「スキャンダル2」です。
<#5 密談 All Roads Lead to Fitz>
クイン・パーキンスの爆発事件?、少しずつ事実関係が見えてきました。
既に、クインだけの話ということではなくなり、政府の要人たちを巻き込む一大事だということは先週のラストに出てきた「密談」でなんとなく明らかになっています。
その「密談」に集まった面々はオリヴィアとサイラス、それにファーストレディのメリー、最高裁判事、そして軍需産業?の会社の社長。
それぞれ、この危険な作戦への参加にあたって、なんらかの見返りを得たようです。
しかし恐らく、大統領自身はこの作戦には絡んでいないのかな。
今回「全ての道はフィッツへ続く」という言葉がキーワードのように出てくるのですが、肝心のフィッツはG8のため日本に行っているのでドラマには出ては来ません。
それでもドラマとしての面白さは損なわれることなく、むしろキャストそれぞれの個性が輝いている気がするのは皮肉なものです。全ての道が通じている先として、フィッツは正直言って器が足りないんじゃないかなーと思う昨今。
ともかく、その禁断の事実に近づきすぎたということで謹慎処分になっていたデイヴィッドも、あるトラップにより、逆に謹慎が解かれ、検事として復帰することになります。
デイヴィッドの強力な見方はやはり今回もアビー。
彼女のいい働きにより、デイヴィッドは事実の探究をやめずに続けることができるようになるわけですが、果たしてそれが彼のためになるのか、いやむしろ彼を危険にさらすのではないかと思われるような状況です。
そしてもう一人、今後キーになりそうなのは、サイラスの伴侶で記者に復帰しているジェームズです。
彼は、サイラスのパートナーでありながら、ジャーナリストの使命を全うしようとしている点で、今後サイラスとのさらなる確執も考えられます。もし、事実を発見したなら、サイラスに背くような対応もしかねず、サイラスにとっては頭の痛い存在となってくるでしょう。
【ここから比較的重要なネタバレ】
さて、今回の単発ネタは、メリーランド州知事がその夫人をレイプした犯人を銃殺した、というものです。
知事はレイプ犯を撃ち妻を救ったということで、マスコミによりヒーローに仕立て上げられます。今回の番組の意図とは話がずれるっていうか空気読めってことなのかもしれませんが、この辺がやはり、私としては非常に感覚違うなーと感じるところです。
レイプの容疑者とは言え、知事が一般市民を銃殺して、どうしてヒーロー?
しかも今回、その容疑者は、結果として「加害者」ではありませんでした。
ていうか、おおよそ海外ドラマを見慣れてる人ならおそらく最初から、いやこれはレイプじゃないっしょ!つまり正当防衛じゃなくて怨恨殺人でしょっ!って気付くところだと思うんですよねー。
ちょっとこの辺のアメリカンな感覚には、ついていけないっていうかついて行きたくもない、って感じなのですが、まあその辺を差っ引いて考えるならば、それなりに面白いエピソードです。
結局ワシントンでは、人々は騙し騙されて生きている、最後に笑うのはいったい誰だ!?という感じで。
そうそう、今回も、ハックと依存症の会で出会った女性とは、若干進展しました。
あの彼女も、何らかの形で、みんなの追ってる物語に絡んでくるのかしら?
その辺はいまだ不明です。
▼本日もお読みいただきありがとうございます♪