立石寺入り口付近にやってきました

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思ったより急な階段を上っていくと

お寺が見えてきました

周囲をゆっくりと見渡して、しばしここの空気を堪能

ふと目をやると、建物間1メートルくらいの隙間に動めくものが!!

シカです

シカは視力が弱いそうで、こちらを見ても動く気配はなく

今なら写せる!

そう思いデジカメを構えた瞬間、通りかかる人の大きめな声にビックリして逃げてしまいました

音には敏感ですからね

少々残念でしたが、その時は出会えただけよかったと思う事にしました

気を取り直して道を進みます

本格的に登り始める前、通りかかった玉こんにゃく売りの年配女性に会いました

「どこから来たの」

「〇市です」

「登る前に食べていきなさい。活力つくよ」

そう言われ、出会ったのもご縁だと1本購入

食べている際、こう言われました

「頂上まで行くのが一番いいけど、無理だったら途中に見晴台があるからせめてそこまで頑張ってね」

その言葉の意味を後から知ることなど、この時は気づきもせず。。。

その方の言葉と玉こんにゃくに活力をもらい、行ってきますと声を掛けました

実はその日の私は、関節リウマチの症状が強く出ていて

体調がイマイチでも頑張って登ってみせる!

そう意気込んでいたのです

本格的に登る前に、無事に往復できるようにと願いを込め、束になったお線香も立てて

いざ登り始めます

自然が織りなす景色

土や葉の匂い

苔生した空気

凸凹に並んだ石畳

自分の足を信じて1段ずつ踏みしめながら進みます

途中めまいを起こしかけて

そんな時は、ゆっくりしゃがんで

自分のペースで進んでいきます

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大丈夫だよ

そう言われているような感覚になりました

見晴台まではもう少し

ただただ自分と向き合う時間が流れていきます

十分に休んだら、また出発です



ついに見晴台に到着しました

一面を覆う神秘的な景色

天気が良かったはずなのですが、この場所で写した景色は不思議な雰囲気に包まれていました

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少しずつ立ち位置を変えて写しています

広大な景色からエネルギーを感じて、気づくとここに20分はいました

ここからまた頂上に向けて歩き始めます