こんにちは、東大CARPです!

 

先週紹介した『東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ』(山川出版社)のレビューにもかなり反響があって嬉しい限りです😊

 

↓↓まだ見てない方はこちら↓↓

 

今回は、今年度に入ってリニューアル✨しました、「新・PJ2050」の内容になります!

昨年度までは、具体的な問題をその度ごとに取り上げて解説していってましたね!

 

振り返ってみれば、ブログに挙げた分だけでもこれだけありました↓↓

「サッカー」

「仮想通貨」

「海洋汚染」

「官僚」

「大気汚染」

「生命倫理」

「資源の枯渇・新エネルギー」

「宇宙ごみ」

「少子高齢化」

「地方都市消滅」

「首都直下地震」

「富士山大噴火」

「砂漠化」

「海洋プラスチックごみ」

こうやってみるとかなりボリューミーですね😲

 

ただ、今年度は、

「もっとそれぞれの問題について深掘りしてみたい!」

「議論を活発にやりたい!」

といった意見がありましたので、形式を少し工夫してみることにしました。

 

 

まず最初に取り上げたのが、「脱炭素社会」

キーワードは、「Carbon neutral」になります。

 

そういえば、何度かTwitterの方にもこちら関連のツイートしてましたね!

↓↓気になる方は、Check!!↓↓

https://twitter.com/todaicarp

 

 

これらのワードは、それこそ『東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ』にもたくさん出てきますが、SDGsの目標達成に向けても欠かせないものとなっています。

 

地球温暖化をはじめとして、二酸化炭素の存在は私たちの生活圏に非常に大きな影響を与えています。実際に二酸化炭素削減については、様々な方向性からいろんな取り組みがありますよね。

 

今回は、そのような脱炭素社会は"ぶっちゃけ"どのようにしたら実現に向かうことができるのか、私たちのそこに対する姿勢はどうあるべきなのか、率直な意見を交わしました!

私たちが知識を取り入れるインプットだけでなく、自分で意見を持ってアウトプットし、そしてそれをシェアすることを通して新たなインスピレーションを得る、そんな「新・PJ2050」にしたいと思います❗️

 

具体的にどのような議論が交わされたのかは、次回「議論編」で紹介いたしますので、またこちらも読んでみてください〜😌

 

以上、東大CARPでした👋

こんにちは、東大CARPです!

 

新年度も始まり、新歓も一区切りついたところですね。今年も楽しく活動しながら、皆さんの興味を引き出せるよう発信頑張りたいと思います♪

 

さて、新年度初投稿となる今回の記事では、サークルメンバーで気になったある "本" の紹介をしたいと思います😁

それがこちら↓↓

 

『東大×SDGs 先端知からみえてくる未来のカタチ』(山川出版社)

 

SDGsとは2015年の国連総会にて採択された「持続可能な開発目標」のことであり、17の目標と169のターゲットによって、包括的な社会環境問題の解決の2030年までのゴールを示したものになります。皆さんも一度は聞いたことあるのではないでしょうか?

 

 

私たちも「PJ2050」と題して、2050年に起こりうる様々な社会問題環境問題を取り上げて大学生の視点から研究してきました。

 

そして、本書もまさに2050年の真のサステイナビリティを実現すべく書かれたものになっています!

 

 

本書は、東京大学未来社会協創推進本部(FSI)という、2017年7月に五神真前総長を本部長として設立された機関の監修によって書かれており、その中で東大の研究に基づいた87のプロジェクトを紹介しています。

 
 
タイトルにも書いていますが、この本を読んで個人的に率直に感じた率直な思いは、、
「こんな本が早く欲しかった!!」

でしたね😂

 

 

東大生はもちろん、中学生や高校生、一般の会社員や主婦の方も楽しく読める内容になっていると思います。

 

SDGsってよく耳にしたことはあるけど実際どのように取り組まれているのか、どのように実現に向かっているのかってあまり知らないという方も思います。

 

本書は関連するSDGsの目標の項目ごとにプロジェクトを紹介しているため、特に大学ではどのような取り組みがされているのかが一目でわかるようになっています。

 

 

大学生にとっても、今自分がやっている勉強が何のためになっているのかはっきりしない人も少なくないと思いますが、"大学の"取り組みが紹介されているため、そのような大学生にもぴったりの内容だと思います!

