「ウェブで学ぶ - オープンエデュケーションと知の革命」を読んだ。
- ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)/梅田望夫
- ¥861
- Amazon.co.jp
梅田望夫さんの本は「ウェブ進化論」でハマり、全て読んでいる。
どの本もウェブがもたらす明るい未来に、ワクワクする内容。
梅田さんのブログ
ウェブ上に、素晴らしい教育のコンテンツが無料で公開されてきている。
つまり、世界中のどこでも、意欲があれば、誰でも、
その内容に触れることが出来るということで、大きな可能性を感じる。
アメリカの一流大学、マサチューセッツ工科大学(MIT) の
オープンコースウェアでは、2000近い科目の講義が公開されている。
特に、ウォルター・ルーウィン教授の授業は、
体を張った物理学で、迫力満点!!
「振り子の周期に関する公式の正しさを、自らが振り子となって実証」
「高いところから手を離して動いた振り子が、元の位置より
高いところまでは到達しないことを顔ギリギリの高さで実証」している映像
MITでは、初等・中等教育向けの「BROSSOMS」という講義も無料公開
フランスでは90以上の大学・高校等の1500以上の講義を無料公開
「UniversitySurf.net」
スペイン語圏でも12カ国から100近くの学校が講義を無料公開
「Universia」
アメリカのカンザス州立大学のマイケルウェッシュは、
「A Vision of Students Today 」 というビデオドキュメンタリーで、
大きな反響を呼んでいる
アメリカのカーネギーメロン大学の
「オープン・ラーニング・イシニアティブ」では、誰にでも使い易い教材を無料公開
ジョージ・ルーカス財団は教育ビデオドキュメンタリーを無料公開
「EDUTOPIA」
テキサス州の名門ライス大学では、教員達が無料で書いた教科書を、
章や節などのモジュール単位で無料共有
「Connexisons」
姪にyototubeで教えたことをきっかけにうまれた、
ウェブ上の無料塾「カーン・アカデミー」もすごい!
「Khan Academy」
ウェブにつながり、言語がわかれば、金銭的・物理的な障壁を乗り越えて、
こうした良質な教育を受けることが出来るというのは、すごいことだと思う。
Appleの iTunes U も充実してきている。
日本のオープンエデュケーションもこれから充実してほしい。
意欲次第で、可能性は大きく広がり、夢を実現できる。
そのために、教育がいまだかつてないほどに門戸を開き始めている。
教育機会の平等が進み、学ぶ意欲が大事になってくるからこそ、
「学びたいと感じる体験」がとても大事なのではないかと思う。