藤堂のNO FOOTBALL NO LIFE2004総括その②:(当時のメールより引用 | なんじゃそら。蒼井そら(・ω・)一寸先は早見優。

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引き続き

2004年のメールの引用です:




藤堂です。



長い間ご愛顧頂いたNO FOOTBALL NO LIFEも今回が最終回です。


旅の名言集⑫
「空の向こうにはあなたを変える旅がある」(日本航空)
悪い方向に変わってしまった人いっぱいいますね。




・・・



レアル、ありとあらゆるフジの番組に出てますね。
大騒ぎですね。バレンシアとバルサも来てるんですけどねえ・・・
銀河系最強といいながら両軍ともレアルより順位上だったんですよね。




・・・


アジアカップヨルダン戦厳しかったですねえ・・・
一時は目の前が真っ暗になりましたが・・・世界きびしい物語でした。

川口の集中力、西ドイツ並みでしたね。
2つ続けて外したときは

これは終ったと思いましたが諦めては駄目ですね。

しかしあと1つでも決められたら終りという状況からの
川口のスーパーセーブ連発で盛り上がる
あの流れの中で失敗した中澤にはガックリ来ました。
また、PK蹴り直しを期待したアレックスと
そもそも最初からやり直しを期待した解説の松木安太郎。
「そんなバカな話が通用する世界はこの世には無い!!」
蹴り終わったPKがチャラになるわけねえだろ!!



ブーイングひどすぎるからって

テレ朝の実況解説被害妄想バリバリ。

いくら相手が力つけてるからって

ここで負けたらせっかく積み重ねてきた
ここ4,5年の歴史が音を立てて

瓦解しかねない重要な試合だったと思う。
ベストメンバーじゃないからって
負けたら時計の針を逆回しにされかねない・・・
ホントこの歴史の積み重ねを途絶えさせてはならない。
実際ヨルダン側から見たら

あそこまで追いつめて勝ちきれないあたり
日本との歴史の差だと思うっす。

また、いくら日本に原因があるからって
あそこまでブーイングされると

この重慶でだけは絶対負けてはならないとも思ったね。


でもまあ、

日本がアジアで試合する以上

どこでやっても大なり小なりアウェーの雰囲気になるわけですし、

こういう試合経験を積む意味で敗退しなくて良かった。

アジアの国でホームの雰囲気で試合出来るっつったら
「ジョホールバルでイランとW杯プレーオフ」くらい。
中東でもイメージダウンしてるしね。


直後にW杯予選も控えているし、

ヨルダンやバーレーンを
身を持って知っておくという、

その意味でもこの試合は大きかった。
ただねえ、アレックスか鈴木があの決定的チャンスを
決めておいて90分で勝たないとねえ・・・こういう試合は。


韓国・イランはかなりの打ち合いでしたね。
イランのサイドを拠点とした攻撃、

面白いように決まってました。
強豪韓国相手にあれだけ簡単に点を取るとは・・・
あのカリミらの決定力は見事。
すでにMVP決定って感じですね。

コパアメリカ、ブラジル優勝ですか。
アドリアーノのゴール、凄いですね。
日本もブラジル同様飛車角落ちで

優勝といって欲しいですね。
アジアカップの結果で体制変更はないでしょうし
変わったとしてもオマーンでのW杯予選直前では

かえってマイナスの方が大きい。
となれば行けるところまで行くしかない。



それにしても

W杯・・・ゴールデンゴール
UEFA・・・シルバーゴール
コパアメリカ・・・延長なしいきなりPK戦
アジアカップ・・・昔ながらの15分ハーフの延長戦。何点リードしても
120分までやるらしい。

なんで全部違うわけ?たのむから統一してくれ・・・
ゴールデンゴールでエエやん・・・



で、本題。

・ベストスタジアム


1ロフタスロードスタジアム(ロンドン)
フラムがQPRから2年間間借りしていたスタジアム。
とにかくピッチが近すぎる。少々古いし、椅子と椅子の間が狭すぎるが
これも抜群の臨場感のためなら不満なし。5500円の席だったが
何度でも行きたい。