 

見た目は多少分厚いので、書店とかで見ると少し手に取りにくい人もいるかもしれませんが、一つ一つのプロジェクトの紹介は見開き1ページでまとめられており、非常にわかりやすいです!

 

1日1プロジェクトずつゆっくり読むのもおすすめかもしれません。是非大学生にも大学生じゃない人にも読んでいただきたい一冊ですね!!

 

また、本書を読んで「もっとこのプロジェクトについて知りたい」と思った方は、プロジェクトを推進している方の名前もそれぞれ載っているので、その方の研究室のHPなど見てみるとさらに学びになると思います。

 

 

サークルでも今後この本からの学びも活用して、より一層世の中の役に立てる大学生になりたいです❗️今年の東大CARPも乞うご期待ください!

以上、東大CARPでした👋

皆さんこんにちは、東大CARPです!

 

さてここまで長くなりましたが、最後にいかにプラスチックと正しく付き合うことが重要なのかを紹介して海洋プラごみ問題の話を締め括って行こうと思います!

 

最近「脱プラスチック」「脱プラ」なんてことを言われ始めていますね!

もちろん、プラスチックの過包装であったり、マイバックの利用であったり、プラスチックの利用を控えることは大前提重要ですが、そう手放しにプラスチックを「手放し」てはいけないんです!

 

というのも、「プラスチックが素材として環境的にも代替素材より優れていること」が往々にしてあるからなんです!

 

その時に用いられるのが、「ライフサイクルアセスメント」という考え方です!

 

 

これは,簡単に言ったら「リサイクルしやすさだけで環境への優しさを測るんじゃなくて、その素材が一生、つまり作られてから廃棄されるまでの環境の負荷で測りましょう」という概念です。当然と言ったら当然ですが、この考え方を私たちはしばしば忘れてしまうんです...

 

例を見てみましょう!

 

①ビンvsペットボトル

以下のサイトでも紹介されている通り、実は飲料容器の場合は瓶のほうが環境負荷が6倍近くも多くなってしまいます。これは、ペットボトルの方が軽いので運送時の二酸化炭素排出量が少なく、しかもそもそも丈夫であることを考えるとビンよりもペットボトルの方が環境に良い、という結論には納得していただけるかと思います。

 

②食品ラップで長期保存を可能に

最近食品ロスも世の中の話題に上がっていますが、思い返してみれば食品ラップは私たちの生活の中でかなりの食品ロスの回避に貢献してくれています!あんなに薄いプラスチックで、食品を生産するだけのエネルギーがロスにならないことを考えれば、プラスチックも捨てたもんじゃありません!

 

③断熱素材としての発泡スチロール

前回の内容とかぶってしまいますが、発泡スチロールはその断熱材としての優れた性質故にさまざまな場面で使われています。発泡スチロールのおかげで、わざわざ内部の冷却のために必要なエネルギーを節約することができています。

 

一方、環境に良い素材の代表例として紙素材がよく挙げられますが、実は紙素材もリサイクルにはシビアだということをみなさんご存知でしたか??

 

 

実は紙はリサイクルする前にランクごとに分けられます。そのランクはリサイクルしやすい優秀なものから、リサイクルの妨害をしてしまうような劣悪なものまで様々です。そして、そんな劣悪な素材も身近にたくさんあるんです...

 

例えば、レシート、食品残渣付きのもの、紙コップ、ワックス付きの段ボールなどがあります。

 

正直こんなことを言い始めるとキリがないですね...

では結局私たちは、環境負荷軽減のために何ができるのでしょうか?

 

それは、小学校でも言われる基礎基本ではありますが「3R」の考え方が非常に有効です。

 

3Rといえば「Reduce」「Reuse」「Recycle」の三つの頭文字をとったものですが、この3つが環境負荷の小さい手段の順に並んでいることを知っていましたか?

 

Reduceはそもそも作らない、つまり作るためのエネルギーも捨てるためのエネルギーも削減することを意味します。一方でReuseは一度作ってしまったものをエネルギー消費なくそのまま使うことを、Recycleはそのままでは使えないので多少エネルギーを使いながらももう一度使えるようにすることを意味します。だから、「Reduce」「Reuse」「Recycle」の順に環境負荷は小さくなるんです!

