端緒
職場に海外からお客様が来られた。自部門の案内をさせられたのだが、
どうも即興で英語が出てこない。
日頃英語に触れていないため、コミュニケーション能力がなまくら化しているのだ。
何もしないよりはましだろうということで、翌朝、通勤車中でAFNを聴いてみたのだが、
そこはネイティブ向け放送。自分には敷居が高い。
夙に、Podcastで無料配信されている英語学習番組等を出勤の車中で聴いてみようと思い立った。
これまで必要に迫られたことがなかったため、MP3プレイヤーを持ち合わせてなかった自分は、
まずiTuneをPCにインストールして、巷間「使える」と評判の英語学習サイトESL
から
MP3ファイルをダウンロードして、WAV形式に変換して、更にCD-Rに焼いて、それで車載オーディオ
(MP3再生機能なんてなし)で聞くことにした・・・・
面倒くさっ!
一回で挫折。
MP3プレーヤー入手
車中でMP3ファイルを聞きたいが面倒。どうしようかなあと思案する日々。
そんなある日、息子と一緒に地元のドン・キホーテに行った。
携帯オーディオのコーナーを覗いてみると、最新のWalkmanやi-pod、ちょっと型落ちの東芝、
KENWOOD、HITACHI等のMP3プレイヤーが所狭しと並んでいる(名前は良く分からない)。
いつも気にかけたこともないので、デザインを見比べるのも楽しいし、スペックの比較だけでも暇つぶしになる。
価格帯は数千円から数万円と幅広いが、全体的には思っていたよりリーズナブル。
で、それらの横に見るからに怪しげなMP3プレイヤーが498円と698円で売られていた。安っ!
商品は同じで、容量が違う(498円のが128MB、698円のが256MB)。
そう言えば、10年以上前、カセットプレーヤー用に買った車載FMトランスミッターがどっかに転がっていた筈。
あれ使えば聴けるな。
どうせ音質は気にしないし、この値段ならただのリムーバブルメディアとして使ってもOK。
今使っているBUFFALOのUSBメモリは256MBだけど、買ったときは1,480円もしたし。
で、躊躇なく698円のを購入。
その名をOTOMO CAPSULEと言う。
どんな商品だろう?
家に帰って早速google検索してみると出るわ出るわ。
この商品、発売当時(5年前)には2万円近くしていたこと、
発売後ファームウェアが全くアップされていないこと、
発売元のSeagrandという会社は既に倒産していること、
同社の社長の経営者としての資質に問題があったのではという噂(ネット上で)、
シーグラマニアという有志の人たちがいて、ファームウェアのメンテをしていると言うこと、
もう、いかがわしさ満載。
こんな面白い情報を提供してくれた時点で698円の元は取ったようなもの。
開封してみた
筐体は白のプラスチック製で、特に表面加工も施されていない。その質感の低さはやむを得ないところか。
サイズ的にはちょうど良いが、電池を入れるバッテリー部分と本体とを切り離す構造となっていて、
デザイン的にシンメトリックで無いところがやや残念。
電池蓋のツメがケースに引っかかりにくく、外れやすいところは固体差だろう。
小さいものの、液晶画面があるところはありがたい。
付属品は充実。本体の他に、説明書やユーザー登録書類、CD-ROM、イヤホン、デモ用単四電池、USBの延長コード(いらん)、こじゃれたネックストラップ。
それに、35歳の妻子持ちには到底使えないと思しき、本体着せ替えシールが8種類も付いている。
まあ、購入価格と発売年を考えたら取り立てて文句を言う箇所はなし。
使ってみた①
明書を読んで基本的な使い方を頭に入れ、PCのUSBポートに差し込んでみる。
デフォルトで音声ファイルが入っていたので、PC上で再生してみると、
「きくちみほ」なる女性が製品紹介している。かわいい声だったが即刻削除。
で、先にダウンロードしておいたMP3ファイルをドラッグ&ドロップ。基本的にはこれだけ。
音声ファイルはルートディレクトリに入れないと再生しない(フォルダ概念が無い)が、
どうせ、英語番組を幾つか入れて、車載オーディオで垂れ流しするだけだし、
そもそもメモリプレイヤー使ったこと無いんで、始めからそんなもんだと割り切ればそれで良し。
愛車に持って行き、お蔵から探し出してきたFMトランスミッターにつないで聴いてみた。
本体の再生レベルをある程度上げなければならなかったが、
トランスミッターも生きていて見事に聴けるじゃない。音質はチープだけど許容範囲。
ダウンロードした英語番組のビットレートは64kbpsなので、9時間以上は持つ計算。
さあ、これで、明日からできるサラリーマン街道まっしぐらだ(笑)
使ってみた②
そうは言ってもMP3プレイヤーの端くれ、せっかくなんで、音楽も入れてみることに。
個人的に好きな林田健司の「花にみずやるラブソング」をCDから取り込み、
ビットレート128kbpsでMP3ファイル作成・転送。今度は、付属のイヤホンを使って聴いてみた。
他のMP3プレイヤーで音楽を聴いたことはほとんどないので、比較はできないが、音はなかなか。
全域に渡ってクリアで、特に林田さん独特のハイトーンボイスも破綻無く再生されている印象。
もともと、聴ければ良しというスタンスで買ったわけだから意外に使えてラッキー。
発売当初は高価だったので、イヤホンの造りもそれなりなのかもしれない。
因みに説明書によるとS/N比は90db。これも頑張っていると言えるだろう。
USBは1.1だけど、この容量にそんなに速度は必要ない。
これは良い買い物した。都内出張の時は特に重宝しそう。
まだ結構残ってたからもう一、二個買っておいてもいいかも。
そうそう、サポートもおぼつかない、倒産した会社の製品を、ジャンク品としてではなく、
堂々と正規販売しているドンキの気概にも乾杯だ(笑)。