今週発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)の「こちら葛飾区 亀有公園前派出所」にて、都電の話が出ています。


 「こち亀」には、たびたび都電の話が出てきますが、今回の話は都電が撤廃が決まり、両津少年たちがみんなで一日で都電全線を制覇するというものです。少年たちが最後に乗車したのが、現在の荒川線でした。


 話の最後に、今の荒川営業所が出てきます。

 ここで、今春復活して公開された都電の黄色い6000形、いわゆる一球さん号に両津勘吉と友人が乗り込むという話で、一話が結ばれています。


 この復活した都電は、荒川営業所の有志たちが、自腹でペンキ代を出し合って、仕事の合間にペイントしたという話を以前取材でお邪魔したときに聞きました。


 車籍を抹消されているので運行されることはなく、車庫の中だけの展示だけなのに、こうしたマンガにもなるということは、やはり一球さん号が、それだけ昔の都民に愛されていたということでしょう。


              飛鳥山のお色直しされた都電


 荒川営業所に保存されている黄色い一球さん号のいい画像がなかったので、今日の画像は飛鳥山のお色直しされた一球さん号です。比べてみると、荒川営業所の塗り直された都電は黄色というよりイエローといった感じで、明るい色だということがわかります。飛鳥山の都電は山吹色です。


 飛鳥山の都電は、誰でも気軽に見学することができます。車内も公開されているので、ぜひどうぞ。