久しぶりに漫画を読んだ
「ブラックジャックによろしく」ってやつ。
普段、あまり漫画とか読まないんだけど
全13巻一気に読破した。
いろいろ考えさせられて、悩んで、泣いちゃって
そのメモ
「明日死んでも後悔ない生き方してるのか、毎日本当にしたいことをして生きてるのか」
生きるってことが何なのか
一生かけて見つかるのか
死ぬときどうなるのか
研修医が主人公で
外科や内科、小児科、精神科とか
いろんな病棟を転々としながら、大学病院や医療制度の闇に立ち向かうって
のが大まかな話なんだけど、
人は死と向き合ったとき
希望、葛藤、醜さ、願望、家族、愛、、、
いろんな感情がとめどなく出てくる。
これは漫画での話だけど
実際、病院で今も苦しんでる人がたくさんいる
そして死を意識し、葛藤し一日一日過ごしてる
現実につながってると思うと
苦しくなった。
末期の膵臓がんで死を待つお母さんの話とか、
言葉にできず
ただ涙が出てた
抗がん剤ってがんを小さくする効果はあるけど、治すことはできない、ってあった。
医師はそう説明をせず
選択肢がない患者に治験や未承認の薬があると伝え、希望を持たせる、
苦しい副作用と闘い、治らないとわかり絶望する。
絶望ほど悲しいことはない、
希望が絶望となる、希望を持たなければ絶望することもない
第一段階「自分の置かれた状況を悲しみ絶望する」
第二段階「その絶望が怒りに変わる」
第三段階「根治の可能性を捨てきれずに、民間療法や様々な方法に手を広げる」
第四段階「あきらめる」
だいたいみんな死と向き合ったとき
こんな段階をたどるらしい
きっと同じような状況の人は、たくさんいる。
日本だけでなく世界中に
平均寿命は国によって違う
生まれた地域によって命の価値が異なる事実。
ほとんどの人は死にたくない、生を求め続ける
どんな権力があっても、財力、地位があっても死から逃れられない
国によって医療制度や、治療の方法など様々だけど
人の最後(死に方)は自由であってほしい
自分の病気のことを理解して、納得して自分の最後を決めて欲しい。
告知の問題とか、
医療制度や社会情勢とか
いろいろあるけど
難しいことはわかんない。
あと、
家族っていいね。
誰か心配してくれる人がいてるって
すんごい幸せなこと。
やっぱり一人はさびしいや
そもそも人一人の「命の価値」ってなんなんだろって
価値というとお金に換算されちゃうけど
物の価値って、需要と供給でなりたってるもんだけど
人の価値って簡単に数値化できるもんじゃないよね。
勝手な考えだけど
今の民主主義の時代、医療保険制度とか薬の認可制度とか
みんなが決めたルールが
命の価値なんだろうか。
普段、健康な人が「死」って意識して生きている人ってほんと少ないと思うんだけど、
生きている限り常に、死と隣合わせなわけで
んでも、ほとんどの人はそんなこと考えて生きていなくて
明日が当然あると思って
ただ毎日を雑然と過ごしている
果たして、今していることは自分が本当にしたいことなのか
今の生活を見渡して好きなものに囲まれて生きてるのか
仕事とか、勉強とかなにかに追われて
時間なく毎日が過ぎてしまってる人に
一度読んで欲しい
自分の人生にとって何が大切か考えるために。