「デスパレートな妻たち8」です。
<#7 高い代償 Always in Control>
今回もなかなか考えさせられるエピソードでしたなぁ。
特にリネットの物語・・・切ないです。
そして、いけないことなのかもしれないけど、もう絶体絶命と思われた4人に、若干光がさしつつあるとか思っちゃった回でもあります。
前回のラストでは、ブリー、リネット、ギャビーが死体を移そうとしてその場所に行ってみたらなんと死体がない!!!!ってところで終わったんですよね。
そして、その理由は、集合住宅の建設を進めているベンが、死体を見つけちゃって取り急ぎ隠してたってことでした。
その話を聞いたブリー、なんとベンに打ち明けます。
死体の男は酷い男で、友人が被害に会うところ、別の知人が殺して自分たちが埋めたのだ、と。
細かい人物設定は伏せていましたが、正直に話したわけです。
ベンはそれを聞いて、まぁ当然と言いますか、それでも警察に届ける、といいます。
ブリーは落胆しますが、その後、ベンは考え直して、なかったことにしようとするんです。
ブリーはホッと胸をなでおろす。
そして、その死体の始末を頼まれたのがマイクで、ベンに頼まれたときに何の理由も聞かず二つ返事でOKしたのをベンは若干アレッ?と思うわけですが、とはいえマイクが何者かってことはよくわかってますから、特に不審がる事もなくお願いします。
ベンもかなり柔軟というか、よく言えば人間味があるって言うか、勘ぐるなら、なにか暗い過去を持っていそうな人ですよね。
普通の人ならこんな風に簡単に決めないと思います。だって、犯罪の片棒を担ぐってことなんだから、もう少し慎重になるというか、ビクつくはず。
だけど、ベンの男気は、ブリーに対するチャックの脅しのシーンでさらに発揮されます。
チャックは行方不明者としてアレハンドロの写真をブリーに見せた段階で、ブリーの不審な行動に気付き、執拗に問い詰めるわけですが、そこにベンが割って入ってブリーを庇います。
そもそもチャックの言動は、あからさまにブリーへの当てこすりというか、しつこい男の腹いせでしかないわけで、この件でホントにブリーを疑っているかどうかなんて、怪しいところですからね。
それでもこのタイミングでイヤな男を敵に回してしまったのは事実。
最後まで、しつこく粘ってくるでしょうね、このチャックって男は。
それにしても、今回、ベンという見方を得たことで、犯罪者がけっぷちチームにとってはホントに心強いですよ。もちろん、めでたしめでたし、という気分にはなれないものの、とりあえず、取り繕ったって感じで。
さて、夫婦仲でもめてるリネットですが、トムの恋人ジェーンが自分の娘ペニーと仲良くしているのを妬んで、二人の仲を裂こうと画策します。
ペニーも子供ですから、母親の思惑にはまって、ジェーンだけでなく父親であるトムにも会いたくなくなってしまいます。
でも、、、これって子供としては当然の反応だと思うんですよね、っていうか、いくらジェーンがいい人だといったって、父親の恋人と仲良くしたいわけないしなれるわけもないってのが普通の心情だと思います。リネットがその感情を起こすのを手伝ったのは事実としても、子供としては、父親の恋人と仲良くするっていう方が、あまり健康的じゃない気がしますよ、この段階ではね。
だけど、リネットは自分のしたことの間違いに気付き、ペニーに、トムと自分が不仲になったのは自分のせいだと正直に打ち明け、父親に会いに行くようになだめて説得します。リネットって、たまにすごく子供っぽい行動に出る者の、いつも結局は、大人として動きますよね。
リネットとトム、本当に二人には、元通りになるって選択肢はないのかな。仲直りしてほしいな、と個人的には思いますけど。
さて、ギャビーの家ではまたまたギャビーがおかしなことをやり始めます。
おかしなことといっても彼女は大まじめで、自分とカルロスが万が一、警察につかまってしまった時のことを真剣に悩んでいて、二人の娘の後見人になってくれる人が誰かいないか考えます。
仲良し4人組は全員共犯者だからダメだし・・・ってことで思いついたのがボブ&リーのゲイカップル。
ところが彼らは正直、ギャビーの娘たちは苦手。
確かにこの二人ってルックスをとってもギャビーに似たところはまるでなくて、ギャビーと並んでもギャビーの方が顔ちっちゃいし、性格や態度もちょっと、っていうかかなり困ったちゃんたち。まぁ普通は引き取ってってお願いされても親戚とかじゃなければ躊躇しちゃうかも。
だけど、ギャビーはとにかく自分たちがいなくなったときのためにリスクヘッジしときたいから、娘たちをなんとかゲイカップルに気に入ってもらおうと必死でパーティなんかを企画するんだけど・・・
結局、ホワニータの酷いいたずらでボブ&リーは怒って帰っちゃう。
でも、ホワニータの気持ちも分かりますよ、急に他の家の子になるかもなんて話を聞かされたら、不安になりますよね。
さて、一応、ベンの働きにより、若干、ホッとできるステージに入ってきた崖っぷち主婦たちなわけですが、集合住宅の工事は始まったばかりだし、チャックという面倒な男の存在もあるし、まだまだ安心はできません。
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