子供の頃から積もり積もった両親への思い。
中学生の頃から嫌いだった父。
社会人になった頃から嫌いになった母。
もちろん「家族」という特別な存在で、彼らのすべてが嫌いというわけではない。
自分も結婚して子供を産み育てている中で、純粋な「感謝」の気持ちが湧くようになり、それを年に数回でも伝えるようになった。両親の誕生日や、父の日、母の日。それを以前のような義務感ではなく、純粋な気持ちで意識するようになった。
でも、車で1時間弱のの実家に足が向くかというとそうではない。何かのイベントの折り、またはかなりご無沙汰した際に両親のご機嫌を意識して向かうというのが本当のところ。
心身共に、少し距離を置いている。
私は、この 「ややドライ」 な関係がちょうど良いと感じている。
もちろん、両親は歯痒いと感じているだろうし、特に父はそれがよく態度と言葉に出る。
「最低限+αで付き合っているのだし、後はどう思われたっていい。実家の【家庭】と、今の私の【家庭】は別なのだから」
この思いは変わらない。
変わらないけれど、
今年で70歳を迎える父が倒れたと聞いたとき、自分でも予想しなかったほど動揺して冷静さを失った。
その後も、母に病気が見つかり、祖母も高齢で いよいよ・・ という環境になってきた今。これまでと同じく 「ややドライ」 な気持ちの私と、「少しだけ寄り添いたい」 と思うようになった私の気持ちを、綴っていこうと思う。
両親の不摂生な生活を見て 「病気になって当たり前」 と思うけれど・・・、
あなた達はそれでもやっぱり・・、
大切な人