 

つまり、プラスチックを削減するにおいて

Reduce:そもそもそのプラスチック製品は必要か、製造時・輸送時のコストは減るか

Reuse:別素材で代替することでどれだけ寿命が伸びるか

(寿命が伸びた分,製造量が減り環境負荷が減る、一種のReduce)

Recycle:別素材はよりリサイクルしやすいのか

 

この3点を順番通りに考えていけば間違い無いですよ!

ぜひ、みんなで正しく脱プラしていきましょう!

 

以上、東大CARPでした!!

 

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<参考URL>

https://www.pwmi.or.jp/pdf/panf3.pdf

 

 

 

皆さんこんにちは、東大CARPです!

 

前回の内容に引き続き、海洋プラごみ問題の話をして行こうと思います!

前回の内容をまとめるならば

「海洋プラごみ問題の本質は動物への被害でも、マイクロプラスチックでもない!」という一言に尽きますね!

 

ということで、やっとこさ今回の内容で持って、どこが本当の問題点なのか考えていきたいと思います.

 

まず、「海洋プラごみ」と呼ばれるような海に漂うプラスチックゴミはどこから来るのでしょうか?

 

Roland Geyerらによる2017年の研究によると、以下の図(論文中の図2)をみると、世界全体のプラスチックゴミの廃棄量(5900百万トン)とポイ捨てされた(原文:Discarded)廃棄量(4900百万トン)が書かれており、1950年〜2015年の間では全体の78%のプラごみが適切に処理されることなく、ポイ捨てされている現状を見てとることができます。

 

 

このように多くのプラスチックゴミが適切に処理されていない現状があるが故に、Jambeck Research Groupによると2010年には世界で800万トンのプラスチックゴミが海に流出している現状が明らかにされています。

 

さて、ここまではよく知られた内容だと思います。では、この事実はどうでしょうか?

次の図をご覧ください。

 

 

この図の横に書いてあることを見てみると「海の表面を漂っているプラスチックゴミはわずか6,350〜245,000トン」であることがわかります。その率は、平均値を取れば、たったの3%。つまり、海洋プラごみの97%が行方不明になってしまっているんです!

 

一体このプラごみはどこに消えていったのでしょうか...?

 

マイクロプラスチックに?

海底沈んでいる?

......

 

その行方は最先端を走る研究者にすら知られていません.

 

そう、ここで言いたかったのは、毎年大量に海に流れているプラごみは、その全容を掴むことができないまま、私たちの知らないところで、毎年800万トンも増え続けているのです!

 

その影響は一体、いつ、どこで、どの生物に、どのような被害が出るのか、その内容を調べようにも、どこにプラスチックゴミがあるのかわからない以上は何も手を出すことができず、私たちはただただプラごみの影響が出ないことを祈ることしかできない...そのような現状に今、我々はいるのです。

 

そして、海洋プラごみは回収することが不可能だとも言われています。

だからこそ私たちにできることは、いつ爆発するかわからない得体の知れない「海洋プラごみ問題」が爆発する前に、一刻も早くプラスチック循環型の社会への転換を着実に進めていくことです。

 

なぜ、プラスチックの「廃止」ではなく「循環」なのか。それはまた次回に紹介しましょう!

 

以上、東大carpでした!

 

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<参考URL>

 

 

皆さんこんにちは!東大CARPです!

 

(テスト期間がやっと終わり、溜まっていた内容を発表できるようになりました...!)

 

さて今回のPJ2020は、近年よく問題視されている「海洋プラスチックゴミ問題」(以下「海洋プラごみ問題」)を取り上げてみたいと思います〜〜\^ - ^/

 

そもそもこの問題が世間一般に知れ渡ったのは、プラスチックのストローが鼻に刺さってしまったカメの痛々しく、生々しい映像が拡散したことが大きなきっかけになりました。

その結果、世界各地でプラスチックストロー廃絶の動きが始まりました。この運動が、スターバックスが2018年に「2020年までのプラスチックストローの全廃」を発表したり、日本で2020年7月にレジ袋の有料化が始まったりする主要因ともなりました。

 

そして最近有名になり始めているのが「マイクロプラスチック」です.これは,5mm以下にまで小さくなったプラスチックを指しますが、これが海や川などだけではなく、飲料水等の日々の生活に密着しているところからも発見されたことからも多くの人が危機意識を寄せるようになりました。

 

しかし、よくよく考えてみると今私たちの前に現れている海洋プラごみ問題はそこまで危機意識を抱くほどの問題なのでしょうか?

