(こちらは先月訪問時の備忘録)
聖徳学園小学校(東京都武蔵野市)の公開授業に申し込み、参加許可が出たので訪問してみた。
ここは以前、附属の英才教室の確か夏期講習に興味を持って申し込み検討したけれど満席だったので、一層興味をもっていたところ。
保護者向けや受験生向けではなく教育者向けの公開授業。
といっても、一部保護者の方も途中からちらほら来ていた様子。
同日午後には音楽関連の勉強会で筑附小の訪問予定があり(筑附訪問記事) 朝が、それはそれは早く、
病院関係の事もあり、体調もいまひとつ、追い打ちかけるように雨模様だったので、実は直前まで訪問を迷っていた・・・(関係者の方ごめんなさい m(__)m )
自分で申し込みをしたくせ、その程度のモチベーションで、むしろ体力を午後に温存したいと思ってさえいたのだけれど
結論、行ってよかった!
一言で表現するなら、「素晴らしい授業」
見学したのは2年生の国語の授業。クラスは1組とかAでなくて、名称がついている、東京都町田市の玉川学園ぽい。
授業が始まるやいなや驚いた 「これで2年生なんだ!」
素読という漢文テキストをフリガナ無しで生徒が読む(しかもスラスラ読む)ような難しいことをやっているのだけれど、感心したのは難易度ではなく
生徒たちの姿、活力に満ちていて目がキラキラしている。
挙手する子の多さ。
教育関係者の方が大勢いたので、最初こそ緊張感もあった様子だけれど、最初の15分程の素読が終わるころにはおそらく普段の姿なのだろう。
授業のテーマは連歌を題材にしており、
夏休み頃?予め提出した「おうち」というタイトルの作文から、クラス全員分それぞれの生徒の作文から先生が予め全員分の短歌を作っている。
その「歌」だけを先生が初めて披露して、誰の歌なのかを皆で当てる。
(これが良く皆あたるあたる!それだけクラス全員が男女ともに深く関わっているんだなぁと)
更に驚いたのは授業が90分授業で、誰も飽きずに最後まで積極的に参加している。
終了後、 先生「楽しかった?」と生徒へ。
生徒「楽しかったー」と声をそろえ。
先生「もう100回受けたいか?!笑」
生徒「受けたい受けたいーー!」とまぁ賑やか!
普段もこんな感じなのかなぁ
舌を巻いたのは生徒には勿論、公開授業だけあって趣向が凝らされた授業とその進行。
授業終了後に感想を求められて、思わず「感動しました」と。
都内最難関校も複数見学したけれど、子供たちの雰囲気、見た目の賢さレベルから言ったら勝るとも劣らないなーと。驚いた。
女子校のようなお淑やかなお行儀の良さは目立っては無いけれど、とにかく皆が生き生きしていたのが印象的。
これがどのクラスにも共通する雰囲気ならば大したものだな、とつくづく。
帰宅後夫に早速報告。
へぇぇ~~っと そこそこ興味を示したかと思えば
知り合いが聖徳大学附属にいたそうで、そもそもそこと間違えていたくらいで、感動はつたわりゃしないのだけれど・・
聖徳学園、
大昔は関東高校といった。
親世代(というか私の親)は、学校の話が出ると関東高校だろ、あんなの・・と生前よく口にしていた。
ここ最近、変わったよ、というのを方々から聞いても何となく親からの言い伝え的なものがこびりついていて、イメージが払しょく出来ずにいたけれど、今回は完全払しょく。
中学高校のイメージは依然いまひとつなのだけれど(未研究)少なくとも小学校は上記の通り、
こんな学校の授業が受けられたらいいなぁと十二分に思えるレベルだった。
最後に、保護者は雰囲気は明るく、公立の学校の授業参観の服装みたいな、男性は一応ジャケット多め、女性は色とりどり。こういうところにも校風が出る。
訪問後色々とネットを見てみると、マスメディアへの出演は多め。
実際に授業の際にも「今後、●●の番組に出ます」という宣伝があった。
HPを見ても色々なマスメディアへの過去の出演をみても、割と同じ生徒の顔ぶれがあったり
「この子いたいた!」みたいな。
夫は、また調子に乗って、どこかの北の方の国みたく、プロパガンダなんじゃーん?!と
常にからかうのを楽しむ。なのだけど、なんとなくそんな気がしなくもないような・・・?!
優秀な子のクラスを固めているのかな?とも。
中学年以上はクラス分けがあるそうだけれど、今回見学したのは2年生なのでそこは謎。
でも感動は変わらず!