コペンハーゲンのブログ

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1週間、ヨルダンの紅海に面した街アカバにいました。
この地方は、以前隣の国の隣の町イスラエルのエイラットに行ったことがあります。

クリスマス前の観光客の少ない時期で観光には良かったです。 暑すぎず寒すぎず。

付いた翌々日の朝、約束した時間の10分前にタクシーのお迎えが来てぺトラに向かいました。 幸先良し。やっぱり運転手の選択は正しいかった!と、嬉しかったです。

遺跡群の入り口に着くとロバを探しました。最近私は片足が痛んで長く歩けないのでロバに乗るつもりでしたが、ラクダや馬はいてもロバがいない。 

なぜロバかというと900段の狭い石段登れるのは小さなロバだけだからです。
ネットで旅行記を読むと、この石段は恐ろしい崖にあり、皆さん生きた心地も無くロバにしがみついていて景色をほとんど見ていない。 途中の景色を写真を撮る何なんとんでもない。
「アホなロバが人や崖にぶつかって行って足がすり傷だらけになった」と、書いている人もいる。 それで崖登りの本番前に練習してみたかったのでしたが、入り口のあたりにはいないのでした。


ロバがいないので歩いてくと、程よい間隔にベンチが用意してあって、休み休み行くことができました。
道は断崖の裂け目をクネクネと曲がって続いている。 がけの岩にはレリーフや建物や階段の彫られた跡が残っている。 
・・・30分近く歩いた頃、突然、道の向こうが縦に一直線明るくなり、岩に穿った大きな建物が現れてきました。 通れるかどうか分らないような狭い谷間の暗がりから陽の眩しい広場に出るのは劇的な効果です。です。 シルクロードの最終点を飾るのにふさわしいたくまざる演出になっています。 
谷間の向こうから最初に目に入る大きな建物が
宝物殿と呼ばれる建物で、インディア・ジョーンズの映画で使われたのはここらしい。そこがエド・ディル。
ここに至るまでが劇的なのですが、宝物殿自体はエジプトや中国にある岩を彫ってつくったものとほとんど変わらない。ちょっと見た目は荘厳だが実は”上げ底”、というやつなんです。

映画の洞窟の奥深くに入って行く場面を期待するとがっかりするでしょう。奥ゆきというものが全く無いのです。
でも、その他様々な遺跡群は圧倒的です。ここに至る道も凄い。
 
さて、宝物殿に着いてもロバはいないのでしかたなくまたしばらく歩いて、石段の所まで行くとロバがパラパラと立ち尽くしています。

でも「係の者」がいない!ロバ使いのベドウィンの姿が見当たらないのです。ペトラはベドウィンが仕切っているのですがシーズオフのせいかやる気が無い。 
そこで、試しの少し自力で登ってみたら足は全く痛まない。 
平地を歩くのは痛いのですが登りは少しも痛くない。

ブログで読むともの「すごく大変」と書いてある石段を途中で数回休んだんだだけで案外簡単に登れてしまいました。
思うに、通常は暑くてかなわん、と、い
う事なのでしょう。 私たちが登った時の気温は15-18℃くらいでしたが、35℃を超えていく夏は大変でしょう。

さて、であります。 
900段以上ある厳しい石の道を登り詰めたのですが、肝心の神殿が無い! ・・・どこにも見えない!
またやってしまった” ・・・・要するに、上まで登ってみて別の丘に登ってしまったのにやっと気がついたのでありました。

あとで分かったけれど誤って登ったこの坂は本命よりかなり登るのがきつい石段だったらしいです。
どうりで歩くのさえも怖い場所が何カ所もあった。人がすれ違う事の出来ない箇所もあったし、ここを人を乗せたロバが登ることが出来るように見えなかった。 
二人共度の入っていないサングラスで看板の字がろくに読めないのです。 また目に入っても似た様な名前でどれだったか覚えていないのです。 

もう一度登るには二人共足に故障がある我々には無理。ドライバーと約束した時間にも帰れない。
それで失敗した事に気落ちして、ぶつくさ言い合っているうちに下界に戻りました。