より正確に言えば、私たちはこの問題に対してもっと危険視すべき内容を見逃していないでしょうか??

 

というのも、確かにカメや海鳥の一部を死に追いやっているプラごみも存在する一方で、そのようにして単に海洋プラごみが増えたことが原因で死んだ割合はどのくらいか皆さんはご存知でしょうか?

常識的に考えても、そして「海洋プラゴミが原因となって野生生物が大量死」というニュースを全く聞かないことからも、海洋プラごみが生態系に与える影響は今の規模ではたかが知れています。また、マイクロプラスチックの問題もWHOがマイクロプラスチックが混入した飲料水による健康被害はないと発表していたり、マイクロプラスチックの健康被害はいまだに研究がなされている途中ですが、実際に動物に健康被害が出たという結果が出されている研究であっても、現在の環境下よりも遥かに高濃度での影響であるため、科学的な根拠は何もないのが現状です。

 

これまでは現状の海洋プラごみ問題の論点の批判をしてきましたが、実際この海洋プラごみ問題は、これほどまでに我々が危機意識を持つべき問題なのでしょうか?このブログの結論は「海洋プラごみ問題なんて存在しない!」で終わるのでしょうか?

 

いえ!そんなことはありません。海洋プラごみ問題はれっきとした解決すべき問題です!!

 

...とここまででかなり長くなってしまったので、一旦これ以降は次回に回したいと思います!

 

以上、東大CARPでした!

 

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<参考URL>

〜スタバ〜

 

 

〜経済産業省のページ〜

 

 

〜W H Oと飲料水の話〜

 

 

〜健康被害の話〜

 

 

[令和こそこそ噂話]

鼻にストローが刺さっている有名な映像がYouTubeに公開されたのは2015年8月とかなり前のことなんです.世の中次に何が話題になるのか,全く検討もつきませんね!

皆さんこんにちは、東大CARPです!

 

いよいよPJ2050「砂漠化」の最終章「考察編」を公開したいと思います〜♪

 

これまでの「原因編」「解決編」は以下から是非ご覧ください!

https://ameblo.jp/todaicarp/entry-12636366120.html

https://ameblo.jp/todaicarp/entry-12648994714.html

 

これまでを簡単に振り返ると、

砂漠化は、気候の変動に限らず、人間による耕作にも原因があったことを指摘しました。そこで私たちは農業に注目して、前回は「協生農法」についてご紹介しましたね!

 

是非みなさんにも直接調べてご覧いただきたい内容ではあるのですが、「協生農法」とは、無耕起、無施肥、無農薬という制約の中で、食物の本来の特性を生かして生態系を構築制御する画期的な農法になっています。

 

 

それではこの農法が本当に効果的なものなのか、また、どのような検討事項があるのか、東大生の視点から、そして今回は東大の先生からの視点も含めてご紹介したいと思います。

 

まず、我々サークルメンバーからは、「協生農法の効果的な運用方法」について話しました。

 

協生農法の特性をどのように生かすことができるのか、私たちの生活への活用法などはないのか、考えたところ次のような意見が出てきました↓↓

 

・小学校の農業実習教育に取り入れたらいいんじゃないか!?

・空き家や過疎地の空き地を利用した農業の取り組みを計画的に行えば、土地利用につながる!
・都市の緑地化の意味もこめて壁面や屋上で活用しては面白いのではないか?

・自家栽培でもいろいろな植物を育てることによって新たな可能性が見出せそう、、

・若者が集まるような場所(ショッピングモールなど)で公開栽培すれば、若者が農業に興味を持つきっかけになるのではないか?

