昨年の5/8に2回目の流産の手術をしました。
1回目の流産手術は、
当時住んでいた盛岡の古くて小さな産婦人科で実施しまして、
手術の前処理がすごーく痛くて、
精神状態と相まって涙が出そうだった記憶があります。
実際の手術は眠っている間に終わったのですが、
その時に見た夢がすごく怖くて、
(万華鏡のような空間に放り出されて、
ずっと落ち続けるような感覚)
そのあとは徐々にカチカチと手術器具のぶつかるような金属音が聞こえてきて、
朦朧とした意識の中、お腹が生理痛のように痛いのと怖いので、
泣きながら主人を呼び、
だんだんと意識が戻っていった感じでした。
そこから約5年、
3度目の妊娠で2回目の流産。
SNSなどで出産や妊娠の報告がなされている中で、
自分はなんで2回もこんな目に遭わなくてはならないのか。
本当に理不尽だと思いました。
1度目の流産の後、友人の結婚式で流産の報告をしましたが、
『そんなこと私たちに報告して、何をして欲しいの?』と、
心無い言葉をかけられ、すごく傷つきました。
(おめでたい場でこんな報告をした私が悪いんだ)と言い聞かせましたが、
その子が昨年妊娠し、今年出産しました。
正直めちゃくちゃ悔しかったです。
きっと本人は私にかけた言葉なんて覚えてもいない。
私の心には5年経ってもずっと残っているのに。
友人の結婚式以来連絡も取っていませんが、
いまだにモヤモヤしてます。
忘れてしまえれば楽なんですけどね・・・
昨年の流産では、流産の診断後、
自然排出を待ちましょうという病院の判断で、
診断から2週間ほど待つことになりました。
自然排出されなかった場合の手術日は5/8。
流産の際に自然排出がいい方と、
手術がいい方、2通りの考え方がありますが、
私は手術したい派です。
理由は2つ、胎嚢が出てくる痛みや、
胎嚢が来たときの処理が嫌だからです。
うまく成長していれば赤ちゃんとして生まれてくるはずだった
胎嚢を自分で受け止めて病院に持って行くことに恐怖感を覚えますし、
娘と過ごしている時に大量出血するのも怖い、
胎嚢が出てくる痛みもどれくらい続くか、
どれくらい痛いのかわからない。
それに耐えられないと思ったからです。
そんな私にとって、
自然排出を待っている2週間は本当に長い日々でした。
楽しみにしていたキャンプはキャンセルし、
GWは安静にして過ごしました。
GW中に迎えた誕生日の5/6、
生理4日目くらいの出血が始まりそわそわして過ごし、
家族でいった回転寿司も喉を通らず。
そのまま出血量は増えず、
手術当日を迎えました。
本当に不安でたまりませんでした。
手術当日は、朝10時ごろに病院へ行き手術前の処置を受けました。
子宮口を広げるために、時間が経つと膨らむ棒状のものを何本も入れます。
最初の手術の時よりも痛みを感じなかったので、
行った処置の種類が違うのかもしれません。
その後4時間ほど時間をおいて手術します。
1回目の手術とは違い、
麻酔はしますが、起きたまま行うものでした。
子宮内を掻き出すような痛みが、痛いと声が出る程度に感じましたが、
ものの2分くらいで手術は終わったように思います。
手術後の出血は私はありませんでしたし、
1回目の手術の時のような生理痛のような痛みも感じませんでした。
術度比較的すぐに病院を出ることができ、
その後は通常の生活を送ることができました。
その後私は精神的に不安定な状態になり、
適応障害と診断され、休職することになるのですが、
1年経過してもこんなに鮮明に思い出せます。
思い出すどころか、適応障害が治った今でも、
トラウマのように忘れることができずにいます。
流産なんでもう味わいたくないです。
簡単に妊娠して堕胎している人のショート動画など見かけるたびに、
この辛い経験を思い出しますし、
おそらく来年以降もGWが来るたびにこの時のことを思い出すでしょう。