居酒屋でアルバイトしていた時の話です。
そのお店は1階が入り口と客席、2階、3階にも客席がありました。

その日のランチ営業で私は3階を担当していました。
3階には3人組のおばさましか残っていませんでしたので、
他のスタッフは休憩や他の階へまわり、
3階のスタッフは私だけ。

ディナーのオープン直前に
先程のおばさまの1人がお店に入ってきました。

おばさま
「お昼をここの3階で食べたんだけど、
お財布が見当たらなくて・・・
落ちてなかったかしら?」

わたし
「いえ特にお忘れ物はございませんでしたが・・・
3階でお食事された方ですよね?
席を見て参りますので少々お待ちくださいませ。」

私、ダッシュで3階へ。
テーブルを片付ける時に忘れ物は必ず確認するから、
落ちてるなんて考えにくいけど・・・・

やっぱり財布は落ちてない。

わたし
「申し訳ございません、お財布はございませんでした。」

おばさま
「え?!でも今日財布を出したのはここのお店だけなのよ。
どうしてないのかしら?」

どうして?って言われてもないものはない。。。
仕方がないので、とりあえずおばさまと一緒に席を確認しに行く。

やはりない。
おばさまはその場を離れようとしないので、

・他の場所で落とした可能性はないか?
・今日立ち寄った他の場所に確認したのか?
・クレジットカード等は停止の手続きをしたのか?

等、心配して色々聞いたけれど、
「私はここでなくしたのよ!」
の一点張り。
ここで落としたと信じきっているので、
他に立ち寄った店などには確認していない様子。
ついには、
「あの時この階にはあなたしかいなかったじゃない!
 あなたが盗ったんじゃないの?!」
と詰め寄られる。

いやいや、私を疑う前に他の店に確認してみてくれよー・・・

こちらは何度も否定するが、
おばさまは全く信じてくれない。
店長も出てきて、
「ここにあるはず!」「ありません」の水掛け論。
おばさまは何度も「納得いかないわ!あの子(私のこと)が・・あの子が・・」と言う。
もう私が盗ったと信じて疑わないおばさま。

てゆーか、おばさまの財布があの席に落ちてたとして、
もし私が盗ったら私が犯人ってバレバレじゃん。
お店の信用もあるのに、盗むわけないし。
私を疑う前に
警察届けるなり、
カード止めるなり、
他に立ち寄った場所確認しろよー!!
基本だろ?!
と心の中で思ふ。

でもおばさまは私が犯人と信じきってるので、
そんな基本的なことは眼中に様子。

どのくらい話し合ってだだろうか。
全くらちがあかないので、その日はもう帰ってもらうことに。
帰り際、おばさまに
「納得いかないわっ!泥棒!」
と大声で罵られる私。
結構傷つくよ~(笑)

数時間後、おばさまから電話が。
「お財布みつかったのよー
とウキウキで
次に行った喫茶店で落としていた模様。

だからさー、
先に他寄ったとこ確認してみてって言ったじゃん
そして私への罵声に対して謝罪はないわけ??!
見つかってウキウキする前に申し訳ないと思えよ

色々な職場で「お客様」と接してきたとびっこです。

今まで多種多様なお客様と出会ってきました。
笑ってしまうようなこと、
悲しくなること、カチンとくること、
たくさんありました。
どれも全て私を成長させてくれた出来事です。

よろしければどうぞお付き合いください。


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「お客様は神様」という言葉はとても有名ですが、
お客様自身がご自分を「神様」と思っている方も多いです。

お金を払っていれば何をしてもいいのでしょうか?

日本はお客様の立場がものすごく強いと思います。
お客様に尽くさなければサービスではない!
そんな雰囲気さえあります。

日本の気遣い心遣いはとても素晴らしいものですが、
お客様がそれを求めすぎて過剰になってしまっていませんか??