壁 中でもカルマ氏の犯罪


をテーマ読書会が開催された。

大学や高校の講師の方々やその生徒さんや、安部公房作品を読み込んでいる方々、総勢20名ほど集まっていた。

中学生の頃、壁の中にある「赤い繭」を読んであの頃、私自身に起きた足元の揺らぎを的確に表現してくれたと感じ以来安部公房は私の心境を代弁する作家、と認識していた。


テーマは壁

ならば赤い繭だろうと思いきや

カルマ氏の犯罪

カルマ、アルマ、アクマなど遊んでいるかの様な作品に最初はあまり興味が湧かなかった。

読書会に参加するのであれば、何かを自分の感想を伝えなければ、いろんな切り取りがされるのを聞くことは知的娯楽だと思う。


多分読書会に参加する方は、それぞれ色々な感想を抱えているはず。


広く気づきを問われた読書会、割と初期の頃に私は、社会からの壁が作られているのであるならば、自分から壁になる、思想の転換を作品にしたと思うと語った。


だって、いきなり名前取られ、父親を含む、社会象徴であるかのような、法学者、数学者、哲学者達から裁判と称される場所で「有罪で死刑」になりそうになるのであるから。


社会が拒むのであればこちらから拒むさ。


自らが成長する壁になる。なんて面白い作品なんだ。カルマという名前が付けられた段階で犯罪者なのである。人は生まれながら原罪を背負うものだ。そのよう社会にあっては、いかに優しく正直であってもダメなんだもの。続きは後日