なんかやり切れない感が。 救いがないというか。。。


逃げ続けるしかないなんて。


藩主の愛馬一白が足を切られるところが可哀想だった。


でも1日経つとなんかいい映画な気がしてきました。


なんか見た日はんーアクション映画として見ればいいかぁ、意味なくても。


とか思ったけど、色々考えると意味あるわけで。 


どちらの側から見るかで善悪は変わってくるし、


漁師の側からすると、生きる為に漁の道具を作るのは大切なことで。
(だからってむごいなとは思うけど。自然死した後に爪譲ってもらうとかねぇ・・・・
って頼んでも譲らないと思うけど)

生きる為には手段を選ばずか。。。。     


私たちも色んな命を頂いて生きてるので半兵衛のこと責められはしない。


善悪の混沌の中に生きてるんだな。なにが善で悪でなど決めることなどできない。


昨日の敵が今日の味方だったり。 船から突き落とされた男に又再会し、今度は助けられたり。


カムイはいい子に見えるけど生きる為とはいえ、何百人かの恨みもない人を忍として殺めてきたわけだし


忍を抜けるということは、秘密漏洩防止としてもどこまでも追われるわけで。


半兵衛を売ったと仲間から袋叩きにされる青年も、動機はどうあれ


藩主の馬を殺した者を知らせるのは当然のことでもあるわけで。
(現代でいう内部告発とかぶります。)


みんなそれぞれに精一杯生きてるってかんじ。


ワイアーアクションも海や空の鮮やかな映像もよかったと思います。



それから藩主の軍兵衛のキャラいいですねー。


ああいう狂気の人物役ってかっこいいですね。 衣装がまた素晴らしくて。

火天の城の椎名桔平さんも良かったし。


そしてあの屏風絵素晴らしい。 一白にまたがる軍兵衛、ナポレオンみたいだ。


そして鬼とかヒエロムスボスっぽいし。 実物見たいなあの屏風。




であの物語は最後は漫画の方ではどうなるのやろうか?


ずっと逃げて生きてゆくのかな。  


カムイも落ち着ける地が見つかるといいな。 


普通の生活ができる日がくるといいのにね。



あ、それからほとんど予備知識なく行ったから、土屋アンナさんが出てたのもよかった。

魅力的な存在感ですね。 


松山ケンイチさんもよかったです。