 

いろんな意見が出てきましたが、やはり若者の農業人口の減少に焦点をあてた意見多かった印象があります。

協生農法は、いろいろな植物を同時に育てるという点でも教育的な効果や若者の興味を惹く効果があることが言えるのではないでしょうか。

ただ農業のためだけでなく、多面的な問題解決につながれば、より画期的なものが見出せるかもしれません^^

 

ただ、実際どれほど協生農法が効果的かってわかりずらい部分がありますよね。

そこで、今回は特別に、東大の農業専門の教授に「協生農法」に関する本音をお伺いしました↓↓

 

東C「先生は協生農法についてこれまでご存知でしたか?」

 

先生「いやー、知りませんでしたね。面白い内容だとは思いました。」

 

東C「実際協生農法に可能性はあるのでしょうか。」

 

先生「研究者からの視点でいうと、確実性の担保は難しいですね。十分なエビデンスがある状況ではないので、全ての土地でこの農法がうまくいくかというと難しいかもしれませんね。」

 

東C「なるほど、それではどのようなことがこれから必要になってくるのでしょうか。」

 

先生「いろんな土地で地道に効果を調べる必要はあると思います。協生農法自体は魅力的ではあると思うのですが、やはり確実な効果を得るためには地道な作業が必要になってくると思います。十分なデータに基づいて確実性が証明されないと実行段階に移すことは難しいとは思います。」

 

私の所感では、かなり意外な内容が返ってきましたね。やはり大学の先生は研究者としての立場もあり、きちんとした根拠やそれを得るための地道な実験やエビデンスの重要性を語っておられました。ただ、これからさらに研究が進めば「協生農法」可能性が確実なものになってくるのではないかという期待も膨らみました!

 

やはり先生の話をお伺いするとこれまで考えていなかったような意見もお聞きできて貴重でしたね\^^/

 

これで「砂漠化」の内容は以上になります!ここまでの三部作を読んでいただいた方、ありがとうございました!

コロナの影響もあり、後期の研究会の実施は前期より少なくなってしまいましたが、まだ公開していないものもありますので、これからの投稿にもどうぞご期待ください〜!

 

以上、東大CARPでした👋

皆さんこんにちは、東大CARPです!

 

時間が空いてしまいましたが、「PJ2050」の続きになります。

今回は「砂漠化」「解決編」を皆さんにご紹介していきます!

 

前回は砂漠化のメカニズムや原因について触れていきました。

https://ameblo.jp/todaicarp/entry-12636366120.html

 

人間が開拓した土地が枯れ(地力が落ち)

人間が土地を見かねて移動し

新たな土地を開拓し

新たな土地も枯れていく

 

という負のループに陥っている現状を見ていきましたね。

それではこの砂漠化の現状をどのように解決していくことができるでしょうか?

 

今回は「農業」に注目していきました!

 

原因となっている「人間の土地開拓」の内容から見ても農業のあり方、進め方に今後の砂漠化問題解決のカギがありそうですね!

やはりスタート地点は人間が農業を行うことによって土地が痩せ細ってしまうというところになります。

 

 

 

つまり、土地を痩せ細らせない農業、土地の栄養価を豊かにする農業が実現できれば砂漠化を食い止めることができるのではないでしょうか?

 

そこで今回取り上げたのが「協生農法」という新たな農業の方法です。

英語では “synecoculture” というそうですが、皆さんどんな農業の方法かイメージはつくでしょうか?

 

具体的に実践しようとしているソニーのホームページによると、なんと「無耕起」「無施肥」「無農薬」という、いかにも理想的な農業だそうです!!

 

 

果たしてそんなことが可能なのでしょうか?

 

こちらの動画リンクから見ていただけるとわかりやすいと思いますが、「協生農法」では様々な種類の作物を同じ土地で栽培させることによって生物多様性を回復させることにより生態系機能を維持させることができるそうです。

また、このシステムをITの活用知を用いてアセスメントすることによって効率化・産業化を図ることができるそうです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=WXzv1RPJDOM

 

俄には信じ難いかもしれませんが、実際にアフリカのブルキナファソ🇧🇫ではすでに成功事例があるそうで、期待できそうですね!

 

 

今回はメンバーたちにこの農法を紹介したところ刺激を受けて色々考えてくれている様子でした!

