こんにちは 毎日まったりを続けている toco です。晴れ

 

 

 

 

そろそろ行動を・・・

 

などと焦る気持ちはなく

 

そのタイミングが来たら動くでいっか♪

 

くらいなのんびり まったり構えて毎日過ごしています。

 

 

 

本来 人には 制限も 決まりもないんです。

 

テレビやニュース 新聞をほとんど見なくなってからは

 

世の中の自分の興味があるものしか

 

見ない聞かないなので

 

全く制限されてる感がありません照れ

 

 

 

勤めているときは

 

すべて制限の中にいました。

 

病院に勤めていたからこそ

 

特に多くの制限がありました。

 

 

当然 守秘義務は 守るべき1番のことですが

 

 

組織というものは自分個人の気持ちや考えで

 

動くことはできない

 

それが結果いいもの いい事であってもです。

 

今の時代は個人に任せるという組織もあるようですが。

 

 

 

病院はそうはいきませんよね

 

当然 医師の考え 経営者の考え 上司の考え

 

患者の考え 家族の考え 

 

わたし個人の考えはどんなに経験があろうと

 

1番最後にアドバイス的に言えるだけです。

 

 

 

病院での看護というのは医師の指示があり

 

初めて医療行為ができるのですが

 

医師よりも数値的でない患者さんのことは

 

多分1番見ていて

 

家族でも知らないであろう

 

患者さんの思いや考えを聞いていたりもします。

 

 

わたしは長く療養病棟にいたので

 

長期入院だったり 全く意思疎通ができず

 

何年も寝たきり状態での入院をされている方も

 

多くみてきました。

 

 

その多くは 胃ろう (手術で造られたおなかの口を「胃瘻(胃ろう)」と言い口から食事のとれない方や、

            食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい方に、直接胃に栄養を入れる方法)

 

鼻腔栄養 (鼻からチューブを入れて直接胃に栄養を入れる方法)

 

で栄養状態を管理し1日のほとんどを

 

365日ベッドの上で過ごしています。

 

私の病院では それでも 1日1回は必ず・・・とはいいきれませんが

 

出来る限り午前午後とベッドから起きる事を目標にしていました。

 

もちろん本人の意思は分からないので

 

こちらの自己満足かもしれませんが

 

車いすに座って身体を 起こすだけでも

 

内臓 呼吸器官にとっての機能発揮を手助けできるのです。

      (すべての病気で推奨されるというものではありません)

 

 

 

 

看護 介護者にとって寝たきりの方を

 

毎日車いすに移乗することはかなりの重労働です。

 

移乗のコツや体の使い方を学んでも

 

やっぱり毎日何人も何人も移乗するのは

 

相当な体へのダメージがあります。

 

もちろん移乗だけではないので

 

体位変換も1~2時間置きに

 

そして排泄介助(おしめ交換ですね)。

 

 

 

 

 

入浴も週に3回入って頂いていました。

 

それも本人の意思は分かりません。

 

わたしなら

 

 「風呂はいいけん寝させといて」

 

 「家に帰らせて」

 

 「好きなもん食べさせて」

 

色々思うだろうな・・・

 

と 思いながらも

 

入院している以上は

 

清潔も保たなくてはいけないし

 

寝たきりで褥瘡(床ずれ)が出来たらいけないし

 

栄養状態も管理しなくては・・・

 

 

 

何度も何度も

 

自分なら・・・と 問いかけていました。

 

 

 

ある担当の患者さん90代後半のおばあちゃん

 

口からの栄養補給は出来ず

 

24時間点滴での栄養管理。

 

他 色々な臓器の機能不全があり

 

年齢的にも本人もうすうすお迎えが近いことは

 

感じておられるようでしたが

 

ずっと一緒に暮らしていた娘さんに心配をかけないよう

 

とっても頑張っておられたのですが

 

ある日 唐突に

 

「○○が食べたい」

 

「テレビが見たい」

 

テレビを見せてあげることは可能でしたが

 

食べさせてあげるには

 

リスクが高いため

 

 

VF検査と言って嚥下(飲み込み)の検査があるのですが

 

それをしてみて

 

少しでも口に入れることが出来たらキラキラ

 

 

なんなら検査の時に

 

食べたいと言ってたものを用意すれば

 

少しは口に入れてあげれる音譜

 

 

 

そんな思いで担当医師に相談。

 

家族に説明して了解を得ようと家族と面談。

 

家族からの答えはNOでした。

 

 

少しでも長く生きていて欲しい。

 

その家族の思いにリスクを負ってまで

 

やりましょう!とは

 

言えませんでした。

 

 

 

家族の思いは十分分かります。

 

 

