ちょっと前の話になりますが・・・
1月末くらいからか
ハヤトが ドモホルンリンクルのCMがあるたび
「かあちゃん無料サンプルを注文したら」 とうるさくなった。
ま、子供の言ってること すぐ忘れるやろうと
ほっておいたら 次の日も次の日も CMがかかるたび
「ちゃんと注文したんか?」 とうるさい。
「そないに母ちゃんの顔は、きたないんか?」
と聞いてみたら 血相を変えて・・・
「そ、そうじゃない。かあちゃんには今より美しく
かわいくなってほしいねん。」と・・・
「ちなみに父ちゃんは かさかさのイボイボやけど
あれは、まあ治れへんからしゃあないわ・・・」と・・・
ちなみに 私は父ちゃんの顔が、かさかさだのイボイボだの言ったことは
一度もない。
どうせ サンプルを使ってる時はきれいかもしれへんけど
買うとなったら高いし もう、そんなん申込みたくないのに・・・
と思う私の気持ちをよそに
ハヤト先生つきっきりのもと インターネットからサンプルを申し込むことに・・・
とは言っても 申し込んだらさすがに もう忘れるやろうと
思ってたら・・・来る日も来る日も
マンションの集合ポストまで
ドモホルンリンクルが来るのを確認しにいくハヤト・・・
で、ついに到着した時は
大声で「かあちゃん ドモホルンリンクルが来たぞ~!」と
近所に まる聞こえの大声で 走って家まで帰ってきた。
早速中身をあけて 順番にぬってみるように、必死のハヤト・・・
しゃーなしで 母ちゃんは顔にぬった・・・
2日後・・・「あ、母ちゃん封筒に一緒に入っていた
お手入れのDVDは見たんか?」と
またうるさく言う・・・
「ハヤトがビデオセットしたるから、今すぐに 見いよ。」と・・・
ヤレヤレと思いながら 一緒にそのDVDを見た。
ハヤトは テレビの真ん前に座り、そのDVDを熱心に見ながらも
時々、私がちゃんとDVDを見ているか 後ろを向いて確認するハヤトであった・・・
私が ちゃんとそのDVDを見ているのを確認して、
「よしよし」と満足そうな ハヤト・・・
そのハヤトの横顔を見ながら
いったい何が彼をそう必死にさせるんだろと 思った母であった。