もう9月も半ば。
だんだん涼しくなってきてるとはいえ、
給食の調理場はまだまだ暑いです!
今日からアップできる日に、
給食の1品を時々紹介してみようかと思います。
今日の目玉の1品。
『くりときのこの炊き込みご飯』
秋ですからねぇ~。
栗は大きいものではなく子供向けに砕いたものを使い、
しめじと人参と油揚げと鶏肉を使いました。
具を炒めて出汁、醤油などで煮て、
沸騰したところで入れるのが『アルファ化米』。
『アルファ化米』とは・・・
生米は『ベータ(β)でんぷん』という状態にあるのですが、
水と熱を加えることによりでんぷんが消化吸収の良い
『アルファ(α)でんぷん』(アルファ化)になるのです。
この状態が普通に食べる白飯ですね。
しかし、アルファ化したでんぷんをそのままにしておくと
また『ベータでんぷん』に戻ってしまうんです(ベータ化)。
このベータ化は水分量30~60%、温度が2~3度のときが
もっとも進行するのですが(冷蔵庫に入れた状態)、
水分量10%以下の乾燥状態では進行しないため
これを利用して出来たのが『アルファ化米』なんです。
水を入れて時間をおいただけで食べられるので
非常食としても使われているんですよ。(以前紹介した記事 )
『アルファ化米』は炊くのではなく、戻す感じなので、
釜に入れたらしばらくグルグルまわし、火を止めて、
後はふたをして30分ほど蒸らします。
最後は炊飯器でひと混ぜするように、
釜の両側から大きなへらでご飯をかえして出来上がり!!
美味しい秋の味覚を味わうことができました