
最近の『食』についてのいろいろな問題で、
買い物をしていても表示をよく見て買う人が多くなりましたよね。
野菜に関しても同じだと思うんですけど、
少し前までは
見た目も処理もきれいにされている野菜の方が好まれていたと思います。
農家の方も少しでも多く買ってもらおうと
きれいに作って、きれいに洗って出荷されていたと思うんです。
スーパーに並ぶ野菜ってみんなきれいでしたもんね。
でもこの頃は、地の物を扱うお店が増えてきて、
見栄えが少々悪くても好んで買われる方をよく見かけるようになりました。
そんな野菜の中には、虫が付いてるものがあったりするんですよね。
私は仕事柄、多くの野菜を見ますし、処理します。
一番気になるのは葉もの。
ほうれん草、小松菜は特に注意してみるんですけど、
路地ものが届いた時には
泣きたくなるくらい虫や卵が付いてるんです

ひどいときには1枚1枚、裏表を丁寧に見て洗うんですよ!
大きな段ボール2箱にびっしり入ったほうれん草を処理する時は
腰も痛くなるし、手も冷たくなるし、逃げ出したいくらい

そんな野菜を見ていると、
安全なものとわかっていても
「虫の付いた野菜はイヤだー!」
って思っちゃいます。
学校などの大量に扱う場所では
ある程度限度があると思ってしまいます。
私が子供の頃、母に
「虫の付いている野菜は農薬のかかっていない安全な野菜なんだよ」
と教えてもらいました。
家で野菜を処理する量は十分見て処理できる量なので
なるべく安全な野菜を買いたいと思っています。
ただ、忙しくて料理に時間をかけられない今、
やっぱりきれいな野菜の方がいいなぁって思ってしまうのも現状。
以前、スーパーでブロッコリーを買おうと思って手に取り、
よりいいものを選ぼうと見ているとき、
大きな青虫がくっついていたんです!
それを見た時は、さすがにそのブロッコリーは買えませんでした

食の安全を考えた時、
虫が付いていてもその野菜を買うべきでしょう。
でも、
処理を考えたら・・・
虫を食べたくないって思ったら・・・
すごく複雑です。
非常に勝手な思いですが、
虫の付いている程度にもよるのではないでしょうか?^^;
ものが溢れ、贅沢になっている環境で
何が大切なのか、
何を重視しなければいけないのか、
もう一度よく考えるきっかけにしたいなって思いました。