2セージ(マナウス)
スタンドがあるだけの、プロの試合場とは思えないスタジアム。
しかしそれだけに臨場感はすごい。とにかくピッチが近い。


3エスタディオ・ベニグノ・イスマエル(コリーナ)(マナウス)
セージ以上のぼろいスタジアムだが、サッカー場の命はピッチが近いこと。
セージ同様アマゾン名物炭焼きチーズ美味しい。


4エスタディオ・インデペンディエンテ(ブエノスアイレス)
結構見やすい。しかしもう少しスタンドに傾斜をつければみんな
良く見えるのに・・・ハーフタイムショーのチアリーダーのオネエチャンは
露出度抜群。周辺の治安は悪そう。
となりにラシンのカンチャ(スタジアム)あり。


5ボンボネーラ(ブエノスアイレス)
ご存知ボカのホームスタジアム。しかしスタンドの傾斜きつすぎる。
物凄くスタンドが揺れるので(跳ねながら応援するため)身の危険を感じるほど。
しかし安い席からでも良く見える。といってもロフタスロードに比べれば
どこもたいしたことはないが・・・


6モヌメンタル(サンチアゴ)
コロコロのホームスタジアム。サッカー専用スタジアムで良く見えるのだが
もう少し傾斜をつけたほうがいいね。


7パレストラ・イタリア(サンパウロ)
パルメイラスのホーム。ここはピッチとスタンドの間がもう少し近ければ・・・
熱い応援はとにかく楽しい。


8マラカナン(リオデジャネイロ)
スタンドとピッチの間に立ち見席がある謎のスタジアム。
南米サッカー三大聖地のひとつ。
スタジアム併設の食堂で1レアル定食が食える(たぶん試合日はない)。


9カンプナウ(バルセロナ)
私たちは結構いい席で見たが、3階席で見ると風が強く辛いらしい。
あれほどのサッカー専用スタジアムなのに
少々ピッチとスタンドの距離がある。


10デフェンソーレス・デル・チャコ(アスンシオン)
住宅街の真ん中にある。コンクリ打ちっぱなしの席は
昼間の熱気を吸い込んで夜でも尻が熱い。


11サンチャゴベルナベウ(マドリッド)
スタンドの傾斜の付け方とか絶妙。しかし1階席の傾斜はもうすこし
つけていいのでは。
後ろに子供が居るのにどっかのオヤジがガンガン葉巻を吸って
その子の母親が必死で煙をあおぐなど禁煙がまったく実施されてないのは
いかがなものか?スペインとポルトガルはどこもそうだ。


12エスタディオアフォンソエンリケス(ギマラエス)
結構見やすい。安宿が周辺に無いのが難点。


13エスタディオ・ドラゴン(ポルト)
出来たばっかりでピカピカだがそれ以外
スタジアムは可もなく不可もないが、地下鉄が良く止まるのでそれが大変。


14モルンビー(サンパウロ)
必要以上にピッチとスタンドに距離が。これでサッカー専用なのか??


15ジョゼアルバラーデ(リスボン)
スポルティングのホーム。ペインティングはカラフル、
シネマコンプレックスやボウリング場も併設された
最先端複合型。しかしそんなことに力入れるよりピッチ近くしろ。


16サンシーロ(スタディオジュゼッペメアッツア)(ミラノ)
3階席寒い・遠い・登るの大変・・・


17エスタディオ・ダ・ルース(リスボン)
駅とスタジアムの間がなんか殺風景。試合は最高だったがなんか好きじゃない。


18エスタディオ・オリンピア(ラパス)
陸上競技場併設のサッカー場なんて・・・しかしボリビアと思えないほど立派。


19モヌメンタル(ブエノスアイレス)
リバープレートのホームスタジアム。入場に時間かかりすぎ。
陸上トラックの痕跡があるのが残念。


20スタッド・ド・フランス(サンドニ)
お世辞にも見やすいとは言えない。ただで入ったので偉そうな事言えないが・・・




総評:


