先日、お昼ご飯を食べて、ふとテレビをつけたらEテレで「ハートネットTV」という番組をやっていました。

自閉症の芸術家、石村嘉成さんの特集。

初めは長男と何気なく見てたんだけど、2歳で自閉症と診断され、両親が一生懸命療育をうけさせるあたりから私一人釘付けに。

我が家には3歳の自閉症疑いの次男がいるので、どんな風に育っていかれたのかとても興味がありました。

やっぱり早期療育は大切なんだなぁと思ったり、小学校は普通学級だったんだー、みんなと一緒に前で発表したり、うちの子にできるようになるかなぁと思ったりしながら見ていました。

そしたら、画面に出てきたお母さんの遺影。
「えー。」って思わず声に出してしまいました。
(このときすでに長男はテレビを見ておらず、次男も遊んでいて私一人で見ていました。)

私の思わず出た声が聞こえたかのようにナレーションが流れ、お母さんは嘉成さんが5年生のときに癌で亡くなったと。

もう、ガーンですよね。

いやいや、そのときは笑いではなく、ずしんときました。

嘉成さんが自立するために一生懸命に子育てされる様子があったので、そのお母さんが亡くなられた、しかも癌でと聞いてとてもショックでした。

自閉症と癌と。

私も手術と1回目の抗がん剤治療のための入院、計32日間、次男のことと支える夫や母たちのことが心配でなりませんでした。

今は細かい副作用以外は元気で仕事にも復帰できて、もうすっかり治ってるかのような気になることもあるけど、そうか私は癌になったんだったとふと思い出します。

再発が怖いという思いもまた出てきました。
ステージ1aだけど、抗がん剤の効きにくい厄介な明細胞癌。

私もあのお母さんのように次男が自立できるよう、支えていかないといけない。
最近、リンパ嚢胞に圧迫された痛みからすっかり解放され、食に関してルーズになっていました。
何が原因で癌になったかはわからないけど、食べるもので体はできているからやっぱり気をつけないとと思いなおしました。