27日の満月を急遽実家に戻って眺める事になりました。
抗がん剤治療を受けている母の体調が悪くなり、土曜夜、全ての家事を終えて完全感染症対策をして最終の新幹線に飛び乗りました。
心配ばかりが募る帰路。
駅からタクシーに乗り、ふと気がつくと月灯りが優しく銀世界に反射して、見たこともないような夜の景色。
そういえば、今日は満月。
スノームーン
実家に着くと先程まで弱々しい声で電話をしてきた母が、私が来るとわかってしゃんとして待っていました。
母との、長いこの世での関係も、いつか終わる事は覚悟しています。
ヨガの学びを通して、肉体と魂の関係を知った後だから、冷静に受け止められます。
ヨガのTTが終わる頃、『実践してご覧なさい』とばかりに母の腫瘍が見つかりました。
でも、願わくば、もう一度元気な姿が見たい。
いや、きっと気丈な母なら超えられるはず。
やっと、これまでの親子のわだかまりが解けて、これからが楽しみと思っていた矢先の発病。
病気があったから解けたのかも知れませんが、和解できたその先の物語をもう少し見させて欲しい、とスノームーンに願いました。
朝6時頃目が覚めて、窓を開けたら、スノームーンが山に沈む幻想的な瞬間を見せてくれました。