母が今の実家 家を購入したのは
私が小学校に入学する前だった
入学した時 小さな庭に 八重桜の樹を植えて
毎年 美しいピンクの花を咲かせていた
母は 花が大好きで 特に紫色の花が好きだった
たまには 食べられるイチゴを植えて
皆で 楽しみましょう・・・
と植えていたのを思い出す
その上 母は その当時 離婚した女性を
(小さい子供がいて 離婚したりすると
仕事がその当時は無かった)
自立出来るまで 我が家に住まわせて
色々 面倒をみたりしていた
母に救われた 親子が何人もいます
(弟は そんな所が母に似ています)
家の近くに 茶道 と華道の家元の家があって
十代の頃 私は そこに通って花を活ける事を習った
ず~と 通い続けていたので
家元師範の免許もとって教授にも なれた
あるとき ヨーロッパに出かけて行くことになって
暫く お休みする旨を家元に説明しました
すると・・・私を 特別に 呼び止めて
『私たちの仕事は
貴女の授業料から成り立っています
そして それを キチンと申告もしています・・
だから月謝は 参加してもしなくても
頂きますから・・・』
その言い方が 今までの家元の人柄を
疑わせる位の嫌な感じで
私は その時 この趣味を 仕事にするのは
絶対辞めようと思った
若かったから 世間知らずだったし
この業界の裏の性格を見たような気がしたんです