングの釣りにも最高!釣り終わってウェーダーを脱いだときの、あのジットリ感が軽減されます☆多少湿ってもすぐ乾きますしね!涸沼アングラーお試しあれ(^^))


じゃあ、これからベストシーズンのエリアフィッシングや、極寒の堤防でのメバリング、冬の星空を眺めるキャンプなど運動量の少ない→汗をあまりかかないスポーツに最適なアンダーウェアーは??

外気温が低い状況では、『体温をいかに外に逃がさないか』が重要になります。
全く動かない状況であれば綿のものでも問題ないかもしれません。ただ、綿で化繊のものと同じ暖かさを得ようとすると、どうしても綿の衣類では重くかさばってしまい、キャスティングなどの動作がある運動には向かなくなってしまいます。(繊維の空間は密だが、外気を感じないようにするとどうしても厚みが出て重くなってしまう)


昔から『寒い時、風邪をひかないように毛糸のパンツを履け!』といいますが、毛糸は繊維の空間が広いため、暖かい空気の層を作り、体温を逃がしにくいためです。しかし、毛糸(ウール)も乾きにくい性質がある上、厚手にすると、重くてかさばるのでやはり運動をする上では機能的とはいえません。


そこはやはり、厚手の『化学繊維』に軍配アリ!


繊維の空間が大きく、かつ繊維自体が軽いので、体温を逃がさない暖かい層を作りつつ、重くない柔らかな生地が作れるからです!

そうした利点から最近ではカジュアル量販店からも化繊のアンダーウェアが発売されていますが、生地の丈夫さや、暖かさ+αの機能性を求めるとアウトドアメーカーのウェアが非常に優れています。


なかでも秋から冬の釣り・キャンプに私がオススメするのが、フェニックス・アウトラスト(厚手)。軽くて暖かいポリエステルとアクリルの混紡なので、着ていてとても快適です。さらに、生地と生地の縫い糸には『デオシーム』という特殊な脱臭効果のある糸を使用しているので、汗の匂いも防いでくれる優れモノ☆

このアウトラストをはじめとしたアンダーウェアと、今後紹介するミドルウェア・アウターの組み合わせ(レイヤリング)で、真冬のアクティビティが数段快適になりました(^^)


皆さんも、春夏秋冬・目的にあった高性能のアンダーウェアを揃えて快適な釣り・アウトドアを楽しんでみてはいかがでしょうか??