患者さん一人に関わる全ての人が

 

同じ気持ちになることは

 

今までもなかなかありませんでしたから。

 

その方は間もなくして

 

お迎えがありました。

 

 

 

 

わたしにとって

 

その患者さんと交わした言葉や

 

わたしが聞いた患者さんの希望は

 

ただ その人 本人の気持ち

 

純粋なその人の気持ちなのに

 

叶えてあげられない

 

もどかしさや悔しさが残りました。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん この方だけではなく

 

今までも そんな思いはありましたが

 

このことが

 

今後の看護の仕事を考え直す

 

きっかけになったことも確かです。

 

 

 

 

 

 

看護の仕事を考える上で

 

出会ったのが

 

看護師でありながらご主人を自宅で自然死という形で

 

最後を看取られてから僧侶となられた

 

玉置妙憂さんの「死にゆく人の心に寄り添う」という本です。

 

衝撃でした。

 

医療に携わりながら

 

ご主人の希望とはいえ

 

自宅で自然に・・・

 

出来るだろうか。

 

 

 

でも

 

衝撃の後にきたのは

 

尊敬と感動でした。

 

 

 

 

医療に携わっているから出来ないと

 

自分で制限をしていたんだ。

 

 

 

わたしは

 

子供の頃から自由奔放に育てられていました。

 

父から姉と兄は厳しく?も優しく

 

そこそこキチンとしなさい的な育てられ方でしたが

 

3人目のわたしは

 

父の仕事が忙しくなったころに生れたせいか

 

あまり気にして貰えなかったようで

 

上の二人とは明らかに育て方が違っていました。

 

母は優しく

 

自由奔放に生きてきたので

 

制限とかルールに縛られる生き方が苦手でした。

 

だから学校では先生と衝突することが多かった笑い泣き

 

 

 

 

あくまで 自由に育てられたとはいえ

 

人として という事は

 

キチンと教わってきましたから

 

モラルは備わっていると思っていますが・・・滝汗

 

 

 

社会人になると

 

自然と経験や情報から制限がかかっていることがありますよね。

 

 

 

その制限

 

誰のため?

 

なんのため?

 

 

そのルール

 

誰のため?

 

なんのため?

 

 

 

考えることもなく

 

社会人になって約30年・・・滝汗

 

 

 

もう一つ 出会ったのが

 

わたしの看護婦さんドキドキ

 

この全国で1番人口の少ない鳥取県の

 

米子市という人口14万人の地域から発祥して

 

東京・大阪にまで事務所を構えられたのですが

 

 

医療・介護保険適用外での活動をされています。

 

医療や介護保険には制限やルールがいっぱいあります。

 

ヘルパーさんを頼むのも介護保険を使ってになりますから

 

時間や出来ることの制限がありますよね。

 

それを制限なく考え実際に動くことができるんです。

    (もちろん医師の指示がない医療行為はできませんが。)

 

 

詳しいことは分からないので

 

直接「わたしの看護婦さん」を検索していただくとして・・・

 

 

 

 

たまたま入院中の患者さんのお孫さんが

 

結婚式があったのですが

 

気管切開されていて酸素吸入中

 

歩くことは出来て排泄も一人でできますが

 

途中 痰を吸引しなければなりません。

 

娘さんは花嫁の母ですからお父さんのお世話はなかなかできません。

 

でもお孫さんも娘さんも

 

結婚式に出てほしい。

 

その願いから「わたしの看護婦さん」が

 

付き添い結婚式に出ることができました。

 

結婚式後 患者さんは

 

とても喜ばれて

 

「忘れられない日だった」と・・・

 

そのうえ

 

「あの人についてきてもらえるなら昔居た九州に行きたい」と

 

とても意欲向上しておられました。

 

 

 

 

わたしは付き添えたとしても仕事としては出来ません。

 

なにかあったらわたしではなく

 

病院の問題になります。

 

もちろん業務中 他の患者さんを置いて出ることもできません。

 

 

 

望むことをしてあげている。

 

こんなすばらしい事をしている人たちがいることに

 

感動しました。

 

 

病院には病気を治す目的がありますが

 

急性期病院 救急病院とは違い

 

一般病院では

 

 

高齢化が進み

 

家族はみんな働いている

 

家でみるのも高齢者だったり

 

施設は金額が高くて入れられない・・・

 

そんな理由もあり

 

すでに治療というものもしていない方たちも入院している現実もあります。

 

 

 

 

色々な事情や考えがあるのは

 

当然なのですが

 

看護の仕事が

 

個人その人の最善であればいいな と思います。

 

 

 

看護の仕事を離れても

 

やっぱり考えちゃうな~爆  笑