前記事の続き……

その頃はもう、時間の記憶がないほど慌しく、
その時の様子を知れる手掛かりは、ユーさんとのやり取り

(背景の人物は、劇団EXILEの青柳さん

)

絵文字を選択する余裕はないのに、ルン太のことを心配する冷静さが笑える

この時はまだ、産まれそうとは言われてなかったみたいだけど、
5時37分に、ユーさんに電話しているので、
確かその少し前に「7cm開いてるよ

」って言われて、
「もう旦那さん呼びな

今電話しちゃいな

」って言ってもらい、

陣痛の波の間に18秒だけ会話しているのが、履歴から分かる

この頃には急ピッチでベッドが分娩台仕様に変更されていき、周りでも出産に向けての準備が進められていった

ずっと1人でいたところに、スタッフさんが1人2人とやってきたので、安心したというか我慢の糸が切れたのか、ただ痛みが増しているせいか、痛みと共に声が出る

陣痛の波がやってくる度、背中から腰を大きくさすってもらい、下半身を下から圧迫してもらって何とか切り抜ける

「痛いのイヤですぅ〜」
「出産怖いですぅ〜」

陣痛の波の合間は冷静

自宅では、ユーさんの両親に来てもらう手配をして、ユーさんだけ病院に

もう時間は不明だけど、多分6時頃にユーさんが到着

リュウ君の時に立ち会いは経験しているし、絶対に立ち会う予定ではなく、タイミングが合えば…なんてユルく話していたけど、
着いてみたら、目の前に広がるのは、産まれる直前の戦場

流れされるように分娩室へ入ってくるユーさん

助産師さん達には「旦那さん、間に合わないかも〜

」って心配してもらってたんだけど、
「間に合わなくていいからもういきみたいです

」って言ってたくらいだったから、間に合って良かったのかな

準備は整い、ついに、いきむ段階へ

と言ってもまだいきんでと言われる前に、余りの痛みで力が入ってしまい、破水

助産師さんに羊水が直撃してしまいました

衝撃的だったなぁ

目を閉じてしまったり、腕を突っ張ってしまったり、息が漏れたりしてたけど、

「目は開けるよ〜

」
「腕は引くんだよ〜

」
「声我慢だよ〜

」
「上手い上手い

」

などと沢山声を掛けて頂き、
ユーさんにも、お茶を飲ませてもらったりそばにいてもらって、

5～6回のいきみで、恐れていた気絶もすることなく、短時間で赤ちゃんが出てきました

いやぁ、やっぱり陣痛はとんでもなく痛いね

なのに産まれてきた瞬間に消えちゃう

今回もステキなお産ができました

そうそう、この日は月に一度、たった一日しかない院外の先生が担当の日で、
初対面にしてお世話になるというレアカードを引き当ててしまいました

初めての先生にお世話になるのはなぁ…というのもあり、この日は避けたかったのだけど、
実際お世話になったらとても良い先生で、安心しました

2019年3月12日（日）
午前6時17分生まれ

体重2760g 身長49.0cm の女の子

ようこそ我が家へ

そうそう、
前日の夜帰されてたら、大変なことになってたよねってつくづく

甘いパンは食べられなかったけど、万が一に備えるって、大事だね

ということで、

出産の記録、完

出産の記録(o^-^)φ～誕生編～