猛暑のおかげで、暑いヴォーカルものの音楽はあまり聴いていない。
聴いているのは、映画音楽。所謂、サウンドトラック盤というヤツだ。
主に70年代、80年代モノだな。たまに90年代モノも2000年に入ってからのモノもあるが。
70年代はインスト、クラッシックなスコアで、
80年代はヴァリアス・アーティストによるヒット曲の集合体、と言ってよいだろう。
どちらも映画共々に、印象深いし、
今の映画のような、マンネリ化されたものではなく、
音楽家の挑戦的な意欲を感じさせてくれるものが多い。
僕の映画鑑賞は、何といっても『STAR WARS』に始まった、と言っても過言ではない。
それまでにも、『東映マンガ祭り』や『ゴジラ』なんてのは、観に行っていたけれど、
それらはテレビの延長線上のモノといった感覚であった。
やっぱり、『STAR WARS』のイントロ部分なんて最高だろう。
映画史に残る映像と音楽の素晴らしさに、いつ観ても感動してしまう。
70年代中盤からは、単なるスコアに留まらず、
ポップ・ミュージックとのコラボによるタイトル曲のヒットを生む構図が形成される。
80年代は、それを加速させた、アーティストの新曲群をオムニバスさせて、
ミリオンセラーに結び付け、ブームを作っていた。
最近は、映画自体が、沸点に達していて、
どれも焼き直しな作品ばかりで、音楽も、それに伴って活気が無い。
そういうわけで、家にあるサウンドトラック盤を片っ端から聴いているところ。
本当に、昔は良かった、と思える程、充実した内容なのである。
最後の、マドンナの映画は殆どヒットはしませんでしたけど、
サウンドトラック盤は良かったですよ(笑)。