6ヶ月に渡り世界のサッカー事情とスタジアムを検証してきましたが
当初の予想以上に多くの試合とスタジアムを見ることが出来ました。


マラカナン、モルンビー、モヌメンタル、ボンボネーラ、
サンシーロ、カンプナウ、サンチアゴベルナベウと

聖地とも言えるスタジアムも多く見れました。


バッジョをはじめありとあらゆる世界の名プレーヤーの勇姿も。

ロマーリオ、サラス、ルイコスタ、シェフチェンコ、
マルディーニ、カフー、カカ、ロナウド、ロナウジーニョ、
ジダン、ベッカム、フィーゴ、ラウール、ロベルトカルロス、
アンリ、ピレス、稲本、デルピエーロ、ビエリ、サンタクルス
サビオラ、ラーション、カーン、バラック、クローゼ
ダビッズ、ポボルスキー、バロシュ、イブラヒモビッチ・・・
新鋭カベナギ、テベス、ルイスファビアーノも。


心残りは

ウルグアイのセンテナリオに行けなかったこと、
ロンドンでトットナムの試合を見ようとホワイトハートレーンまで
行ったのですがチケットが高いのしかなく諦めたこと、
オランダで試合が見れず、

アヤックスのスタジアムツアーしか行けなかったこと

などなど。


選手ではマカーイを見れなかったのがとにかく残念です。
また、ロンドンまでアーセナル戦を見に行ったのに

ベルカンプはベンチで出場なし、もがっかり。

ユーロ2004のドイツチェコ戦も、

チェコの1位確定してたので
ネドヴェド、コラー、ロシツキーは練習だけ。
ネドヴェド、かなりの撫で肩でした。
イングランドでは今後は

オールドトラフォードやアンフィールドにも
行きたいですね。



・・・



南米のサッカーは日常の中にあるお祭りだ、

ということは何回も述べてきた。
唄って踊って飛び跳ねて

太鼓を叩いて大騒ぎしながら応援する。
欧州との決定的な差はここにある。


つまり欧州でも歌はずっと唄ってるが、

サッカーはお楽しみではあるが
お祭りというより純粋にサッカーを楽しむために

スタジアムに訪れる傾向が強い。

イングランドは最も顕著だ。


南米はお祭りである以上、

怪我をしたのでは台無し、
どのスタジアムも安全第一。
サッカー専用でもピッチからスタンドの距離は

ある程度確保されている。


これに対し、欧州というかイングランドは
暴動の多さは南米と変わらないと思うが
しかしいくらセキュリティが大事でも

スタジアムの臨場感を犠牲にするようなことはない。

観客席から選手が遠いのでは

わざわざ金払ってスタジアムに来た意味など無い。


テレビで見たほうが解説もあるし、

選手のアップも見れるし、第一安全だ。
こうした点、

やはりサッカーがお祭りか、サッカー自体が楽しみかの
違いに基づいている気がする。


もちろん欧州の中でも

スペインやポルトガルなど南米に文化的に近いエリアは
やや南米のスタジアム作りに近くなる。
大きいスタジアムはセキュリティの観点から

私からすれば必要以上とも言える距離を確保している。
ポルトガルはユーロ2004を念頭に作っているので

なおさら南米風だ。

ユーロはやはりお祭りだから。


ちなみに今まで見た中で

一番見づらいスタジアムは広島スタジアムだ。
ついで広島ビッグアーチ。


イングランド並みのスタジアムを作るだけで
サッカーの面白さを多くの市民に

伝えることが出来ると思うのだが・・・


日本は多くの場合

自治体が主体となってスタジアムを建設するため
多くの市民が利用出来るという「公平性」の観点が強調され
どうしてもサッカーを最大限楽しめるスタジアム作りが犠牲になる。


そうしてサッカーでの利用もされず、

無意味に陸上競技場が県内に複数存在するという事態が

色んなところで生じているのだ。


広島では今

サッカー専用スタジアム建設の話があるが

最悪でも三ツ沢クラスの臨場感は

確保して欲しいものである。。。


世界的人気あるスポーツ、サッカーが盛り上がれば

巡り巡ってサッカー関係者以外の地域住民も

多くのメリットを享受できるのだが・・・


そうした考え方が出来る人は余りにも少ない。
世界のサッカーを観ることで

こうしたことを強く実感したわけでした。



みなさんも南米で、欧州で、

そして日本でサッカーをお楽しみあれ!




では最後に


NO PAINS、NO GAINS!
NO MONEY、NO HONEY!!
NO FOOTBALL、NO LIFE!!!



「フットボールは人の生き死にの問題ではない。
それよりももっと重要だ!」(ビルシャンクリー)



(完)



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*全て2004年当時の情報です。ご注意ください。