ディスカッションする時間を持っていきましたが、実際にこの農法をどのように運用していけばいいのか、どのような可能性が秘められているのか東大生たちで考えていきましたが、そちらは次回の「考察編」を楽しみにご覧ください!

 

また、この「協生農法」に関して東大で専門されている先生の見解もメンバーが直接伺ったのでそちらの内容もお伝えしていきたいと思っています!

 

 

以上、東大CARPでした👋

皆さん、こんにちは!東大CARPです。

 

最近、PJ2050についての投稿ばかりでしたが、今回は話題のニュースについてです!

 

テーマは、、

「アメリカ大統領選挙」!!

 

今のところ、バイデン氏が勝利したことになっていますが、トランプ氏も訴訟を提起するなど、まだあきらめておらず、最終的な結果が出るのはいつになるのか分かりませんね。

 

そんな中、今回は、大統領が確定した時、アメリカはどのような方向性を取っていくか、トランプ氏とバイデン氏、それぞれの政策の特徴を見ながら予想していきたいと思います!

 

①外交・安保の基本姿勢

トランプ氏はこれまでの4年間で「アメリカ第一主義」を掲げてきました。その結果、パリ協定やTPPを脱退したり、アフガニスタンやシリアからの撤退を進めたり、各国に駐留するアメリカ軍の縮小に意欲的に取り組んできたりしました。その傾向は、今後も続きそうです。

 

一方、バイデン氏はトランプ大統領により失われてしまったアメリカの国際社会での指導力を取り戻すと主張しています。しかし、アメリカが外国の社会を変化させる可能性は低いという認識を示し、アフガニスタンからも撤退すると表明しているので、バイデン氏が大統領になったとしても、かつてのアメリカに戻りはしなさそうです。

 

②対中政策

トランプ氏は中国に対して、政治、経済、軍事のあらゆる分野でアメリカが優位に立とうと、激しく対立しています。

 

一方、バイデン氏も、同様に中国に対する姿勢は厳しめです。中国による知的財産権の侵害や不公正な貿易慣習などを批判したり、香港の問題やウイグル族への迫害などを非難したりしています。

 

対中政策は、トランプ氏もバイデン氏も似通った点が多いようですね。

 

③黒人人権運動について

トランプ氏は、アメリカ社会での黒人に対する構造的差別については、一部では残っていると認めるものの、昔に比べればかなり少なくなっているとして、問題そのものに対して、否定的なようです。

 

一方、バイデン氏は、ジョージ・フロイド氏の葬儀にビデオメッセージを送り、「人種差別や構造的な虐待に今回もまた顔をそむけるわけにはいかない」と述べており、政策としても、人種間の経済や教育の格差をなくすための投資を行うとしています。

 

④コロナ対策

トランプ氏はバイデン氏に比べると、経済回復を重視しており、落ち込んだ経済の回復に注力しています。

 

一方、バイデン氏は、トランプ氏が各州に対して制限措置の即時解除を求めたのに対して、経済活動の再開に向けた8段階の計画を公表するなど、経済再開に対して慎重な姿勢を見せています。

 

コロナ対策と経済活動の再開は同時に進められるのがベストですが、どうしても限界がありそうです。どのようなバランスで進めていくのがベターなのかを考えていく必要がありそうですね。

 

➄対日政策

トランプ氏は、「日本が攻撃されたらアメリカは日本のために戦わないといけないが、アメリカが攻撃されても日本は戦わない」と述べて、日米安保条約は不公平であるとし、日本の防衛費の負担増を主張しています。

 

一方、バイデン氏はアジア・太平洋地域では対中政策に重きを置き、当該地域における同盟国(日本を含む)との関係を重視しているため、トランプ氏に比べれば、対日政策は厳しくないのかもしれません。

 

 

トランプ氏とバイデン氏、両者の政策の特徴を見てきました。国際社会において大きな影響力を持つアメリカの大統領に誰がなるかは、遠く離れた日本にも大きな影響を及ぼします。まだ、どちらが大統領になるかは確定していないので、今後も選挙の結果に注目していきましょう!

 

以上、東大CARPでした!!

