朝日新聞社が実施した「ゼロ年代の50冊」という企画で、
ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』(草思社)
が1位に選ばれました。
アメリカ大陸やユーラシア大陸など、さまざまな地域によって、
人類がそれぞれ異なる発展をとげたのはなぜなのか、
という謎を探る本です。
この企画は、2000~2009年の間に出た本の中から、
識者へのアンケートでベスト50を決めてみよう、という趣旨のものです。
誰がどんな本を推しているのか、というのが気になるところです。
ちなみにランキング10位までは次の通りです。
(2)村上春樹 『海辺のカフカ』 新潮文庫
(3)町田康 『告白』 中公文庫
(4)山本義隆 『磁力と重力の発見』 みすず書房
(5)萩原延壽 『遠い崖』 朝日文庫
(6)小川洋子 『博士の愛した数式』 新潮文庫
(7)中村真一郎 『木村蒹葭堂のサロン』 新潮社
(8)小沢信男 『東京骨灰紀行』 筑摩書房
(9)パットナム 『孤独なボウリング』 柏書房
(10)柄谷行人 『トランスクリティーク』 岩波現代文庫
個人的には、この中では 町田康 『告白』 を全力で推します。
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