ね゜

 

 

​浅く広くがモットー

 

ボクは多趣味である。

 

絵を描いたり、動画を作ったり、漫画を描こうと思って投げ出したりと二次元の創作系は一通りやっている。

 

加えて、読書やアニメ、映画などの映像鑑賞。3DCGや3Dプリンターでの創作。思い立てば料理をし、ゲームをしていたと思えばゲームを作り始め、知識もないのにレストアしてバイクを直したりし始める。

 

金を使うのと体を動かす以外の趣味はたいてい始めてしまうのがボクだ。

 

そんなボクの趣味の中に”オカルト”がある。

 

心霊写真の霊がどうたらだとか、UMA・UFOがどうたらだとか、呪いや悪魔がどうたらだとかのあのオカルトだ。

 

心霊映像とかを見るのが好きだったので、その影響で心霊スポットや廃墟を巡ったりといろいろしていた。

 

しかし、年を経るごとにオカルト番組は消え失せ、ネット掲示板界隈のは盛り上がりが希薄になり、ニコニコ、Youtubeの映像系はヤラセ感が強いものが増えてきた。

 

それだけならばまだ良いが、陰謀論係のオカルトが台頭し始めたあたりでボクはその界隈から身を引いた。

 

違うんだ。

 

ボクが見たいのは幽霊なんだ……!!

 

脳科学的な錯覚によるものなのか。はたまた、次元を超越した多次元の物質なのか?

 

それを知りたいからこそ、そいつらに傾倒したのに……………。

 

 

 

 

―――――――――……………。

 

 

――――……………。

 

 

―――………。

 

 

 

 

 

よし見に行くぞ!!

 

 

 

犬鳴山

 心霊スポットだとかオカルトスポットと呼ばれるところは全国に多数存在する。

 

その中でも恐怖!だとか最凶!だとかでもてはやされる有名な場所もある。

それが九州の犬鳴トンネルシリーズだ!

 

なんか工事により事故死したお化けが出るとか、自殺者がどうとかでなんじゃかんじゃ有名なトンネルだ。しかもトンネルは旧犬鳴、旧旧犬鳴、と複数存在する(たしか

 

そんな最凶スポットと名高いトンネルと同じような名前の地名が大阪には存在する。

 

それが犬鳴山(いぬなきさん)だ。

 

犬鳴山は大阪の泉佐野市にあり、海へ迎えば関空、山を越えれば和歌山みたいなところにある。山中には神社や滝、温泉街があり、観光名所としてもそこそこ有名だ。

 

そんな犬鳴山だが、道中にトンネルがあり、そこがオカルトスポットとしてそこそこ有名だ。

 

トンネルで女の幽霊を見ただとか、取り憑かれて事故っただとかいろいろ噂がある。

 

てなわけで、散歩がてら向かおう。

 

 

 

 

 

さて出発だ!(23時

 

先も語ったが、泉佐野市は海へ迎えば関空、山を越えれば和歌山なところだ。

だもんで、関空からまっすぐ東へ、山の方を目指す。

 

 

ブーン

 

 

ブーン

 

ブーン

 

 

暗ッ!!

 

 

驚くほど道中がめちゃくちゃ暗い。街灯もまばらというか最低限しか設置されていない感じだ。田舎育ちのボクもこれにはおっかなびっくり。

 

 

 

ちなみに昼夜比較したので見てほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧の通り1寸先とは言わずとも、10m程度しか先が見えない。

こんな山の中をイニシャルDの走り屋たちは疾走していたのか……。

 

アタオカかよ。

 

命の危険を感じたボクは帰った。

 

恐怖しっぱなしだった。

 

これが心霊の力……!?

 

震えながら朝までぐっすり眠った。

 

 


小まとめ:夜のLEDヘッドライトは恐ろしく扱いづらい。

 

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