僕は柴犬のケン、歳は6歳になる。
僕はこの家に住む、お爺ちゃんとお婆ちゃんに飼われているんだ。
僕はこの家の近所で飼われている、お父さんとお母さんから産まれてきて、その時に、お爺ちゃんとお婆ちゃんの子として、渡されて、育ったんだ。
それで、僕のケンって名前は、このお爺ちゃんとお婆ちゃんの実の子が、健さんって名前で、この健さんが、4歳の時に、病気で亡くなってしまい、その後も、一生忘れる事が出来ずに、僕に健さんは、まだ生きているって事を言い聞かす為に、僕にケンって名前をつけたんだ。
なので僕は、このお爺ちゃんとお婆ちゃんから、大事に大事に育ててもらってるんだ。
それで今日も、お爺ちゃんとお婆ちゃんと一緒に行く大好きなお散歩だ。
『ケン行くか。』
『ケン君行こうね。』
そう二人は言って、今日もお散歩に出発だ。
まずは家から出て、道路を歩き、川の方へ歩いて行き、そして、川沿いを歩く。
『魚がいるね。』
と、お婆ちゃんが言ってくれたのは、僕は泳いでる魚を見るのが好きなんだ。
それで、魚を見ながらも、先へと歩き、川沿いから離れ、僕のもっと大好きな場所に行くんだ。
『着いた。』
二人が一緒に言うここは、大好きな彩公園だ。
何故大好きかというと、公園にあるお花が大好きなんだ。

楽しくて気持ちが良い。
だけど、お婆ちゃんが何故か涙を流している。
そして僕に…
『ケン君ね…、お婆ちゃん、いつまでケン君とお散歩出来るかな…。』
と言い、横でお爺ちゃんも悲しい顔をしている。
その時は、僕には何が何だか分からなかった。
それから数十日後…
その日から、お散歩は、お爺ちゃんだけになった。
『ケン、お婆ちゃんな、行けなくなったんで、お爺ちゃんとだけお散歩に行こうな。』
と言い、お散歩に行った。
それから一週間後…
お爺ちゃんが泣き笑顔で、僕に…
『お婆ちゃん…、天国っていう所に病気を治す為に行って、もう帰ってこれないんだ。それで最後にケンに、ありがとうって。』
そう言って、僕の頭を撫でた。
僕はよく分からなかったけど、お婆ちゃん愛用の椅子に向かって言った。
また一緒にお散歩行きたいよ…ってね。