 

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参考文献

NHK「政策比較|アメリカ大統領選挙2020|NHK NEWS WEB」(最終閲覧日:2020年11月18日) https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/policy/

皆さんこんにちは、東大CARPです!

 

久々の「PJ2050」お待たせしましたm(_ _)m!!

前回の予告通り、今回は「砂漠化(生態系の崩壊)がテーマになっています。

 

砂漠化とひとえに言っても、

 

「原因はどこにあるのか」

「どのようなメカニズムで生じているのか」

「解決の鍵はどこにあるのか」

「私たちに何ができるのか」

 

スケールが大きい問題なだけに難しいと思います。

そこで、今回はなんと三分構成٩( ‘ω’ )و

 

早速初回は、「原因編」を皆さんにご紹介してまいります。

 

早速ですが皆さん、以下の数字が何を表すものかお分かりでしょうか?

 

 

個人的には難問だろうと思っていたのですが、

メンバーにクイズで出したら、意外と正答率高かったです…笑

 

さて、皆さん予想がおつきですか?

 

ヒント:

「1200万」「52」「20億」

の単位はそれぞれ、

 

「ha」「%」「人」です!

 

⚠️考えたい方はここでスクロールを止めてくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてお分かりいただけたでしょうか??

 

正解は以下のようになっています!

 

 

 

ちなみに「1200万ha」は北海道の約1.5倍の面積です…

スゴくないですか!?

 

 

ちなみに短いタイムスパンに置き換えると

2分間でディズニーランドの面積分の土地が砂漠になっていることになります…

 

 

そして、20億人という数字もありましたが、、

実はこの90%以上の人発展途上国の国民に該当します。

かなり多くの人を苦しめているのが現在の砂漠化の現状になります。

 

 

この現状を解決するために、そもそも砂漠化とは何なのか改めて見てみましょう。

実は砂漠化対処条約で以下のように定められています。

 

 

 

要するに、砂漠化の問題は自然の問題に限りません。

人間にも原因がしっかりとあるのです。(←ココ大事!)

 

つまり、人間の対処の仕方によっては、十分に解決できる問題であるということです。

 

具体的なメカニズムは以下のようであると分析されています。

 

 

 

 

つまり、

 

人間が開拓した土地が枯れ(地力が落ち)

人間が土地を見かねて移動し

新たな土地を開拓し

新たな土地も枯れていく

 

という負のループに陥っているのが現状なのです。

しかも、貧しくて上手な土地利用の方法がわからないが故に、このスパイラルが起きているということも読み取れるでしょう。

 

実際、アフリカ最大の砂漠であるサハラ砂漠ができた原因は気候変動がきっかけではありますが、ここまで拡大した要因は人間の土地開拓にあると言われています。

(ちなみに地球最大の砂漠は南橋です笑)

 

 

皆さん、ご存知だったでしょうか…?

ということは私たち人間にも改善の余地が大いにあるはずです。

 

次回更新までに、是非、どのように改善していけばいいか考えてみてくださいね!

その考える一歩が明日の未来を照らします!

 

それではまた次回、「解決編」でお会いしましょう👋

こんにちは、東大CARPです!!

 

今年から様々な2050年問題を取り上げ、「PJ2050」と題して様々な社会問題・環境問題を扱ってきました!!

そして、いよいよ回数も重なって、残りのテーマもわずかになってきました...

 

まだ公開していないネタもあるので、今後もぜひ楽しみにしてください!!😆

 

もちろんまだまだ続きますが、夏休みを迎えたところで一区切りつけ、今回、

アーカイブを作成しました!

 

 

院生のN先輩が作ってくださったのですが、流石のクオリティーです!

一通り見てみると、それぞれのテーマに思い入れがあり、懐かしく感じられました(T_T)

 

 

一回一回は地道な積み重ねかもしれませんが、間違いなく一つ一つの学びが蓄えられているなと感じます。

アメブロYouTubeを通して発信もしていますが、その声が少しでも多くの方に届いていることを願い、今後も活動がんばっていきます!!

 

ちなみに、次回のテーマは「砂漠化(生態系の崩壊)」になります!

近日こちらのブログでも公開しますので、ぜひご覧ください!!