バングラデシュ・レポート
モタムズ・ブイヤンさん
2013.3.4
バングラデシュを訪れるたびに 食事をごちそうになるモタムズ・ブイヤンさん。
東京大学工学部修士課程を修了されエビの養殖で日本企業と取引をする会社を起業されていましたが、今は日本企業のバングラデシュ進出を手助けするコンサルタント会社の会長です。
日本人の奥様を持ち、日本語も流ちょうに話されるブイヤンさん。
久しぶりの食事で話題は・・・。
バングラデシュは企業進出に向けて有力な国の一つになってきている。
5年前に言われた事。「やがて、バングラデシュはほっておいても企業が進出してくる国になる。」本当にそうなってきた。
この国は企業が進出しやすい社会的側面を持っている国であることをきかせてもらった。
人件費が急激に高騰しない。
識字率が50%。政治が腐敗しており、教育体系が構築されておらず識字率が緩やかにしか上昇していかない。
労働人口の増加
人口が1.5億人 2040年には2億人なる見込み。
JETROの鈴木さんと同じ内容だ。
ブイヤンさんは「ダイバーシティ」と「リーダーシップ」に話が及んできた。
バングラデシュは多民族(中国人とベンガル人と欧米&日本人)で企業を成長させていく時代になっていく。異質な文化・価値観を受け入れて融合させていく力が求められる。でもベンガル社会ではとてもハードルが高いことだと。でも乗り越えていかないと成長していけないとも言われた。
生産工程の質を上げて利益率をあげていかないと生産性が向上せず、経営の成長発展はないでしょう、と熱く語りはじめてくれました。
その為に現場のリーダーを育てることは外せない課題になってくる。
とても私にとっては興味関心のある話だった。ブイヤンさんは先を洞察する力がたけた経営者だ。